きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「くるみ割り人形(モーリス・ベジャール振付)」東京バレエ団

2008年11月07日 | バレエ・ダンス
ビデオのベジャールさんに涙だよーん。

これを見る前は、ベジャールの「母性への思慕」とか
「胎内回帰」とかが苦手だったのですが、
前回これを見た後は、考えが変わりました。
「7歳のとき、母は旅立った」。
残された幼い少年は、そりゃ、母への気持ちが募るよね。


首藤くんの存在感は圧巻だったな。
時にバレエの鬼教師、時に悪魔、時に・・・
いろいろ変わる。
真ん中にどしんといることもあれば
秘かに忍び寄ることもある。
舞台での存在の仕方がさすがだった。
まだ若い彼にこういう言い方は不適切かもしれないけれど
いい具合に年を取ったな。
ひとつのカンパニーにずっといて、極めるのも一つの道だけど、
ずっといて摩耗するより、一度リセットをするのもいいことなんだな、
と思いました。
身体はよく動いていたと思います。

竜太くんは、リアルホビット。
少年にしか見えないなあ。
彼の演技は3階席からでもわかりやすい。
可愛くて繊細な少年だった。

フェリックスは、ネコだけど、ときどき犬っぽかった。
犬っていうか、
獣というか、
ケダモノというか、、、
POPEE the ぱ フォーマー Vol.2  ← コレね
のびのびとした踊りは見ていて気持ちがいい。

松下さんがケダモノってーことは、
光りの天使の高岸さんはパピィか!
POPEE the ぱ フォーマー Vol.3
いや、首藤くんがパピィでも、、、(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
(竜太くんがポピーね)
何度見ても光りの天使には度肝を抜かれる。
似合っちゃっているのが、すごいんだよなー。
野辺さんも似合っていた。

吉岡さんは1幕の母性もいいけれど
2幕の少女も好きだ。
可愛い。

高村さんは、いかにも「妹ちゃん」ってカンジ。
とってもとっても可愛かった。

妖精さんふたりはとっても色っぽい。
井脇さんの方が思い切りがいいかな?
でも西村さんもステキだった。
「薔薇の封印」4場のキャンペーンガールを思い出したわ。

飯田さんは久しぶりに見たような気がするけど
ちょっと恰幅が良くなった?かな??
黒タキの方が似合っているよね。

バトンの佐伯さんも可愛かったなあ。

アラブの西村さんは、妖精とは違う色気。
妖艶というのかな。

ソ連の田中さんには、もうちょっと香気が欲しかったな。

奈良さんの黒燕尾服がとってもとっても格好良かった。
男役さんみたいだったなー。
目線も良かったよーん。

小出さんの踊りを見て、彼女の主役デビューを思いだし、ちょいと泣けた。
木村さんは目が覚めるような踊りだった。
鮮やかだった。
ジャンプも回転も。

なんとなーく、だけど、、、、
小出さんって、木村さんより首藤君との方が合う??


【配役】
ビム:高橋竜太
母:吉岡美佳
猫のフェリックス:松下裕次
M...(マリウス・プティパ、メフィスト、M...):首藤康之
妹のクロード、プチ・ファウスト:高村順子
光の天使:高岸直樹、野辺誠治
妖精:井脇幸江、西村真由美
マジック・キューピー:飯田宗孝

スペイン 闘牛士:氷室友、小笠原亮、宮本祐宜
中国 バトン:佐伯知香
アラブ:西村真由美-首藤康之
ソ連:田中結子-長瀬直義
フェリックスと仲間たち:松下裕次
パリ:高木綾-平野玲
グラン・パ・ド・ドゥ:小出領子-木村和夫


本日会場配布のNBSニュースの「白鳥」の告知。
柄本さんが「今年4月入団」って書いているけど
その前は新国立劇場にいたんですよね。
これだと、プロになっての年数が不明だよねえ。
(いま、24~5歳ぐらいらしい)
コメント
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