私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

偏向マスコミは事故原因が不明でも自衛隊を叩くのか

2008年02月21日 00時35分53秒 | 偏向マスコミ

「漁船見えないわけがない」僚船乗組員ら怒りの証言

 国防を支える最新鋭艦が、なぜすぐ近くの漁船を見落としたのか。千葉県の房総半島沖で19日早朝に起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故。

 防衛省が「調査中」を繰り返す中、清徳丸の僚船の乗組員たちは「イージス艦がまっすぐ走ってきた」「相手から見えないわけがない」などと怒りに震えながら、事故前後の様子を証言した。

 清徳丸の親子2人の行方は依然不明で、地元の千葉県勝浦市では、家族や仲間が生還を祈って、真冬の海に必死に手を合わせていた。

 「こっちの船がよけるんじゃないかと思っていたのか、ほとんどまっすぐ走ってきた」

 清徳丸が所属する新勝浦市漁協では、事故当時、現場海域にいた僚船のうち「金平丸(きんぺいまる)」の船長、市原義次さん(55)らが19日夕、記者会見に臨み、イージス艦の回避行動の遅れを厳しい口調で非難した。

 市原さんらによると、金平丸がイージス艦「あたご」とすれ違ったのは、同日午前4時すぎ。市原さんはコースが重なっていることに危険を感じ、回避しようとして金平丸のかじを右に切った。

 僚船の清徳丸はその直後に衝突したとみられる。市原さんは、あたごが照明をつけて停船したのも目にしたが、「自分の船を見て止まったのか」と思って、衝 突が起きていたことに気づかなかったという。そのまま三宅島方面に向かって操業していたが、午前6時ごろ、無線連絡で初めて事故を知った。

 清徳丸に無線で呼びかけたが応答がなかったため、知らされた位置を確認したところ、ほぼ同艦を回避した位置だったという。

 同席した同漁協の組合長、外記(げき)栄太郎さん(80)も、「漁村始まって以来の大事件。乗組員の安否を心配している」「ミサイルを撃ち落とす近代的で優秀な船が、こんな小さい船を壊して、自衛隊はたるんでいる」と怒りをあらわにした。

 同じく僚船の「康栄丸」の船長、中ノ谷義敬さん(61)は「レーダーでは半径約3・6キロ以内に、5隻ぐらい漁船が映っていた。イージス艦に(清徳丸が)見えていないわけがない」と話した。

 防衛省では、午後11時から、この日5回目の記者会見が開かれ、海上自衛隊の河野克俊・海幕防衛部長が「海保が調査に入っており、現時点では確定的なことは申し上げられない」と前置きをしたうえで、ようやく事故の概要を説明し始めた。

 あたごが衝突の直前、急制動をかけて回避行動をとったことを明らかにしたが、報道陣から、清徳丸の存在を見落とした可能性について指摘されると、「調査中」「報告が上がっていない」と疲れ切った表情で繰り返すだけだった。
(2008年2月20日03時27分 読売新聞)

 (引用終了)


 千葉県房総半島沖で19日早朝に発生した、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と新勝浦市漁協(千葉県勝浦市)所属の漁船「清徳丸」との衝突事故は、昭和 63年7月23日に横須賀沖で発生した潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」が衝突して30名が死亡した事故以来の海自の艦艇が関連した重大事故で あるが、この事故の報じる偏向マスコミは漁船に乗っていた漁師親子2人が行方不明であることなのか、事故原因が不明であるにも関わらず、お得意の「自衛隊 叩き」が始まっている。

 偏向マスコミは清徳丸の僚船の乗組員たちの「こっちの船がよけるんじゃないかと思っていたのか、(イージス艦は)ほとんどまっすぐ走ってきた」「イージス 艦に(清徳丸が)見えていないわけがない」などの声を紹介し、自衛隊側に責任があるかのような印象報道をしているが、排水量7750トンもあるイージス艦 の方が7トン程度の漁船の動きをに合わせて回避行動をとるべきだとするこのような僚船の乗員たちの声に違和感を感じるのは私だけであろうか。

 イージス艦が7トン程度の清徳丸を発見することより、清徳丸がイージス艦を発見する方が早かった筈であり、清徳丸の僚船がイージス艦の接近に気が付いて回 避行動をとっているにも関わらず、衝突事故を起こした清徳丸だけがイージス艦との距離が100メートルに迫った時に右に大きく舵を切ったために衝突したと のことである。

