きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「最後の一枚の絵」

2010年12月16日 | 紫吹淳(リカちゃん)
業務連絡。
エヴォの物販は
開演前だけです。
終演後はありません。

友人は「光セット」が買えませんでした。
もしかしたら、夜公演だけかもしれませんが
購入予定の方は開演前に押さえるのがベター。

さて。
作品の方は・・・。

緩和医療の現場で。
二組の医師と患者。
一組は、重症の患者の死を見送ることしかできなかった自分に疑問を持ち、
緩和医療の方へ進んだ男性医師と、ダンサーの女性。
一組は、新米女性医師と、ヤクザの男。
医師達は、自分の行いに自信が持てず、
患者達は「最後」の時を、あがき、死ぬ。

自分の命があと半年だったら、
なにをしますか?

その問いかけが胸に迫る。
最後にやりたいことがあれば、
落ち着いて自分の死を受け止められるのだろうか。

それぞれの人生は重く、
でも逃げることはできない。


まあ、とにかく、泣きましたわ。

朗読は市川右近さんとリカちゃん。
それぞれ二役。
どちらとも二役を見事に演じ分けていました。
舞台に立っているのは同じ人なのに、
別な人がいるみたい。

右近さんは、さすがに声が良い。
そして背筋も美しい。

リカちゃんは、スカート部分がふんわり広がった、
ベージュっぽいワンピース。
えーと、「螺旋のオルフェ」でミエちゃんが着ていた衣装の色違いを
思い浮かべていただければ。
髪は茶色でふくらみの無いストレート。

リカちゃんは、私の心のツボを
激しく刺激する演技をする人だなあ。
改めて思う。
男役とか、そんなことは全然関係なく。
女医も良かったけど、やっぱりダンサーがね。
その最後に滂沱。

合間合間に歌が入る。
この「歌い人」の役は日替わりみたいで、
今日は三浦大樹さん。
素敵な歌声でした。

ヤクザの男が描く「絵」の作者は片岡鶴太郎。
舞台中央のスクリーンに何枚か投影されます。
(プロフィールは、役者の経歴から。
 ひょうきん族は忘れたい過去なのか!)

概ね良かったんだけど、
選曲があんまり好みじゃないし、
そもそも必要なのかなあ、とも
思った部分もあったな。
朗読だけでもいいような気がするんだけど。


今年のリカちゃんは今日で見納め。
また来年!
コメント
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