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私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

天皇陛下の北京五輪開会式ご臨席に反対する

2007年07月10日 18時10分53秒 | 皇室
   北京五輪が来年8月に開催される予定だが、支那で初めての五輪だけに何とか成功したいとの事情が支那共産党にもあるだろうから、いつもは凄まじい日本批判も何となく控えめであるような感じもあるが、それでも人民日報によれば、慰安婦制度は旧日本軍による組織的行為と認定されたとの調査報告の件を報じており、それが何故か軍医による身体検査が行われていたことが軍による強制徴用になってしまっているのだから話にならない。これも、遺棄化学兵器の次ぎに日本からカネを引く新たな手口として慰安婦を持ち出してきたのであろう。

   なかったことをさもあったかのように嘘を付くのが支那人の特癖だが、支那で嘘を付かないのは詐欺師だけだと揶揄されており、だから一般国民の民度は低く、マナーなどというものは存在せず、自分勝手に行動するようであり、北京五輪を観戦するために多くの外国人観光客が支那を訪問するであろうから、つば吐きや路上へのごみ捨て、バスや地下鉄に乗る際の列への割り込みなどを目の当たりにすれば支那のイメージダウンになることは間違いないが、どんなに当局が努力したとしても後1年ほどでマナーが改善されるとは思えない。

   大気や水が汚染され、危険な食品が氾濫している支那に行きたいとは思わないが、報道によれば、北京五輪組織委員会の☆効愚執行副会長(注:☆は草カンムリに将の旧字体)が、北京市内で日本の記者団と9日に会見した際に北京五輪開会式への天皇陛下の出席に期待感を示したそうであるが、絶対に行ってはならない。

   既に北京五輪ボイコットの声が起きているが、大気や水が汚染されて選手に危険が及ぶおそれがあるとの理由もあるが、スーダンのダルフール虐殺を支援していることなどが大きな理由とされていることから、何とかしてその批判をかわして北京五輪を成功させたいがため天皇陛下を利用するしかないと考えているとしても不思議ではなく、陛下は今まで日本で開催された五輪ではご臨席されておられるが、外国開催の五輪には一度もお出掛けになっておらず、支那だからと理由でお出掛けになることはあり得ないだろう。

   支那は陛下の開会式へのご臨席に拘るのは、世界唯一の皇帝であらせられる陛下のご臨席によって北京五輪が権威ある大会であるとの印象付けに利用しようとしている訳であり、そのような策謀に乗ることは、かっての天安門虐殺事件の後に西側諸国による対支那制裁解除のために陛下の支那訪問が利用された過ちとまったく同じであり、それを繰り返してはならず、かって江沢民が来日した際に、晩餐会の席上で天皇陛下に無礼千万を働いたことを日本人であれば忘れてはいけない。
(2007/07/10)


有識者会議の報告書の白紙撤回は当然だ

2007年01月03日 19時32分35秒 | 皇室
   お正月早々に良いニュースが飛び込んで来た。それは安倍総理が平成17年に「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大総長)がまとめた女系天皇や、女系皇族にも皇位継承権を容認するとの報告書を白紙に戻す方針を決めたと言うものであり、ご皇室の伝統を守ることを全く考慮しない報告書であったことからして、白紙に戻すことは当然のことであり、高く評価したい。

 ロボット工学の吉川氏が座長を務めた有識者会議は10カ月の論議を経て、女系にも皇位継承権を容認すると言うものだが、会議のメンバーの中には皇室制度の専門家はほとんどいなかったとのことであり、と言うことはご皇室のことなど勉強をしたこともなく、何も分かっていないにも関わらず、あたかも知ったかぶりをして論議を繰り返した訳である。であるから、少子化の傾向や男女平等などを、ご皇室にも当てはめてしまい、男系によって皇位が継承されてきた伝統など全く考慮しなかった訳で、素人の出した結論に多くの国民は振り回されてしまったことになる。

 大体、会議のメンバーに選ばれた時に、「何で私が選ばれたのか分からない」と漏らす委員までいたとのことであり、これは皇室制度の専門家でない者を選んだ者の誤りであり、選ばれた者も辞退すべきであったであろう。10カ月の論議の間、まったく無報酬ではないと思うが、では報酬を貰えば、専門外のことでも論議をしたふりをして、どのような結論でも良いから報告書を出せば役目は果たせると考えていたとしたら、こんな無責任なことはなく、これでは有識者でなくとも誰でも出来ることではあるまいか。

 皇室制度のことを少し調べれば、女性天皇は存在したが、配偶者を得ることもなく生涯独身を通されており、であるから女系天皇は歴史上、一人も存在しないことなどが分かるが、有識者会議は、わが国の歴史上、過去には一度も存在しなかった女系天皇を容認することで、皇統を断絶させること、すなわち、わが国の歴史を途絶えさせることを画策した訳であり、その責任は極めて大きいと言わざるを得ない。

 さらに驚くべき事だが、当事者である皇族の意見を全く聞かなかったことであり、これを庶民に例えれば、ある旧家の跡取り問題に、親戚でもない者が乗り込んで行って、「誰々を跡取りにせよ」と言っているに等しいことであり、これでは、その旧家が親戚の者を呼んで話し合いをしようとしているのに「他人がなぜ口を挟むのか」と唖然としてことと同じではないか。

 朝日新聞や社民共産両党は女性・女系天皇を容認しているようだが、ならば尚更のこと反対であり、今まで朝日や社共両党が賛成したことで良いことは一つもない。

 皇室制度を勉強したこともない専門外の人が「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーになって、おかしな報告書を出した悪例を再び繰り返してはならず、今度は皇族の方をメンバーに入れるなり、または意見を十分取り入れる環境の中で論議すべきである。

 超党派の「皇室の伝統を守る国会議員の会」が、男系継承維持のため協議を開始しているので期待しているが、皇室の伝統を如何に守って行くかを論議するのは当然であって、その伝統の破壊する報告書を出した皇室典範に関しては素人であった前の有識者会議の報告書などは破棄すべきだ。

 世界最古の王室であり、途切れることなく続いている日本の歴史、伝統、文化の象徴たる皇室の存在は日本人の誇りであり、絶対に守って行かなければならない。
(2007/01/03) 

この記事は「今日のコラム」
「有識者会議の報告書の白紙撤回は当然だ」
としてHPに掲載されていたものです。


親王殿下のご誕生を心からお慶び申し上げる

2006年09月06日 13時53分29秒 | 皇室
   秋篠宮妃紀子殿下におかせられましては本日午前8時27分、東京都港区の愛育病院において親王殿下をご出産されたとのこと、日本国民のひとりとして心からお慶び申し上げる。こ皇室にとって41年ぶりの親王殿下のご誕生であり、皇室典範を改悪し、男系によって皇位が継承されてきた伝統を破壊し、女系天皇を容認する策謀をうち砕く慶事と言うべきであろう。