 海上衝突予防法によれば、2隻の動力船が真向かい又はほとんど真向かいに行き会う場合において衝突する恐れがある時は、それぞれ右に進路を転じなければな らないとされているが、7750トンもあるイージス艦ではこの漁船のように簡単に減速や進路変更が出来ないのであるからして、衝突防止のためにイージス艦が 右転したのを確認したのであればまだしも、行方不明になっている清徳丸に乗っていた漁師親子には酷な言い方だが、それが確認出来ないままイージス艦との距 離が100メートルに迫った時に右に大きく舵を切ってすれ違おうとした判断は本当に正しかったのかと言いたくなる。

 以前、海自の護衛艦に乗艦して体験航海を楽しんだことがあるが、その時に小さな漁船が近づいて来て、しばらく並進し、そして去っていったことがあり、何の ために近づいて来たのかと疑問に思ったが、漁師の間で護衛艦のような大型船の前をわざと横切ると大漁になるという言い伝えのようなものがあるそうで、今回も清徳丸の僚船 である幸運丸がイージス艦の前を右舷から左舷方向に横切っていることが、その証左ではなかろうか。

 偏向マスコミは、今回の衝突事故をイージス艦に100%の責任があるかのように印象報道を繰り返すであろうし、漁船側にも過失があったとしても敢えて報じ ない恐れがあり、それは潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」との衝突の時にも、遊漁船の女性乗組員の証言を裏を取らず、垂れ流した過去があるからで あり、その証言が嘘であることが分かってからも未だに訂正していない。

 それにしても諸外国では軍艦に対しては国際慣例に従い敬意を表すのは当たり前になっているそうだが、わが国では民間船舶が海自の艦艇に敬意を表すことはないそうであり、今回の事故も国防に携わる海自の艦艇にたいして「ご苦労 様です。お先にどうぞ」との気持ちが漁船側にあれが事故はなかったかもしれない。

 いくら仲間が行方不明で苛立っているとは言え、事実関係はまだはっきりしていないのにも関わらず清徳丸の舷灯に関する自衛隊の説明を「でたらめだ」とか 「こんな小さい船を壊して、自衛隊はたるんでいる」とまで言ってしまって良いのであろうか。漁師達が安全な操業が行えるのは日本の海を守っている海上自衛 隊のおかげであることを忘れないで頂きたいもので、偏向マスコミに騙されて一緒になって自衛隊を叩いて海自隊員の士気を喪失させるようなことをしないで欲 しいものである。
(2008/02/21)

最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ピカドン)
2008-02-21 17:47:59
掲示板の方へは長文を書かせて頂きましたが、仰る通りで海の上でも「お先にどうぞ」これに尽きると思います。

十分安全な距離と判断されれば別ですが、大型船の前をギリギリで横切る行為は、瞬時に自由のきかない大型船から見れば、迷惑の何者でもありません。
返信する
Unknown (forest)
2008-02-21 19:55:17
>ピカドンさん

掲示板への投稿を読ませて頂きました。護衛艦に限らず大型船は簡単に減速したり進路変更が出来ないのですから、海上衝突予防法の規定にとらわれることなく、小型船の方が避けるべきであり、今回の衝突事故も漁船側が先にイージス艦を発見していたでしょうから、通り過ぎるのを待てば良かったでしょう。まして夜間ですし、大型船が接近してくるのが分かったならば、その進路上に向かって行くなど自殺行為と言って良く、漁民の話を聞いていると、イージス艦の方が避けるべきだとしか言わず、大型船のようだから、しばらく待つという考えはなかったようです。海の掟は漁民が乗る漁船が最優先みたいな考えを持っているのではとTVニュースを見ていて感じました。海のルールを守っている漁船などないとの声がありますが、それほど無茶苦茶な操船をし大型船を冷や冷やさせているのでしょうかね。
返信する
Unknown (ピカドン)
2008-02-21 23:42:13
「石破防衛大臣への辞任の声が高まっています」…マスゴミ

