きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ロミオとジュリエット」(宝塚大劇場)

2012年07月16日 | 宝塚(月組)


マチネ。
まさロミは無難で、みりティボは小さい。
二人とももう少し爆発が欲しい。
ちゃぴは初々しくて可愛い。
ゆうきの愛が柔らかい踊りでとても良い。
たまきちの死は妖しさが欲しいかな。

最後のあーちゃんの歌で涙腺決壊。
ここで泣かされるとは。
最近はソプラノの白い役が多かったけど
久々に「生の人間」の感情が感じられる役だった。

マーキューシュオが女を落とす武器は
子犬の目でウルウルだと思うね。
みやるりが歌が上手いと思ったのは
ベニーと真風に挟まれていたからか? 


ソワレ。
みりロミまさティボ。
この組み合わせの方がしっくり来るけど、
キャラがはまっているというより、
もしかして役者としての経験値の差なのかも。
確かに本人たちも大変だけど、
合わせる周りも大変かもね。

まさロミは、まだ大人じゃないけど、
みんなより半歩早く、子供の世界から抜け出しているかも。
まさにリフ。
みりロミはまだ子供かな。

雪組の時は思わなかったけど、WSSの影響を感じる。
バルコニーの場面でゆうこちゃんの幻影が見えた。 


越リュウのお父様がエロい。
まゆぽん堂々としている。
あちょう、どこから声を出しているんだ?
マギーは痩せて男振りアップ。
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「フットルース」(宝塚雪組@梅田芸術劇場)

2012年07月15日 | 宝塚(雪組)


父が突然、家を出たため
母ともども親戚を頼り
シカゴからボーモンへ来たレン。
そこでは、ある事件がきっかけで
公共の場所で踊ることが禁じられていた。
都会から来たレンは息が詰まっていく。
そこで、ダンスパーティを企画するのだが・・・


ポスターのイメージより、ずっと面白かった。
もっと古臭いかと思ったけど
小柳ちゃんの演出が良いのか
現代にも通じる話になっていた。

「CANCAN」ぐらいのなし崩しで
ダンスが認められるかと思っていたんだけど(映画は見ていません)
もっと丁寧に描き込まれていました。

大人達がダンスを禁じたのもわかるし、
若者達がダンスを楽しみたいのもわかる。
その溝は、お互いが話し合い、認め合って、埋められていく。
その過程が良かった。
教会でのレンとムーア牧師の会話に涙。
とつぜん大切な人がいなくなる。
自分が悪かったのか、
なにか手段は無かったのか。
後悔の日々は両者に訪れていた。
その痛みがわかるからこそ、歩み寄れた。


ダンス場面は大迫力。
学校の制服が可愛いのもポイント高いよね。

キムちゃんのレンは、都会派の男の子。
田舎の生活に辟易はするけど
馬鹿にはしないんだよね。
ミミちゃんのアリエルはメチャ可愛いのだよー!
父親に反発するのも理由があるのだ。
まっつの牧師様もいいよ。
彼は間違っているとは言えないなー。
しかし、キム・まっつの芝居は反則だよなー。
この二人の芝居は、なんでも納得させられちゃうよ。

コマの眼鏡っ子も可愛かった。
ヘタレをあそこまで可愛く演じられるのがすごいよ。
あゆちゃんのイケイケな雰囲気も良い。
きんぐもいい感じの不良だった。
彼も田舎では収まりきらないんだろうなあ。


入場者全プレのポストカード&カラーバンド

ポスカはまっつ、カラーバンド、これは何色?
シャーベットブルーならミミちゃんセレクトなんだけどな。
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OSK「レビューinKYOTO」@京都四條南座

2012年07月15日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)

月組ロミジュリ遠征に絡めて行ってきました。
今年の2月に日本橋三越劇場で見て
次はフルメンバー公演を見たいと思いました。
こんなにも早く見られるなんて!嬉しい!
初の南座もワクワク!

