きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「オマージュ・ア・ベジャール」(2日目)

2009年08月17日 | バレエ・ダンス
昨日の感想に書き忘れたんだけど
開幕の時、シャンソン?が流れます。
フランス語の歌詞が聞こえるまで
「携帯切れよ!」と思ってました。


第一部
「ルーミー」 音楽:クドシ・エルグネル
高橋竜太、平野玲、松下裕次、氷室友、長瀬直義、横内国弘、
小笠原亮、宮本祐宜、梅澤紘貴、中谷広貴、安田峻介、
柄本弾、佐々木源蔵、杉山優一、岡崎隼也、八木進

感想は昨日とほぼ同じ。
若い男の子達が、なにかの武道の演舞を舞っているみたい。
これはこれでいいと思うんだな。
私は好きだな。
昨日は1階席、今日は3階席だったんだけど
フォーメーションを見るのなら
だんぜん3階席です。
円の描き方が綺麗だった。


「ザ・カブキ」より由良之助のソロ 音楽:黛 敏郎
後藤晴雄

昨日の高岸さんを見ていなければ
かなり感動したんだろうけど・・・
後藤君の由良之助は、全幕で見ると
「悩みつつ」の部分が強い現代の青年で
こういう表現も「あり」だな、と思うんだけど
一部だけを切り取って見せるには
ちょいと弱いかも。
高岸さんがすごすぎるんだろうなあ。


「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」 音楽:クイーン
エリザベット・ロス

今日も彼女はカッコイイ。
脚ちゅうか、ふくらはぎというか、太股というか。
素敵すぎ。


「鳥」 音楽:マノス・ハジダキス
高岸直樹
高村順子、西村真由美、乾友子、佐伯知香、高木綾、奈良春夏、田中結子、
村上美香、岸本夏未、阪井麻美、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子

上から見ると、「鳥」は
女性陣の中を舞っているわけではなかったのね。
昨日はもっと入り乱れている印象だったんだけど
そうでもなかった。
高岸さんは、「鳥」というより
「自由人」みたいなかんじ。


「アダージェット」 音楽:グスタフ・マーラー
ジル・ロマン

過剰になりすぎることなく。
むしろ静謐。


<休憩20分>


第二部
「バクチIII」 音楽:インドの伝統音楽
シャクティ:吉岡美佳
シヴァ:木村和夫

シャクティのソロの時
後ろの方で立っている木村さんが
神将のようだった。
髪はちょっとボリュームがあるぐらい。
吉岡さんの曲線の出し方も美しく
今日のペアは生々しく、ちょいエロ。
神懸かり度は昨日の方が高いかな。


「さすらう若者の歌」 音楽:グスタフ・マーラー
ローラン・イレール、マニュエル・ルグリ

あるときは共にあり
あるときは反発しあい。
「若者」というよりは、「一生」だよね。
2人とも、かつてのギラギラ感はない。
味わいが深まりつつも、
ちょっと寂しい。


「ボレロ」 音楽:モーリス・ラヴェル
上野水香
平野玲、松下裕次、長瀬直義、横内国弘

水香ちゃんは、出だしは良かった。
挑戦的で、ちょっとS?
それもいーじゃん!
と思っていたら、どんどんパワーダウン。
いちおう振付通りに動いているけど
求心力がなかったなあ。
だいたいリズムは、最初の4人(だけ)を
意識することが多いんだけど
(あとは群舞として全体を認識)
今日はそのあとの4人も充分追えたわ。
リズムを堪能できるのは、いいことなのかどうなのか。
「ルーミー」もだったけど、
松下さんがパワフルだ。
青年館が決まった3番手のような勢いがある。
長瀬くんと横内さんはバウW主演、
柄本(弟)くんは新公3回目、みたいなかんじかしら。
平野さんが、別格か路線か、の
しいちゃんみたいなポジションかね。
などと思いながら見てました。
そんなことは思わせないリズムが見たかった。


あらためて思う。
ベジャールは偉大だ。


振付:モーリスベジャール
構成:ジル・ロマン
振付指導:小林十市、那須野圭右


本日をもって、第12回世界バレエフェティバルは閉幕。
長かった。疲れた。でも楽しかった。
コメント
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