きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Circle Game:Stage41 feat. Aloma Black’s+SMILEY」

2010年12月11日 | 小山卓治


久々のバンドライブです。
小山さんの衣装は、ゴワゴワした質感のカーキ色っぽいシャツ。黒の花模様。
インナーは白。黒ジーンズかな。
マーシーは白い帽子で眼鏡無し。柏で着ていた朱色っぽいパーカーに黒いマフラー。
ヤマトは白いTシャツに(フロントに模様)、赤シャツ、その上に灰色ジャケット。
ジャックは黒Tシャツ(しか見えなかった)。
スマイリーは赤シャツに黒ベスト。

以前は板付きで、幕がスルリと上がる(正確には引く)演出だったけど、
今回は幕無し。
バンドメンバーが出てきて、
小山さんは目を閉じ上を向き、息を吸う。
気合いが入った第一曲目は

01.路傍のロック
バンドは良いなあ。
柏と比べると、やっぱり全体的に音が若い。

02.DOWN
お客さん、スタンディング。
「I'm so down down ~」、後半のフレーズは楽器なし。
小山さんの歌声と、会場の歌声が混ざる。
なんの合図が無くてもみんな歌うんだけど、
ツー・カー、というよりも、小山さんに引き摺られるかんじ。
一瞬にして、持ってかれた。

「今夜もたくさん集まってくれてありがとう」
軽い挨拶から・・・

03.Natural Woman
ほぼ1年振りの演奏。
けっこう、こういう女性って、女の敵でもあるけど
憧れでもあったりするんだな。

04.PARADISE ALLEY
客のコーラスは無し。
舞台側で完成しているから。

05.夢の島  [w/ Aloma Black's + SMILEY]
アロブラと言えばコレ。
上達振りの指標でもある。
成長したなあ。。。
若い音ではあるんだけど、
曲ができたばっかりの時に聞いたときのギラギラした気持ちも甦る。
いいなあ。

MC。
バンドライブは半年ぶり。
今年53歳になるので年の数だけライブをやる。
計画では4月1日~3月31日の「年度」で53本だったけど
偶然にも今年1月~12月でも53本になった。
最高最多。
53本目がスマイリーのアレで、若干後ろめたさがある。

*ここで、ギターのチューニングに時間がかかったんだけど・・・
「スマイリー、繋いで!」
客席からリクエスト。
「いや、そんなことのために呼んだんじゃない」

気を取り直し。
06.夕陽に泣きたい
「あきらめちゃいけない ため息じゃいけない」
歌詞が素直に身体に入ってくる。

07.いつか河を越えて 
アレンジが良かった。
間奏のスマイリーのサックスに痺れる。

スマイリー、捌ける。
MC。
今年はいろんなところに行った。
初めまして、のところもたくさんあった。
桑名とか。金沢は22年振りなので、「はじめまして」に近い。
福井の武生とか。
入間は近いようで遠い。
平塚。
北海道は、ほとんど「はじめまして」。
そして、韓国。
次に繋がる「はじめまして」にしたい。
「久しぶり」と言いに行きたい。
皆さん
どう?
地方の旅は

・・・行ってるもん!

08.天国のドアノブ
これを中盤に持ってくるとは!
アロブラの、集大成のひとつ。
どんどん深みが出てきてる。

ヤマト、ジャックが捌け、マーシーが残る。
マーシーの準備中の繋ぎで。
「Bootleg!」の宣伝や、youtubeへの動画アップの話(今年は26本アップ)。
先週の柏のライブからも3曲アップ済み。
みんな見てくれた?と聞くも、反応が薄い会場。
「俺たちだけ、見たの?」

09.Show Time
しっとりと聴かせてくれる。
ミラーボールは回らなかった。

小山さん、ブルースハープ装着。
10.今夜のアリバイ 
「最後のチャンスを与えるわ」。
男は当然のように逃げたんだろうなあ・・・
辛いけど、
逃げたがっている男と一緒にいるのも辛いしなあ・・・