今回の公演は芝居とショーの二本立て。
それぞれ1時間ぐらい。
1部は芝居で「シンデレラ・パリ」。
(「・」はハートマークが正しいです)
「ローマの休日」と「シンデレラ」を足したかんじのお話し。
エメラード国の皇太子と
継母・義姉達にこき使われる心優しい下町娘カトリーヌとのラブ・ロマンス。
そこに、皇太子暗殺を計画する「レモン団」と、
義姉達を玉の輿に乗せたい継母の思惑が入り乱れ
パリの街で壮大な追いかけっこ。

話自体は、あらすじから考えるその通りで
他愛が無いと言えばそれまでなんだけど、
話はテンポ良く進み、スピーディーな舞台転換もあり、
大人が見て充分楽しめます。
宮廷のゴージャスな場面、
少女漫画のようなホワホワな場面、
華やかなカンカンの場面、
タンゴクラブの大人な場面、
切ない別れの場面など、
短い時間の中にいろんな世界がタップリつまっています。

1時間なので最後がちょっと尻切れトンボかな。
あと40分あれば、
義姉の一人はアンジェロと
もう一人はポポロと
くっついて大団円ができたかもー、
と、ちょっぴり妄想。
アンジェロは結局潜入捜査官だったのかなあ。

プログラムを買っていないので
詳しい役名はわからないんだけど、
妖精(?)役の人が、ものすごく踊りが上手かった。
ポアントであれだけ綺麗に踊って歌うなんて驚愕だ!
アンジェロを追い掛ける女の子のスピーディーさも印象深いです。
主演カップルも素敵なんだけど
アンジェロの気障っぷりとか
ポポロのコメディとシリアスの落差が楽しかった。

ポポロが「僕とお茶でも」と客席に手を差し伸べたら
缶ビールなどが手渡されました。
微笑ましいわあ!


2部はショーで「グラン・ジュテ」。
三越劇場で見たときより群舞が多いので
ステージに迫力がありました。
全体的にスピード感があるショーでした。
サンバの衣装はこちらもヒラヒラなんだね。
センスを使った踊りが面白かった。

カーテンコールの後に、
もういちど幕が上がり、「桜咲く国」。
うほーーー!
傘!たくさん回っている!!
大満足!


宝塚は、あくまでも気分的になんだけど
リカちゃん世代は先輩で、
キリヤン世代が同期で、
まさおたちは後輩。
今は後輩を見守るモード。
OSKは見始めてまだ日が浅いので
出演者は私より「大人」な気分。
たぶんリアルでは出演者の大半より
私の方が年上なんだと思うんだけど、
予備知識がないぶん、
宝塚を見始めた頃のような
「大人の世界」を堪能できて
見ていてとても楽しいです。

桜花さんの華やかさも素敵だけど
桐生さんの脚の美しさも心惹かれますね。

創立90周年記念公演、
東京は4月に日生劇場で上演だそうです。


南座。

外観・内装とも明治座みたいなかんじ。
明治座よりは小さいので
3階席でも、舞台にとても近いです。
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「崖っぷちの男」

2012年07月14日 | 映画
自殺する!とホテルの21階から飛び降りようとする男。
それを止めようとする警察の交渉人。
しかし、その裏には、ある目的が・・・。

これはすごく面白かった。
建物高層部という心臓バクバクの映像に、
男と交渉人は限られた場所での台詞の応酬で
さながら密室劇。
しかし同時進行で金庫破りアクションが展開されるので
単調にはならない。

謎が解かれていく段階と、そのテンポがとても良い。
スカイ・マスターソン風に言うと
「手の内の開け方」がとても上手い。
このカードを切ったら(謎が解けたら)次の段階に行く、
その流れに無理がない。

伏線の入れ方も上手かった。
機械的な手順に見えた映像の中に
大事なアイテムが隠されていた。
なによりも、かなり冒頭で「騙し」があったのが
最後の最後にわかってとてもビックリ。
た、確かに、、、
それをナニしたのはアレのアレだけだったし!
いやいや、こう来たかーーー!と。
ネタバレブログだけど、これは書かないでおくよ。
みんなも騙されてね!