 多くの国民は親王殿下のご誕生を今か今かと待ち望んでいた。「無事ご出産されれば、親王でも内親王でも良いのではないか」と思う人も多いだろうが、ご皇室の存在は日本そのものであり、2000年以上の長きに渡り、万世一系の男系によって継承されてきた伝統は変えてはならず、それを変えることは日本が日本でなくなることであり、であるからして、この度の親王殿下のご誕生は伝統は変えてはならないとするご皇室と先人達からの声なき声と言っても過言ではない。

 さて、報道によれば政府は女性・女系天皇を認める皇室典範改正案を来年の通常国会にも提出しない方針を固めたそうであり、安倍官房長官は、「皇室典範に関する有識者会議」の女性・女系天皇を認めるなどとする報告書について、法的な拘束力はないとする見解を明らかにしている。

 当然のことであろう。今回、親王殿下のご誕生ではなく、内親王殿下のご誕生であったとしても、2000年以上続くご皇室の伝統を破壊するような皇室典範の改正案と言うより改悪案を、僅か1年余りのサヨク思想を持つ有識者による会議で出した結論を元にして、いとも簡単に変えて良いことはない。

 過去にも男系による皇位継承が困難になった時に、先人達はどのようにして男系を守ったかに思いを巡らせば、自ずと結論が出るであろう。社民党の福島瑞穂党首のように「女性差別撤廃条約の趣旨から男女ともに皇位継承があってもいいと思います。」などとする現代の感覚で皇室典範の改正が論議されることはあってはならない。

 ご誕生になられた親王殿下の皇位継承順位は第3位となる訳だが、もし女性・女系天皇を認める皇室典範が改正されれば第6位となる。内親王は結婚に伴い皇籍を離脱することは現在の皇室典範では出来るが、皇室典範が有識者会議の報告書の通りに改正されれば結婚の有無に関わらず皇室に止まることを義務付けられるのであり、皇室典範を改正するかしないかの結論を先延ばしすればする程、内親王の心を傷付けることになりはしないか。

 内親王は結婚に伴い皇籍を離脱することを前提にした教育が行われている訳であり、にも関わらず皇室典範の改正によって、ある時期から皇位を継承する義務を負うことなって良いのであろうか。安定的な皇位継承のためには親王殿下のお誕生は嬉しいことではあるが、万世一系を守るために何をすべきが論議すべきであろう。しかし、それは男系男子による皇位が継承されるために皇室典範をどのように改正するかについてのみである。
(2006/09/06) 

この記事は「今日のコラム」
「親王殿下のご誕生を心からお慶び申し上げる」
としてHPに掲載されていたものです。


皇室の解体を画策した共産党系の有識者会議

2006年03月12日 14時13分15秒 | 皇室
   女性・女系天皇を容認する報告書を出した「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーは誰が選任したのであろうか。2600年以上の長きにわたり、男系のよって皇位継承がおこなわれて来た万世一系の皇室の伝統を無視し、男系維持については何ら検討もせず、天皇・皇室制度の廃絶を狙ったものとしか思われない女性・女系天皇容認と長子優先だけの報告を出したのは驚きを禁じ得ない。

 「有識者会議」のメンバーを選任したのは内閣法制局とのことであるが、天皇制廃止論者や、共産党系の様々な運動を行った者などが多数を占めることからして、法制局に送り込まれた共産党系の連中が選任したのではないかと言われている。

 皇室の解体を狙う共産党にしてみれば、女性・女系天皇を容認することによって皇統が断絶することが分かっているからして、旧皇族の皇籍復帰によって安定的な男系のよる皇位継承を行うとの検討すらしなかったのはその証左である。

 「有識者会議」の吉川弘之座長は、「皇室の意見を聞くことは憲法違反だ」として、三笠宮寛仁親王殿下が女性・女系天皇容認に憂慮を示されたことに「どうってことない」と驚くべき発言をしている。なぜ憲法違反になるのか分からないが、このことは皇室から男系男子による皇位継承の意向が出されことは当然予想されることからして、皇室の意向を封殺しなければならない訳であり、有識者会議は安定的な皇位継承を検討したのではなく、女性・女系天皇を容認することによって皇室の解体に繋がる道筋を付けようとして出した結論に他ならない。

 3月7日に日本武道館において「皇室の伝統を守る1万人大会」が開催されるなど、男系によって皇位継承がおこなわれて来た皇室の伝統を守ろうとする動きが国民の中から起きており、国会議員の中からも「有識者会議」の拙速な結論を批判する声があがっているからなのか、有識者会議のメンバーから「このままでは皇室の解体は出来ない」との焦りが出てきたようである。

 報道によれば有識者会議のメンバーの一人である岩男寿美子・武蔵工大教授が、女系天皇に異論を唱えた三笠宮寛仁親王殿下を「女性が皇位を継承できるようにすることに疑問の声を上げ、旧宮家や皇室の側室制度の復活を提案してきた。彼の時代錯誤の考えには、驚くしかない」と強く批判する論文を自身が編集長を務める海外向けの英文雑誌「ジャパンエコー」2月号に寄せたそうである。

 驚くしかないのはこっちの方だが、寛仁親王殿下は側室制度の復活を提案してもいないし、旧宮家の皇籍復帰がなぜ「時代錯誤」なのか。皇室の伝統を無視し、解体を画策したものとしか思えない有識者会議のメンバーの結論に異論を唱えるのは当然であって、皇室の一員である寛仁親王殿下が自分自身のことでもあるのに何ら意見すら述べられず、何か話せば「時代錯誤の考え」と決めつけるとは、さすが内閣法制局の共産党系の連中が選任したメンバーだけある。

 自分達の意見は絶対に正しいとして、畏れ多くも皇族の一員である寛仁親王殿下を公然と批判するのだから驚くしかない。当然ながら共産党であろうが、岩男教授は前の選挙で何党に投票し、今度の選挙では何党に投票するつもりがあり、また支持政党があるのか聞いて見たいものだ。皇室の伝統を無視した結論を出した有識者会議のメンバーに批判が集まっているのは、時代錯誤な偏った考えを持つ連中だからである。
(2006/03/12)