マーシー退場。
「じゃ、呼びますか、彼を」
スマイリー登場。
会場からは「エルビス!」の呼び声。
「今日は違います」
12/30の話。
小山さん「バッキングを勤めさせていただきます」
53本ライブの最後で「晩節を汚すのは・・・」と躊躇するスマイリーに対し
小山さんには明確な未来予想図はあるみたい。
 ・衣装の袖にヒラヒラが垂れてる
    こんなの?
 ・スマイリーが「Love Me Tender」を歌う。
 ・前列の(女性の)お客さんにキスしまくる
 ・汗を拭いたハンカチを投げる
 ・赤いパンツが飛んでくる ← 巣鴨で売っているようなパンツのイメージ
ス「巣鴨って・・・
  巣鴨で遊んでるの?」
小「そんなことはござんせんよ」
ス「ござんせんよって・・・」 
スマイリー曰く。
今日が今年最後のライブ。
26日はアンコール。
30日は打ち上げ。
「今年1年のイヤなことをぶつけてください」 

11.Lucky Guy 
スマイリーのサックスは冴え、
小山さんのギターは鋭い。

12.プロポーズ
聞き始めたときは問いかけだったけど
今はもう、確かな返事を感じるな。

バンドのメンバーが戻ってくる。
マーシーは灰色のパーカーにお着替え。
インナーも変わったかな。
黒マフラーも、黒白の模様のスカーフにチェンジ。
ヤマトは灰色ジャケットを脱いできた。
ジャックは変わらずだけど、そのあとどこかでTシャツを脱いだ。

「若い人と一緒に演奏してきて
 いろいろ刺激を受けた」
彼らとだからこそ、の音もあった。
腰履きも。
チャレンジしようかと思ったけど、止めた。
彼らとは3月で終了。
「出会いもあれば、別れもある」
唾で涙を点々・・・(泣くふり)
「涙は春まで取っておこう!」

13.負けないで
しっとりした前奏から。
この曲って、なんでしょうか、
言い方悪いんですけど、
あまり(いろんなことの)状態が良くない人に
「負けないで」って言われて、
あちらがあんなギリギリのところで踏ん張っているんだから
私ごときが弱音を吐いちゃいけないよなー、
みたいなかんじで聴くことの方が多いんだけど
今日は、向こうに余裕があって、気負いが無く、
こちらの辛さを肯定して、受け止めて、
その上で「負けないで」と優しく肩を押すというか
背中を暖かく支えてくれるというか。
そんなかんじだった。
泣けた。
今日いちばん感動した曲。
ありがとう。

これからのライブの宣伝などを少々。
高田馬場はバイオリンの磯部さんがゲスト。
3月の東京は河口さんがゲストとか。

ここからは怒濤の盛り上がり。
14.カーニバル
最後はスピーカーに乗る小山さん。

15.Escape
難しい手拍子あり。
素人にはできないんだよなー。

16.HEAT OF THE NIGHT
大迫力。

17.最終電車 
今日はフレーズ紹介無し。
ネタのところで。
スマイリーはつり革(オレンジ←JRの優先席)。
マーシーがなにか懐から(?)を取り出し広げる。
それは「上野駅」の駅名タオル!
   
  ( → もうちょい大きい画像
やるなあ!
そして「彼女」役は、津田塾の学生さん。
ドキュメンタリーを撮るため、本日のライブをビデオ撮り。
若い彼女の目には、今日のライブはどう映っているんだろう。
この年代の人が集まって熱狂しているなんて
あんまり見ないだろうしなあ。
「青春の残骸に未練たらしく しがみついている大人」
ではなく、
「目の前の新しいことにウッカリ飛びついちゃった大人げない大人」
って見えてるといいなあ。
ビデオを持ちながら座った彼女へは、
「なんてカメラマンな横顔 なんだかたまらない」
だったかな。