声が高まっているのはそれを政争の具にしたい一部の野党とマスコミだけだと思うのだが

犠牲者の親族の方ですらそんな事は言っていない。

如何にも多数意見のような報道でおかしいですなぁ
返信する
Unknown (群馬人)
2008-02-22 17:03:38
不幸な事故ですが、左マスコミやそれに乗せられて、自衛隊全体をボロクソに言う人たちには腹がたちますよ。この騒ぎをしている間でも24時間、陸海空の自衛隊員が国を防衛しているわけですから、士気を低下させるようなことはやめてもらいたいですね。
返信する
Unknown (ryokucya)
2008-02-22 18:44:17
ピカドンさん
>「石破防衛大臣への辞任の声が高まっています」…マスゴミ
>犠牲者の親族の方ですらそんな事は言っていない。
辞めろと一切いっておらず、犠牲者の捜索と衝突原因究明の方が先決で、国会での辞める辞めないでの野党との政争は止めて意いただきたいと、犠牲者側の漁民の声がニュースでは小出しで流してました。
馬鹿社民の辻元の批判だけのお間抜け質疑などのに対する抗議でしょうね。

私の勝手な推測で考えるなら、あたご側は避けてくれるだろうと判断、犠牲者側は見てなかったか寸前で行けるだろうと判断したのだろう、叩かれたのは自衛隊だからなんでしょうね。
返信する
Unknown (さんきち)
2008-02-22 21:21:13
すっかり海自を悪者にする報道がまかり通っている。しかし漁船に全く落ち度がないのか。「あたご」の周りを漁船数隻は右往左往していたではないか。その様な中で、下手に転舵すると、かえって危険なこともある。大型船は急ハンドルが利かないのだ。また、マスゴミは情報の開示がないと、のたまう。軍事機密を、そう簡単に開示は出来ない事は、常識ではないか。不明の漁師の方には、お気の毒ではあるが、無法漁船が多いのも、また、現実である。この様な事で、国防に隙が出来るのは許されない。
返信する
Unknown (芹田陽子)
2008-02-23 11:07:37
初めてコメントいたします。
大型の軍艦と小型の民間船ですと、海上衝突予防法とは別に、暗黙の了解として、小型船が避ける、という話を聞きました。日本は、正式な軍隊を持っていないことになっていますので、護衛船も一般船舶の中に入ってしまうのでしょうか。法律を整備し、軍艦と民間船との間のルールを定めるほうが良いのではないか、とも思うのですが。
返信する
Unknown (ピカドン)
2008-02-23 15:29:31
ryokucyaさん
>私の勝手な推測で考えるなら、あたご側は避けてくれるだろうと判断、犠牲者側は見てなかったか寸前で行けるだろうと判断したのだろう、叩かれたのは自衛隊だからなんでしょうね。

そうですね、一つの可能性としてあり得ますね。
「あたご」含め大型船には多かれ少なかれその考えはありますよ。
「清徳丸」は見落としか、読違いと言うか無理をしたと私は見ています。
大型船の船長の立場になって考えると「頼むから、前方をウロチョロしないでくれ」「どっちに進むのかハッキリしろ」でしょ。
突っ込んでくる船は避けられないでしょうね。
それでも、大きいと言うだけで悪者にされる。
返信する
Unknown (forest)
2008-02-23 20:00:58
>芹田陽子さん

世界の常識として海の上では軍艦には敬意を表して、「お先にどうぞ」が当然になっているようで、すれ違う場合も船尾に掲げてある国旗を少し降ろして、敬意を表し、軍艦の方もそれに答礼するようで、外国船であれば海上自衛隊の艦艇に対して行われているそうです。ですが、日本の船は、行わないそうで、自衛隊であって軍隊ではないとの考えかも知れませんが、少なくとも海上自衛隊は海外では「日本海軍」として認められております。

大小様々な船が行き交う航路では、海上衝突予防法が原則ですが、小型船の方が避けるのが常識になっており、そうでないと衝突した場合に小型船の方が沈没する危険があるからで、ですから今回の件も、大型船が進路上のあるのに、なぜ漁船側は回避しなかったのかと言うことで、いつも大型船の前を突っ切っていたのかと言いたくなります。軍艦と民間船との間のルールは確か国際慣例になっている筈で、それを守らないのは日本の船だけのようで「世界の常識は日本の非常識」と言うわけです。

掲示板の方に大変素晴らしい意見の投稿がありますので、お読み下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。