この記事は「今日のコラム」
「皇室の解体を画策した共産党系の有識者会議」
としてHPに掲載されていたものです。

皇室典範改正案成立を図る小泉総理は再考を

2006年01月29日 17時09分46秒 | 皇室
  「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇を認めるなどしたことから、「女系天皇は皇統の断絶だ」とする声が高まり、今国会へ皇室典範改正案が提出されるかどうか微妙な情勢になってきた。もっと長い時間をかけて論議をすべきであり、僅か1年程度の短い期間で結論を出したことは拙速であると言わざるを得ない。

 有史以来、一度の例外もなく男系のより皇位の継承が行われてきたことから、世界最古の権威のある皇室として威厳を保ち、また国民も皇室を敬愛することで日本が世界から尊敬されているのであり、これを変えることは日本の歴史が途絶えることになり、断じて許されない。

 有識者会議がおかしな結論を出したことから国論が分裂している感があるが、有識者会議のメンバーも、このような事態を予想していたのであろうか。過去には女性天皇は存在したが、独身を通されるなどして子供を産んでおらず、だから女性天皇の子供が即位したことなど一度も前例がないのである。だが女系天皇を認めるとは、男系の女性天皇が婿を迎え、その子供が即位することであり、この場合は男女を問わず万世一系とは言えなくなり、皇位継承の正統性がなくなってしまう。だから皇室典範の改正に反対する者は男系によって維持してきた皇室の伝統が破壊されてしまうとして声を上げているのではないか。

 小泉総理は女系天皇を容認するなどの皇室典範改正案への反対論について「女系天皇を認めないということは、仮に愛子さまが天皇になられた場合、そのお子さまが男でも認めないということだ。それを分かって反対しているのか」と反論したと報道されているが、改正案に反対している者は小泉総理の反論に驚いているのではあるまいか。何故かと言うと、そのことは前述したように改正案が成立すれば男女を問わず歴史上初めての女系天皇が出現することなるので、反対者はそれでは皇位継承の正統性が失われるとして最初から分かって反対しているからである。

 政府内には「(小泉総理は)女系と男系の違いはよく分かっていないようだ」とのとの声も出ているとのことであり、確かに小泉総理のこの発言を聞けば女性天皇と女系天皇の違いを理解していないのではないかと言われ兼ねないだろう。

 小泉総理は歴史上初めての女系天皇が出現することになる今回の皇室典範改正案の成立を図る方針とのことであるが、この改正案が成立すれば特に内親王の今後が劇的に変化し、影響を受けることになる訳であり、にも関わらず当事者たる皇族の方々のご意見を全く無視して改正案の成立を図って良いものか総理の再考を促したい。
(2006/01/29)

この記事は「今日のコラム」
「皇室典範改正案成立を図る小泉総理は再考を」
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有識者会議の結論は一旦白紙にして論議せよ

2006年01月27日 17時05分22秒 | 皇室
   女性・女系天皇を認めるとの結論を出した「皇室典範に関する有識者会議」であったが、その結論に基づいた皇室典範改正案の国会提出が迫る中、ようやく慎重論が拡大しつつあるようである。女性天皇と女系天皇の区別さえつかない国会議員もいたとのことであり、また男女同権の社会であることなのか「女性・女系天皇でも良いのではないか」と思っている人もいるようであったが、女系天皇は皇統の断絶になることを知って、「これは日本の歴史上ただの一度も前例がなく、歴史が途絶えることになるので、それを認めることなるから簡単にいかない」と危惧する声が高まってきたのであろうが当然の成り行きだろう。

 しかし、有識者会議の出した女性皇族にも結婚後も皇族として止まって頂くこと、また男女を問わず長子優先で皇位継承者を決めるなどを柱とする結論が本当に皇位継承者を安定的に確保出来るどうか疑問であると思っているが、女性皇族の婿をどのように確保するのかについて有識者会議の吉川弘之座長は納得出来る回答をしておらず「そんなことは知ったことではない」と言った趣旨の発言をしている。

 女性皇族のところに婿に来る者がいなければ、皇位継承者が増えない訳であり、男子皇族が妃殿下をお迎えすることにも人選などで大変ご苦労があると伺っているが、それ以上に皇族でもなかった男子を女性皇族の婿としてお迎えするのはその何倍のご苦労があると思う。

 有識者会議の「女性・女系天皇を認める」などの結論に異論を唱える人が増えて来たことは喜ばしいことである。有識者会議のメンバーは「この案こそ国民の支持を得られる」として出した結論なのであろうが、有史以来の皇室の伝統を無視したものであったとしても、反対者は少数であり、この結論通りに皇室典範改正案が出来きて成立すると思っているのであろうか。

 最初から女性・女系天皇容認との結論ありきだった有識者会議のメンバーには皇室についての専門知識がある訳ではなく、いずれも分野が違う専門家に過ぎず、これでは素人の集まりに、まったく専門外のことを検討させ、結論を出させた訳であり、普通の人であれば専門外のことなどは雑談程度は出来たとしても法案作成のための結論を示せと言われても論議など出来ないとして辞退すべきであったろう。それを女系天皇を認めるなど皇統の断絶に繋がる結論を出してしまったことは、やはり有識者会議は目立ちたい素人の集まりであったとの証左である。

 日本会議国会議員懇談会(平沼赳夫会長)は「法案を強引に上程すれば、国論は分裂し、天皇のご存在の意義を損なう」と皇室典範改正案提出に反対する決議を採択したとのことであるが当然であろう。男系男子によって2600年以上に渡って皇位継承が行われてきた歴史の重みは天皇陛下においても変更は出来ず、皇室の歴史や伝統を無視して国会議員が皇室典範を改正しようとするのは思い上がりの何者でもない。皇室の問題であるにも関わらず皇族の方々を排除して論議を進めたことが、そもそも間違いであった訳であり、有識者会議の結論は一旦白紙にして元皇族の方を含んで論議をし直せば良いと思う。
(2006/01/27)

この記事は「今日のコラム」
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皇室から意見を聞かない皇位継承変更は異常

2005年11月29日 22時48分08秒 | 皇室
  「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーとなったいわゆる有識者は、当初から女性・女系天皇を認めるとの結論ありきだったと批判されている。見識がそれなりにある方が集まって論議されたのであろうから、「2600年に及ぶ皇室の歴史を変更することは、いくら男女平等の時代だとしても歴史上初めて認めて良いものか」「いや皇室も時代に合わせて変えて行くべきだ」など様々な意見が出てしかるべきだが、それが全員一致で女性・女系天皇容認とは不可解である。