サム・ワーシントンは、五分刈りじゃなく
肌の露出がないと、普通の地味な兄ちゃんだ。
この役には合っていたけどね。
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「スノーホワイト」

2012年07月14日 | 映画
なんだか昔のアイドル映画の豪華版みたいだった。
今時の若いねーちゃんがコスプレして馬に乗って戦うのがありきで、
それ以外はかなりテキトーな印象。
このねーちゃんがシャーリズ・セロンを脅かす美貌って、
とっても無理な設定な気がするけど
そういうものだと思ってみなきゃいけないんだろうな。

幼なじみの貴族の息子と
やもめの狩人の二人がいるのに
はっきりとした恋バナに発展しないのも
われらがアイドルは永遠の処女だから、なのか。
女の子たちは「二人の違うタイプの男性に愛される私」
って感情移入をするのかしら。

映画としてはあんまりデキはよくないけど
皆さんの熱いツッコミに乗れるのは楽しいから、
見たかいはあったよ。
幽閉されているのに、スカートの下にズボンって、
なんじゃそりゃーとかとか。
トロール?山トロール?トロールハンターを呼んで-!とか
あの鏡ってけっきょくなに?とか
あんだけ話に絡んでたのに、
なんの言葉もなく狩人は去るのか、とか、
まー、とにかく、いろんな思いがモヤモヤするのを
友人と分かち合うのが正しい見方な気がするよ。
この中途半端感を愉しまなければ。

とにかくシャーリーズ・セロンが美しかったよ。
某所でも言われていたけど、
クリステン・スチュワートが時々タニちゃんだった。
前歯?
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「少年は残酷な弓を射る」

2012年07月14日 | 映画
母にだけ反抗的なケヴィン。
やがて彼は事件を起こす・・・。

冷酷で残忍な息子と、その母。
事件そのものは殆ど描かれず
半分ぐらいは「事件後」で、
一人苦しむ母の姿が描かれる。

予告から、もっと陰鬱で
キリキリするような映画だと思っていたので
全然違って拍子はずれ。
こういう話は説明しすぎるのはよくないけど
こんなにイメージ映像もどきが多いのは
私の好みじゃないんだな。

息子の異常さが主題ではなく、
人は生まれながらに罪人であり
罪を産み落とした母は、
その罪を贖わなくてはならない、
とか、そっちの話なのかな。
息子が事件を起こした場所から去ることなく
その場に居続け、
血(のようなもの)を拭き続けるのは
自らに科す罰なのかなあ。

なにを考えているかわからない息子も
成人刑務所へ行くことは怖がる。
もしかして母を愛しすぎて
母からの愛を得るために事件を起こしたのかなあ。
とも思ったり。

基本的にはティルダ・スウィントンのやられっぷりを堪能する映画かな。

家族みな、食べ物の扱いがとても悪い。
体裁をいくらととのえても
中身は全然伴っていない暗喩なのかしら?
でも暗喩を読み取るのは面倒だよ。
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にゃらんカフェ2012

2012年07月14日 | 美味しいもの
今年も銀座のR25カフェが
にゃらんカフェに変身しました!

今年のテーマは「海賊にゃらんと宝探し」(←勝手に命名)
店内










週替わりメニュー、今週は
「ココナッツにゃらんの宝さがしシェルキー」でした。

ゼリーを吸い上げるとストローが虹色になります。

期間内にもう一度行きたいわ。
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宝塚版銀河英雄伝説、制作発表記事

2012年07月12日 | 宝塚(宙組)
12日夕刻開始の制作発表の記事がいくつかネットに出ています。
公式やスカステでは明日以降に出るかな?

写真が多いのはエンタメターミナル
宝塚歌劇宙組『銀河英雄伝説 @ TAKARAZUKA』制作発表 その1

デイリースポーツはトップコンビお披露目インタビューっぽい
宝塚の凰稀かなめ、実咲凛音を「天然」

集合写真を見ての感想は、
「ともちんがキルヒアイスならなあ」
言ってはいけないことだけどさ。
この身長差なら「赤毛ののっぽさん」がドンぴしゃなのになあ。
仕方がないんだけどさ。
並びは配役表どおりだね。

*宝塚の基本の並びは、一部を除いて学年順、学年内は成績順です。
 真ん中が1番目、
 1番目から見て左、客席から見て右が2番目
 その反対側のトップの隣が3番の格です。
 この集合写真の並びは7月12日現在発表の配役順と同じです。
 7  5  3  1  2  4  6  8 
 って並びです。
 オベがラインハルトの隣にいるのは
 「@TAKARAZUKA」に含まれるローカルルールです。
 ちなみにエンタメターミナルの上の集合写真の真ん中の
 背の高い男性は宝塚歌劇理事長の小林公一氏(松岡修造氏の従弟)、
 小林氏とラインハルトに挟まれているのが
 演出家の小池修一郎氏です。
 小林氏とヒルダの間のお二方はNTT東と西の方だと思います。