なんだかアゲアゲな空気に笑いも混じって、本編終了。


アンコール。
スタンディングしている時間が長かったので
本編終了後に、さっさと座ってしまったお客さん達。
出てきた小山さんの第一声「なんで座ってるんだ」。
だってーーと、心の中で呟く前に
「おじさんだから許して」と、反論(言い訳)の声が会場から。
「しょーがねえなあ」
「30日に体力を取っておかないと」
「どういう言い訳だ」

アロブラ+スマイリーも出てくる。
マーシーは灰色パーカーからヒョウ柄シャツにお着替え。オシャレさん。
E1.Bad Dream
そうだよ、まだ間に合うんだ。

曲が終わったところで。
小山さん、マーシー、ヤマトがサンタ帽をかぶる。
ジャックはトナカイの角をつける。
E2.赤鼻のトナカイ
メンバー紹介が入る。
 ジャック・・・来年早々パパになる
 ヤマト・・・フォトジェニック。相変わらず荒んだ破壊的な青春を送っている
 マーシー・・・マダムキラー。俺の女性ファンにモテモテ。ちょっとジェラシー。 
 (私ら、マーシーより、マーシーのお母さんに年齢が近いだろうからなあ・・・)
そしてスマイリーは!!
モミアゲ付きのヅラ。
  *あくまでもイメージです
気分はすっかりプレスリー。
プレスリーの曲もちょびっと歌った。

妙な盛り上がりのまま
E3.下から2番目の男
「おっさんをぶん殴った」は平手打ち数回ではなく
グーで顔を一発!
(そのあと、みぞおちにも入れた???)

なんだか笑いに包まれアンコール終了。


モアアンコール。
小山さん「今日は面白かったね」。
そうそう、楽しいより、面白い。
「最後は皆さんの鳴り物で」
E4.君が本当に欲しいもの
小山さんとマーシーはギター。
スマイリー、ヤマト、ジャックは
金銀赤緑などのキラキラモールをつけたタンバリン等。
マーシーのリズムがやや不安定だったかなあ。
最後は客席共々大合唱。

「次のライブで待ってるよ。
 26日。そして30日」

笑いが多かったけど、
主導権は客席じゃなく、演奏者側。
これでもか!というぐらい
強気に盛り上げてきました。
楽しかったわ~。
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市川段治郎 名作語り その二 太宰 治 お伽草紙

2010年12月11日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


セルリアンタワーの能楽堂での朗読会。
昨年はリカちゃんでしたが、
今年は市川段治郎さんのようです。
会場の雰囲気が好きだったので、
某所からのお誘いを受け、行ってきました。

共演は三木眞一郎さん。
演奏は新内剛士さん。

演目は2つ。
太宰治のお伽草紙から
「瘤取り」と「浦島さん」。

日本昔話ではありますが、そこは太宰。
あるときはシニカル、
あるときはうんちく、
あるときは、、、なんでしょう、絶望的?
そんな雰囲気まぜまぜ。
「めでたし、めでたし」では終わりきらない
なんだかモヤモヤが楽しいような。

お二人とも、ほんとうに美声で。
聞き惚れました。

私は真横席だったのですが、
段治郎さんの横顔は、ちょっとケロに似ていて、
激しくときめきました。
本を持つ手も美しく、
手の甲の筋張り方とか
長い指とか、もう溜息。
もちろん所作も美しいです。
立つ、座る、歩く、
なんでもない動作のひとつひとつが素晴らしすぎ。
耳でも目でも楽しめる朗読会でした。

段治郎さんは朗読調で、
三木さんは芝居調。
上手く説明ができないんだけど、
それぞれの個性が良く出ていました。

三木さんが1ページ飛ばしたり
段治郎さんが椅子上部を倒したり
ハプニングもありましたが
お二人ともそれには動じず、
最後まで落ち着いた声でした。


リカちゃんもまたやってくれないかなー。
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共通した(BlogPet)

2010年12月11日 | にこらすの投稿
きょうきんちゃんと、昇華するつもりだった。でも、きのうにこらすが、共通した。*このエントリは、ブログペットの「にこらす」が書きました。
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