 であるから、皇位継承者を安定的に確保するために、様々な意見や、その方法を国民の前に明らかにし、論議を深めるための有識者会議の結論とすべきであった。だが男系による皇位継承が行われて来た歴史を無視し、女性・女系天皇を容認すればを皇位継承者を安定的に確保出来ると思ったのであろうが、女性皇族の配偶者をどう確保していくかの問題もあり、敢えて皇族になりたがる男性が現れるか疑問であり、それより何らかの目的を持って配偶者となる男性がいた場合の方が遥かに問題が大きい。

 皇位継承の変更、すなわち国体の変更を、僅か10人の有識者会議のメンバーが出した結論をもとに、いとも簡単には変えて良いものか大いに疑問であり、これは憲法改正以上に難しいことである。それを皇室の方からのご意見を全く聞かずして行なおうとするものであり、これでは天皇皇后両陛下に対し「跡取りはこっちで決めたから従え」と言っているに等しく、男女平等の時代になったからとはいえ国民と皇室を同列に考えて論議することは誠に畏れ多いことである。

 朝日新聞の行った世論調査では女系天皇を容認すると回答したものは71%に達したとのことであるが、皇位継承の変更は世論調査の結果に左右されるべきでなく、両陛下をはじめ皇族の方々が旧宮家の方とお話合いになってお決め頂き、その結果が皇室典範の改正や旧宮家の皇籍復帰が必要となれば政府の責任において法的な措置を講ずれば良いであろう。

 両陛下がそのお立場からご発言を差し控えておられるからとはいえ、皇位継承の変更という、国体の変更について何らご意見を述べることが出来ないことは異常のないものでもない。有識者会議の吉川座長は「皇室の方から意見を聞くことはない。憲法違反だ」との暴言を吐いているが、これでは両陛下や皇族の方々には人権はないと言っているに等しい。

 世論調査の結果がどうあろうとも、皇位継承は男系の男子によって行うべきであり、その理由は妃殿下をお迎えすることより、女性皇族の配偶者を選択する方が遥かに困難であるからである。また皇室とは縁もゆかりもなかった者を陛下とか殿下と呼称するのは違和感があり、国民が果たして親しみを持てるか大いに疑問である。旧宮家の方は、驕ることなく質素な生活をされてきたものと推察するが、今でも旧皇族としての風格を備えておられるのではないかと思う。皇室とは縁もゆかりもなかった者を皇室に迎えるのと、旧皇族やその子孫に皇籍復帰して頂く方のどちらが良いか答えは明らかである。
(2005/11/29)

この記事は「今日のコラム」
「皇室から意見を聞かない皇位継承変更は異常」
としてHPに掲載されていたものです。


皇位継承変更は憲法改正以上の重大の歴史の転換

2005年11月26日 22時50分14秒 | 皇室
~旧皇族の皇籍復帰によって、男系による皇位継承者を増やすべきだ~  

 「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大総長)が11月24日、皇位継承の資格を女性や女系皇族に拡大する報告書を小泉総理に提出し、政府はこれを受け、来年の通常国会に皇室典範改正案を提出する方針とのことである。

 2600年の世界最古の歴史を持ち、125代目の今上陛下まで一度の例外もなく男系によって皇位が継承されてきたにも関わらず、1年にも満たない短い間の論議で、皇室の伝統を破壊してしまう結論を出したことは驚くべきことであり、このことは有識者会議の全員が正しい国家観、歴史観、皇室観を持って論議して結論を出したものか疑わしいと言わざるを得ないし、現に吉川座長は「国家観、歴史観で案を作ったのではない」と述べており、皇室の伝統の重みを完全に無視している。

 10人のメンバーで構成された「皇室典範に関する有識者会議」は当初から女性や女系に皇位の継承を認める結論ありきだったようで、例えば人権擁護法案の熱心な推進者や、ジェンダーフリー論者、サヨクの歴史家などがおり、このような人達をなぜ選んだのか大いに疑問である。これでは皇室を潰したい人たちだけが集まって、どうすれば皇位の継承に正当性がなくなるかと、その方法を論じ、女性や女系皇族に拡大すれば可能との結論に達し、そのような報告書を出したのではないかと推認する。

 有識者会議の座長を務める吉川弘之元東大総長は報道によればロボット工学の権威だとのことだが、皇室についてどれ位の知識があったかは疑わしく、就任早々「我々が(皇室の)歴史を作る」と驚くべき発言をし、三笠宮寛仁親王殿下が伝統を守るために女系天皇容認に疑問を呈したことに「どうってことない」と述べている。

 今回の報告書の提出に際しても、「私たちは歴史観や国家観で案を作ったのではない。歴史観も議論すべきだが、それは国会で議論すべき問題だ」とし、女性天皇や女性宮家を認めるからには、その配偶者をどのように確保するについては「その問題はわれわれの使命の外」と無責任な発言をしているからして驚きを禁じ得ない。これでは安定的な皇位継承者を確保することは出来ないであろうし、まさに皇室を潰したいがためのサヨクの謀略と言えるであろう。

 この有識者会議の報告書が小泉総理に提出されたとしても、国会に皇室典範改正案が提出され、審議を得て可決成立しなければ皇位の継承を内親王まで拡大することが決まらなのは当然だが、吉川座長は「ただちに発効される制度に」と発言している。このことは「報告書の通りに、速やかに皇室典範改正案を作成し、可決成立させよ」と言っている訳だが、今回の皇室の歴史の重みを否定する報告書の結論に対し疑問を呈する声も多いにも関わらず、何という傲慢な発言であろうか。

 女性・女系天皇容認する今回の報告書に対し、万世一系を保ってきた歴史の重みから、男系による皇位の継承を維持を求める学者などから批判が出ており、旧皇族の皇籍復帰によって、皇位継承者を増やすべきとの声もあるが当然のことであろう。しかし吉川座長は「いったん皇族の身分を離れた者が再度皇族になったり、もともと皇族でなかった者が皇族になるのは極めて異例」として十分な検討しなかったとのことであるが、では女性・女系天皇や内親王の配偶者の確保も難しいことながら、今まで皇族とは何の縁もゆかりもない者が皇族となり、陛下とか殿下とか呼称されても、多くの国民は果たして敬愛の念を抱けるのであろうか。

 吉川座長が「もともと皇族でなかった者が皇族になるのは極めて異例」と言うならば、女性・女系天皇の配偶者も皇族でなかった者が皇族になる異例な事態ではないのか。だが60年前までは皇族であった者やその子孫であるならば、旧皇族としてのお立場を忘れることなく生活されて来たであろうから、皇籍復帰されても国民感情からして受け入れられるのではなかろうか。