まなとは4番目(娘役トップを除いて)。
パレードもこれならともちんが2番目で
今回の星のすずみんと同じ扱い?
いや、いくらなんでもそれはないかなあ。
東上バウ無しのともちんが。
個人的には嬉しいけどさ。
期待はしないさ。

テルは綺麗だなあ。
まなとは意外と背が高いのね。
ちーちゃんは頑張ったな!
道原さんの絵がベースなのかな。
カチャはこうして見ると背は高いんだなあ。
声と丸顔をカバーする化粧を工夫すれば
もっと男役っぽくなるのかなあ。
みりおんがれーれに見える写真がある。不思議。
(れーれの方が蘭はなより目が大きいイメージ)

これはあくまでも制作発表用で
実際の舞台ではまたビジュアルが変わるかもしれないけど
皆さん、けっこう、良いかんじではー。


余談だけど、銀英伝は
アニメが基本と思う人が意外に多くてびっくり。
リアル小説世代としては、
アニメはあくまでも小説から派生したもので
すべてのビジュアルの基本とは全く思えないんだけどね。
シブの絵はアニメベースが多いじゃないか、
って言う人もいるけど、
シブがすべてじゃないしさー。
アニメ版が制作されるずっと前から
違う媒体で作品を発表している人もたくさんるしさ。
アニメから入った人は原作はあくまでも元ネタなのかな。
そう思っちゃうのは仕方がないけど、
それが当然とは思わないで欲しいなあ。


【追記】
宝塚歌劇公式にも制作発表の記事が掲載されました。
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/04e0b733393ff88005ef5a649f0b28e3.html
2枚目のパフォーマンスの写真を見ると
キルヒアイスがラインハルトの横に来てますね。
まなとが2番手で来るかな?

まなとのコメントに「アンネローゼとラインハルトの姉弟」
とあるから、アンネローゼが出ることは確定だよね。
(出ずに作品ができるとは思えないけど)

カチャのコメント
「アンスバッハは(略)最後に重要な鍵を握っている人物の一人だと思いますので」
これで今回はやっぱり2巻までと推測。
「心理描写や年齢設定など、小池先生とご相談しながら深めていきたいと思います」
やっぱ、おっさんのままじゃないのね。そうだよねー。


【さらに追記】
制作発表の模様は8月3日以降
CS2の宝塚スカイステージで放映される予定みたいですね。

 → 宝塚スカイステージ

有料放送ですが、視聴方法(ケーブルTV、スカパー2)によっては
無料放送の日があるかもしれませんので
スカステに加入されていない方は調べてみてくださいね。


【もひとつ追記】
今回は2巻までが確定。
「アニメ!アニメ!」の記事が詳しいです。
あのスペースオペラが宝塚の華麗な舞台に 「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」制作発表会開催
「小池修一郎さんは二時間強という上演時間で原作の第2巻までを舞台化する構想を述べ、キャスティングは宝塚にいる銀英伝ファンに意見を聞いた裏話も披露した。」
そして昔からの銀英ファンのカイちゃん。
「舞台化が決定する前から作品に触れていたため、記者から好きなキャラクターについて質問が。七海さんは「断トツでヤン・ウェンリーが好きですね」とラインハルトのライバルの名を挙げた。
自身の役がラインハルトの部下であるため「裏切り者になってますけど…」と躊躇いながらもヤンの魅力について語った。」
裏切り者w
いつか同盟篇に参加できるといいね。

また「ぴあ」では、艦隊戦の演出プランを
イケコが語っています。
宝塚宙組の新トップ・凰稀かなめ、お披露目公演『銀河英雄伝説』に意欲
「最初は頭に戦艦を乗せてとか考えましたが、映像を使ったり、ダンスで表現したりと“@TAKARAZUKA”らしさを出したい。(観客に)“あっと”驚いていただけるといいんですけど」
頭に戦艦バージョンは、ぜひヅカスペなどで見たいね。
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「ダンサ セレナータ/Celebrity」宝塚星組(1回目)

2012年07月10日 | 宝塚(星組)


前評判通り、芝居は
安定の超正塚
暗い過去があり、自嘲気味に生きている孤独な男の前を
様々な人間が通り過ぎる。絡み合い、別れる。
 ・南米っぽい国の軍事独裁政権下
  (HPにはヨーロッパとあるけど雰囲気はアルