きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「愛するには短すぎる/ル・ポァゾン 愛の媚薬II」宝塚星組@中日劇場

2011年02月12日 | 宝塚(星組)


芝居は、わたる君のサヨナラ作品。
なぜまたこれを?と思ったけど、
どうやら公平氏追悼の意味もあるらしい。

わたとうのコンビも良かったけど
ちえテルも良かった。
身長、世代が同じに見え
「悪友」ってカンジが良く出ている。
アンソニーに振り回されるフレッドだけど、
お堅くて融通がきかなくて、
でも、それはそもそも養父に対する気兼ねなんかも混じっているので
アンソニーが掻き回してちょうどいい、
そんな関係。
このコンビが終了なのは寂しい。

レオン君は、堂々とした男役振り。
4日間の迷い、とまどい、そして訣別。
さわやかだった。

ねねちゃんも可愛い。
正塚芝居が合っている。
自分の道がわかっているんだよね。

テルは、私基準では、
ビジュアルに対して声が甘すぎる。
もっと濃くて凄みのある声を
ビジュアルから期待すると、
違っちゃって困っちゃう。
けど、アンソニーという役は
彼女の持ち味に合っていたので
声の甘さは気にならなかった。
むしろ世渡りの上手いお調子者なカンジが良く出ていた。

フレッドのパーティーの衣装。
マチネは白いアラビア服。
ソワレは青系の、帽子&マント付きの、十字軍っぽい服。
スープは、
マチネはキノコスープ、ソワレはつぶつぶコーン。

れなちゃんの船長がちょっと若いかな。
どいちゃんのオコーナーは、ほどよく女好き。
わかばちゃんは、演技も歌も、もうちょい、なんだけど
それゆえに、オコーナーさんを利用しないとダメ、ってのに
説得力があるかも。

ともみんは、とても骨太な男になっていた。
びっくり。

中日劇場は回り盆があるので
本公演と同じようなセットで満足。


ショーは「ル・ポァゾン」の再演。
友人にビデオを見せてもらったことがある。
とってもとっても好きな作品。
まさか再演してくれるとは!!
ビデオだと一人のアップでも
2階席からだと俯瞰図になる。
すごくステキ!
感動!!

IIで差し替えられたのは、
初演時のクイーンの曲を使ったトップガンの場面。
あそこはメチャクチャ好きだったんだけど
復刻DVD版でカットになったと聞いていたので
こっちにも入らないのは予想済み。寂しいけど。
替わりに、スパニッシュな場面が新たに作成。
一人の栄光有る闘牛士と、
彼の心の内の男。
光と影は、ついにひとつになる瞬間が来る。
って、カンジで、ちえテルコンビに
とっても合っていました。
カッコイイ!

場面転換の銀橋渡りの歌。
(「君もいいよ~」の歌)
初演では天海さんの馬鹿っぽさが
とっても可愛かったんだけど
今回も底抜けの馬鹿っぽさが良く出てて楽しかった。 ← 褒めてます

レオン君の体制になってからの星組作品は
苦手な作品ばかりだったんだけど、
今回は、芝居もショーも良かったので
落ち着いて真ん中3人を見ることができました。
レオン君のトップオーラも、すごいことになっていたんだね。
涙が出そうだった。
「憎い人」の前のスーツの踊りも、
振付自体は「太麺堂々」みたいなところがあるんだけど
それが、レオン君の気合いで、
オラオラ系の野郎ダンスになっちゃってた。
すごいわん。

ねねちゃんも可愛かったわ。
ダンサーじゃないんだけど、
ダンサーとは違う肉付きの足は色っぽくて好きー。
コメント
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