 もし皇室典範が改正されれば、敬宮愛子内親王殿下が皇位継承の第二位となるわけだが、その皇族ではないであろう配偶者は、すでにこの世に誕生し、日本の何処か住んでいる訳だが、愛子内親王殿下の結婚相手となるにふさわしく生きているとは誰にも分からない。もし将来の結婚相手とするならば、幼い頃から、そのような教育をしなければならないわけであるが、まだ誰になるか分からないからしてどうすることも出来ない。

 であるからして旧皇族に皇籍復帰して頂き、その子供にも幼い頃から、皇族に相応しい教育をして、皇室の尊厳を維持すべきであろうし、皇籍復帰によって、両陛下や皇太子殿下などのご公務の負担を少しでも減らすべきである。

 女性・女系天皇を容認するかしないか。また旧皇族の皇籍復帰を認めるかについて、国会での意見が割れて意見の一致がみられなければ、まことに畏れ多いことながら天皇陛下のご聖断によって、皇室の伝統を変更するのかしないかをお決め頂いても良いのではと不謹慎ながら考えてしまう。

 陛下のお立場とすれば「伝統を大事にして頂きたい」としかお話にならないかもしれないが、皇位継承の変更は、憲法改正以上の重大の歴史の転換であって、慎重の上にも慎重に論議を重ねるべきであり、皇室潰しを画策した「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーの報告に惑わされることなく、万世一系によって、皇位を継承してきた天皇陛下を戴く2600年に及ぶ日本の重みある歴史と伝統を守るべきである。
(2005/11/26)   

この記事は「私の主張」第247号
  皇位継承変更は憲法改正以上の重大の歴史の転換
~旧皇族の皇籍復帰によって、男系による皇位継承者を増やすべきだ
としてHPに掲載されていたものです。


皇位継承は男系によって維持する伝統を守れ

2005年10月26日 20時52分46秒 | 皇室
 それなりの見識を持っているであろうと思われる政府の「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーが、10月25日、皇位継承資格者を女性皇族に拡大することを基本に最終報告をまとめる方針で一致したと報じられている。

 「世界最古の王家」である皇室は、有史以来二千年以上にわたり「万世一系」を維持するために男系の皇位継承によって伝統を保ってきたのであり、それを現在の感覚で、すなわち男女共同参画などのおかしな思想の感覚で、皇室の伝統を破壊することは許されることではない。

 確かに昭和40年に秋篠宮殿下がご誕生になられて以降、男子皇族が誕生しておらず、現在の皇室典範では、皇室が維持できなくなるとの理由は分かるが、だからと言って、皇位継承を女性皇族に拡大することは伝統というものを全く無視する安易な考えではないか。

 「皇室典範に関する有識者会議」のメンバー10人には、なぜか皇室の専門家はいないとのことで、驚くべきことに、最初から「女性天皇容認」との結論であったとされている。この僅か10人の皇室の専門家でもない者が、有史以来二千年以上の長きに渡り、維持して来た皇室の伝統を、根本的に変える結論を出し、国会において皇室典範改正案を成立させて良いとは到底思えない。

 皇室の方々は、今回の最終報告をどのようにお感じになっておられるであろうか。「皇室典範に関する有識者会議」の座長である吉川弘之元東大総長は「(皇室の方々には)聴いてはいけないという政府の判断だった」と語っているそうであるが、本当なのであろうか。また吉川座長は「国民から広く聴くことはない」とか「我々が歴史を作る」とか言っていた記憶があるが、このようなことを平然と公言する者を座長にしたことは適任であったのか大いに疑問である。

 皇室の伝統を重視する学者や文化人らが、昭和22年にGHQの命令によって臣籍降下(皇籍離脱)した旧皇族の皇籍復帰や、現宮家への養子入りによる男系継承維持の方策を主張しているが、吉川座長は「ほとんどのメンバーが可能性がないとの結論に達した」と述べているそうであるが、なぜ可能性がないのか明らかではなく、伝統を重視する国民を納得させることは出来ないであろう。

 わが国は歴史や伝統を重んじる国ではなかったのか。皇室典範に定められた「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」との規定は法と言うより伝統と言うべきであろう。これは変えてはならない。このままでは皇位継承者はいなくなるとして、歴史の重みのある伝統を崩壊させて良いと言うものではない。

 であるから、臣籍降下した旧皇族の皇籍復帰によって、男系の皇位継承者を確保する方が皇室の伝統を維持出来るのではないか。旧皇族には20代の男子もおられるとのことで、その中には皇籍復帰しても良いと声もあると言う。

 しかし、今回の「皇室典範に関する有識者会議」の最終報告をまとめるに際し、皇族方のご意見を伺うことはなかったとは驚きでの何者でもない。今後の皇室がどのようになるのかを、当事者である皇族の方々が何も意見を言えず、皇室典範改正案を報告されるだけとは大いに疑問である。

 わが国が尊厳を保っているのはひとえに皇室の存在である。その皇室の伝統を破壊してはならないし、そのような誤った歴史を作ってはいけない。皇室の廃止を叫んでいたサヨクが最近それを言わなくなったのは、このままでは皇室はなくなると思っているからである。女性天皇容認はまさにサヨクの思惑に一致する。旧皇族の皇籍復帰しか皇室の伝統を守る方法はないと思う。
(2005/10/26)

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「皇位継承は男系によって維持する伝統を守れ」
としてHPに掲載されていたものです。


慰霊のためサイパン島を訪問された両陛下

2005年06月29日 20時17分57秒 | 皇室
 天皇皇后両陛下は27日から戦没者慰霊のためサイパン島を訪問し、島の北部にある中部太平洋戦没者の碑を訪れ、供花し、黙礼された。サイパン島は日米両国の軍人、民間人、地元民ら合わせて約6万人以上が亡くなったとされる激戦の地であり、陛下のかねてからのご希望であったとのことであり、遺族の一人は「ありがたいことです。61年目にしてようやく戦争は終わった」と語っている。

 続いて両陛下は、米軍に追い詰められた多くの日本兵、民間人が投身自殺を図った、スーサイドクリフやバンザイクリフを訪れ、黙礼されたが、その時の両陛下の後ろ姿を撮影した写真が新聞に掲載されている。両陛下の前には切り立った断崖と、うち寄せる波、そして大きな太平洋が広がっている。ここで、多くの日本人が見える筈がない祖国日本の安泰を願い、無念の思いで死んでいったことを今日の平和の時代に生きる私たちは決して忘れてはならない。

 その後、当初予定されていなかった沖縄出身者の慰霊碑「おきなわの塔」と朝鮮半島出身者の慰霊碑「韓国平和記念塔」に立ち寄られ、ご拝礼されたとのことであり、韓国・東亜日報は当初「…しかし、サイパンで強制労働に苦しんだり、戦乱に巻き込まれて死亡した韓国人犠牲者のための『サイパン韓国人慰霊碑』は訪問対象から除外され、『国内向けの行事』という限界を露呈した。韓国人慰霊碑は日本政府が自国の死亡者のために立てた戦没者碑から徒歩で5分のところにある。」と報じて、両陛下が「韓国平和記念塔」になぜ立ち寄らないのか文句を言っていた。また韓国内では「サイパンに行くな」との抗議行動があったような記憶があるが、両陛下の強い意志によって、前日に決定したとのことで、東亜日報は誤報を出した訳だが、抗議の意味で振り上げた拳をどう降ろすか戸惑ったことであろう。

 天皇陛下のことを「日王」と未だに書く東亜日報だが、参拝しないと思っていた「韓国平和記念塔」に両陛下が立ち寄られたことを好意的に捉えると思ったら期待に反してと言うか、当然と言うか、何とも嫌味たらたらの記事を掲載している。両陛下が参拝しないことで文句を言い、参拝しても「4分だけこっそり追慕」との嫌味のある見出しで両陛下の参拝を伝えているが、ならどうすれば良かったのか教えて欲しい。どちらにしても韓国は日本を叩くことしか頭にないようである。

 「サイパン在住韓国人の代表たちは27日に記者会見し、天皇陛下に、韓国人犠牲者にも追慕の意を表明することを求めた。」と東亜日報は報じているが、どこを訪問するかは日本自身が決めることであり、両陛下には「韓国平和記念塔」さえ訪問してくれさえすれば他はどうでも良いと言いたげである。

 東亜日報には「天皇陛下は、韓国人の慰霊塔の前で4分ほど立ち止まり、献花や特別な追悼のあいさつなしに、簡単な黙念だけをし、周辺を見回ったものとされる。28日付の日本の夕刊各紙は、天皇陛下ご夫妻のサイパン慰霊塔への訪問を、写真とともに報じたが、韓国人慰霊塔を訪問したことについては、これといった意味を与えなかった。」と書かれている。参拝する前は「日王」で参拝したから「天皇陛下」に表現が変わったようであり、何とも卑屈なやり方ではないか。では4分ほどでなく何分なら良かったのか。韓国人の慰霊塔だけは他のどこより長く止まり頭を下げろと考えているからして、このような記事になるのであろう。

 両陛下はサイパン島で歓迎されなかったことを何としても伝えようと朝日新聞が、「戦争当時に支払わされた犠牲の痛みが、依然治癒されておらず、日本についての思いが複雑」との地元の住民たちの反応について紹介しているが、歓迎しなかったのは在島韓国人だけではないか。沿道の人達が「万歳」ではなく「ありがとうございます!」と感激していたではないか。

 さらに「太平洋戦争犠牲者遺族会のヤン・スンイム会長は『天皇陛下がどんな姿勢で平和塔を訪問したのか分からない』とし、『心からしょく罪するならば(平和の塔の訪問を乗り越えて)、韓国人戦争犠牲者の問題を解決しなければならないだろう』と話した。」と伝えているが、要するにカネを寄こせと言うことであろう。両陛下の戦没者への慰霊のお気持ち韓国人は理解しようとせず、支那と同じように、すぐ賠償だと騒ぎ、日本からカネを引くことしか頭にないようである。
(2005/06/29) 

写真:バンザイクリフを訪れ、黙礼される天皇皇后両陛下

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天皇皇后両陛下がサイパンへ「慰霊の旅」に

2005年03月05日 22時00分00秒 | 皇室
   天皇、皇后両陛下が、6月にサイパン島を慰霊のためにご訪問されることが 決まり、政府は米国側と調整に入ったとのこと。陛下は、本年が戦後60周年 の節目に当たることから、かねてからサイパンを含む南方地域での戦没者への 慰霊の気持ちを表したいと希望されておられたとのことで、同地域への両陛下 のご訪問は初めてであり、戦後も皇族の訪問はないとのことである。

 政府は当初、太平洋諸島のマーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パラオなど のご訪問も検討したことであるが、移動手段や警護の問題もあり断念したとの ことである。だがパラオは日本の国旗である日章旗(日の丸)を元にしたデザ インになっている青地に黄の丸を描いたものを国旗にしている親日国であり、 これは日本が統治した時に、友好的や紳士的であったとして現在でも感謝の念 を抱いていることによるものだそうであり、そのパラオへの両陛下のご訪問が 実現されないことは誠に残念でたまらない。

 大東亜戦争の末期、サイパン島には多くの在留邦人がいたが、米軍は日本本 土爆撃のための基地にしようと上陸し、守備していた日本軍と激しい戦闘を繰 り返して日本軍は玉砕したが、その際に在留邦人の多くが犠牲となっており、 米軍に捕まると酷い目の遭うとの恐怖心から婦女子が断崖から海に飛び込んで 集団自決した「バンザイクリフ」の悲劇は日本人なら忘れてはならない。

 私はサイパン島には行ったことはないが、もし訪れる機会があったとしたら 、島の北端にある「バンザイクリフ」から祖国日本は見えなくとも、海原のは るか先にある日本を望みながら身を投げた人々のことを思い、おそらく涙が止 めなくあふれてしまうであろう。

 天皇陛下は広島、長崎、沖縄などの戦災地への「慰霊の旅」の後に「今日わ が国が享受している平和と繁栄が、多くの人々の犠牲の上に築かれていること を深く心に刻み、これからも、この戦いに連なる全ての死者の冥福を祈り、遺 族の悲しみを忘れることなく、世界の平和を願い続けていきたい」とのご感想 を出されているそうである。

 しかし、政府は陛下のこのようなお気持ちを察せず、わが国の戦没者を追悼 する唯一の追悼施設である靖国神社への御親拝を実現させないとはなんとして も不可解である。政府の「支那を刺激してはいけない」との考えで御親拝の実 現を躊躇しているようでは、わが国何時までも真の独立国家とはなれないであ ろう。今年は戦後60周年の節目に当たることと、いつまでも支那にガタガタ 言わせないためにも陛下の御親拝を実現させて欲しいものである。
(2005/03/05)

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皇太子同妃雅子両殿下の韓国訪問に断固反対

2005年01月03日 14時31分54秒 | 皇室
   今年は日韓国交正常化40周年にあたることから、秋にも皇太子徳仁親王殿 下同妃雅子殿下の韓国訪問が政府内で検討されているとの報道がなされている が、両殿下の韓国訪問には断固反対する。

 日本経済新聞が報じたものだが、韓国の中央日報さっそく取り上げ「訪問時 期は秋が有力で、訪韓期間中は過去の歴史問題に対する謝罪発言も検討されて いるという。」として「日本政府は、韓日国交正常化40周年の今年に皇太子 の訪韓を成功させ、究極的には天皇の韓国訪問を実現させる方針だ。天皇本人 も韓国訪問に積極的であることが伝えられた。」と述べている。

 この訪問検討が事実ならば、政府は支那と同じようにほとんどの国民が反日 に染まり、韓国国会は60年以上前の日本統治に協力したというだけで糾弾し ようと言う反日法いうべく「反民族行為真相究明に関する特別法改正案」を成 立させるなどしている国に皇太子殿下を訪問させ、日韓友好のためにとは言え 謝罪発言をさせる検討までしているとはまさに政治目的のために皇室を利用す ることであり、このようなことでは天皇皇后両陛下や皇太子殿下にどれほどご 迷惑をお掛けするか図り知れない。

 小泉総理の靖国神社参拝や歴史教科書検定に関して、韓国は支那と共同歩調 をとって内政干渉を繰り返していることは周知の事実であり、そのような反日 感情がある国をなぜ皇太子殿下に訪問して頂かなければならないのかさっぱり 分からない。

 日本人を見れば謝罪と反省を求めるような国を訪問されて、支那におけるサ ッカーアジア杯での暴動のようなことが起きて、両殿下に万一のことがあった としたら大変な問題となるだろう。自分たちの思うとおりにならないと激高し て見境もない行動をとる民族性からしてあり得ない話ではない。

 天皇皇后両陛下はすでに支那を訪問しているが、韓国は未だに実現していな い。両陛下が支那を訪問した理由は友好関係の発展のためであったはずだが、 ではその後、日本と支那はそのようになったのか。ご承知の通り、両陛下の訪 問は何ら効果をもたらさず、冷却化が続いている。

 韓国は皇太子殿下の訪韓の際に日本統治時代の謝罪をする発言を引き出し、 その後に天皇皇后両陛下の訪韓で同様な発言を得て、やはり日本の統治は誤り であったとして、さらなる反日に向かうことだろう。皇太子殿下が政府の方針 で統治時代の謝罪発言をしなかったとすれば、それでも怒り、謝罪すれば怒り は収まるどころか、日本を糾弾しようと、まったくの逆効果となると言わざる を得ない。

 韓国、北朝鮮そして支那は近い国だからと言っても友好関係がなければなら ないとは思いいない。今までにこの三国のやり方を見ていれば真の友好関係が 成り立つとは思えず、幻想に過ぎず、だから韓国は友好国ではない。 現に日 本領土の竹島を武力占領し、次は対馬を狙っている敵対国家である。韓国は日 本と友好関係を維持したいと真剣に思っていない証拠に北朝鮮にますます接近 しているではない。

 皇太子殿下同妃殿下の韓国訪問には断固として反対する。日本を貶めること に情熱を傾けているような国となぜ真の友好は築けるのか。今年は日韓友好年 とのことだが、日本民族を見下したような国民性には我慢出来ない。韓国内に は多くの北朝鮮工作員が潜入していると言われており、そのような危険な隣国 に両殿下が訪問されるのはまさに無謀なものと言えるだろう。
(2005/01/03) 

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両陛下のお見舞いに感涙にむせぶ被災者

2004年11月06日 20時53分21秒 | 皇室

 6日午前、新潟中越地震の被災者をお見舞いのため天皇、皇后両陛下は新潟県入りをされ、長岡市、小千谷市、川口町の避難所を訪問し、また救助や復旧支援作業などを行っている自衛隊、消防、警察、自治体の関係者を激励された。国家元首であらせられ、また国民の象徴でもある天皇陛下が皇后陛下とともに、被災者に直接励ましの言葉をかけられたことから、多くの被災者は感涙されたのではあるまいか。

 テレビで報道された両陛下のお姿を拝見し、天皇陛下の着ておられたグレーのジャンパーは確か阪神大震災の時と同じものであった気がする。両陛下は避難所になっている体育館で正座されて多くの被災者の手を取って励まされ、感激して涙を流される方や両手を合わせる方、皇后陛下の肩を叩いて握手を求めた女の子など、両陛下のお見舞いは被災者にとって立ち直りのための大きな勇気と、天皇、皇后両陛下を戴く日本と言う国に改めて感動したのではないだろうか。

 ある野党の代表や、新潟県が選挙区の元外務大臣が地震後に小泉総理よりも一日早く被災地を視察していたが、どのような生暖かい言葉を掛けたとしても、両陛下の激励のように感涙してしまうことなどあり得ない。それは失礼ながらすでに視察を終えているが小泉総理も同じである。

 被災者の中には「両陛下が特に何かしてくれる訳ではない」との訪問への冷ややかな視線もあるであろうが、現地にいるのではなく、テレビで両陛下のお見舞いの様子を拝見しているだけなのにこちらまで感涙してしまうのは、単に年をとって涙もろくなったとの理由だけではないと思っている。それは私が日本人だからであり、常に悲しみも、苦しみも、喜びも国民と共に歩まれる皇室の存在こそが日本そのものであり、天皇陛下がおられるからこそ日本という誇りある歴史と伝統文化を持つ国が存在するのである。

 すでに亡くなられているが、女優の高峰三枝子さんは昭和天皇から園遊会の際に言葉をかけられて泣き出したことがあった。小説家の阿川弘之氏は著書「国を思うて何が悪い」の中で「あれで、私は往年の『暖流』の大女優があらためてすっかり好きになっちゃった」と書いており、私もテレビでその様子を見たが、昭和天皇が「今度また舞台で何かやるそうですね」と声をかけると高峰さんは「陛下。あの…」と言ったきり下を向いて泣いておられた。

 私は今上陛下にお会いしたことも、まして話をしたこともないし、今後もそのような機会はないであろう。もしあるとすれば私も高峰三枝子さんと同じように泣き出してしまうのではと思う。阪神大震災の時にも両陛下は被災地を訪問されたが、避難所において、お見舞いのお言葉をかけられ思わず泣き出してしまった若い女性を皇后陛下が優しく抱かれ、その写真が新聞に掲載された記憶がある。

 阪神大震災で壊滅的な被害を受けた神戸などは奇跡的な復興を成し遂げた。今回の新潟中越地震で被害に遭われた地域も必ずや元のように復興することであろう。震災後に一日でも早く被災地を訪問し、お見舞いをしたいとのご自身のことより国民のことを常にご心配される両陛下の願いが叶った訳である。ところで、皇室の廃止を訴えるサヨク達がいるようだが、今回の両陛下のお見舞いを受けて感涙される被災者を見てどう思うか是非とも感想を聞きてみたいものである。
(2004/11/06) 

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天皇陛下の国旗国歌に関するご発言について

2004年10月30日 23時00分13秒 | 皇室
 28日に開催された秋の園遊会において、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61)が、「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけられた際に、天皇陛下は「やはり、強制になるということではないことが望ましい」とお述べになった事が報道されている。

 陛下のご発言のご趣旨について、宮内庁の羽毛田信吾次長は「陛下の趣旨は、自発的に掲げる、あるいは歌うということが好ましいと言われたのだと思います」と説明し、細田官房長官は、これまでの政府見解とも一致しているとして「天皇陛下は象徴としてのお立場を十分にご理解になったうえでご発言になっており、天皇は国政に関する権能を有しないという憲法の趣旨に反することはないと考えている」と述べたとのことである。

 偏向マスコミは「東京都教育委員会が、入学式や卒業式で国歌斉唱の際に起立しなかった教員に対して処分したことを陛下は憂いているのではないか」と言った趣旨の報道をしており、常日頃、皇室を否定しているサヨクの連中は、陛下のご発言を都合の良いように捉えて、国旗の掲揚と国歌の斉唱を強制させることを天皇陛下までがおかしいと言っていると歪曲しているようである。

 国家元首であらせられる天皇陛下のご発言に、国民が自分にとって都合の良いような解釈をすることは不謹慎であろう。都教委が職務命令に違反してして、国歌斉唱の際に起立しなかった教員に対して処分した件に関して、陛下は「起立しなかったとしても処分するのは行き過ぎでは」とご発言した訳ではないから、「強制とは言うことでなく、自然に出来るようになってもらいたい」とのご趣旨ではなかったのではないかと私は理解している。

 私たち日本人は、何処かの国のように日本が憎くて、国旗日の丸を道路上に広げて小便やタンを吐き掛ける民度の低い訳ではない。自分の国の国旗国歌に敬意を払うのは法的根拠があろうがなかろうが当然のことであり、それが嫌だと言う人達を強制的にやらせようとしなければいけない現状の方が余程異常であり、特に問題なのは国旗国歌に敬意を払えない教師が、教育という公の場において、敬意を払わないように仕向けるために生徒に強制しようとしている事の方である。

 だいたい陛下のご発言を国民が「問題だとか」「特に問題はない」と論議をする方がおかしいと思う。では問題だとして陛下にご発言の撤回を求めるのか。まさに不敬のなにものでもない。国旗国歌に敬意を払えないサヨク連中は陛下のご発言を「強制はおかしいとの趣旨だ」として都合の良いように利用したいであろうが、普段から国旗国歌に対して普通に振る舞っている国民は、今まで通り国旗国歌に敬意を払い、わが国が国家として尊厳が保たれているのはひとえに天皇陛下を戴く皇室の存在の他ならないことを誇りに思って良いであろう。
(2004/10/30)

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自衛隊を激励された皇太子徳仁親王殿下

2004年02月23日 21時41分02秒 | 皇室
  2月23日、皇太子徳仁親王殿下は44歳のご誕生日をお迎えになられた。これに先立ち、恒例の記者会見が東宮御所が行われ、その際の会見全文がSankeiWebに

皇太子さま 44歳に 会見全文

 として掲載された。国民が現在最も関心を持っていることは、皇太子妃雅子殿下が、ご静養中であることで、この件について皇太子殿下は「公務と育児の両立で、疲労が蓄積していったのではないかと思います」と述べられ、また「世継ぎ問題のプレッシャーもまたかかってきたことも大きかったと思います」とも語り、心身への重圧が大きな要因になったとの見方を示されとのこと。

 さらに「(皇太子妃殿下には)すべてを忘れてゆっくり休んでほしい気持ちです」と述べ、宮内庁やマスコミの協力を求め、公務に復帰するのにはまだしばらく時間がかかるかる旨を申された。国民の一人として、十分にご静養され、皇太子妃雅子殿下が、敬宮愛子内親王殿下とともに一日でも早くお元気なお姿をお見せになられることを切望する。

 マスコミは皇太子同妃雅子殿下のご静養中のことを中心に報道しているが、会見全文を読んで見ると、皇太子殿下は「イラクに一日も早く平和が訪れることを心から祈るとともに、イラク復興支援にあたられる自衛隊の皆さんには、厳しい状況の中でくれぐれも体に気をつけてイラクの国民のためになるお仕事をしていただきたいと思います。」とイラク復興支援のため派遣された自衛隊を激励されておられるのである。

 天皇皇后両陛下や皇太子同妃雅子殿下がまさか「黄色いリボンやハンカチ運動」をする訳にはいかないが、このように皇太子殿下が自衛隊を激励されることは、自衛隊として光栄のなにものでもない。また、そのお立場から、派遣される自衛隊員に直接会われ激励されることは難しいであろうが、もしそのような事が実現されるなら派遣隊員はどんなにか感激するであろう。

 天皇皇后両陛下が、北朝鮮により拉致され一昨年帰国された被害者の蓮池夫妻に会われ激励されたり、皇后陛下が拉致被害者5人が帰国した後「何故私たち皆が、自分たちの共同社会の出来事として、この人々の不在をもっと強く意識し続けることが出来なかったかとの思いを消すことはできません。今回の帰国者と家族との再会を喜びに思うにつけ、今回帰ることのできなかった人々の家族の気持ちは察するにあまりあり、その一入の淋しさを思います」との異例とも言える談話を発表するなど、両陛下に拉致問題を長年放置してきたことでご心痛をおかけしてしまった。この度のイラク復興支援のための自衛隊派遣についても、両陛下も派遣隊員の無事帰国を祈念されているのでないかと思う。

 イラクに派遣された自衛隊は、順調に任務を遂行しており、毎日のようにテレビで放映される自衛隊員の勇姿を見て感激しているが、いまだ派遣反対も根強く「イラク派遣違憲訴訟準備会」という自称平和団体が、自衛隊イラク派遣差し止め訴訟を3月19日から、賛同者が毎日一人ずつ東京地裁に提訴する「毎日訴訟」を一年間継続を目標に行うとのことで、いまさらどうすることも出来ないと思うが、派遣反対派も元気が良いようである。だが「もういい加減にしたら」と言いたくなる。
(2004/02/23) 

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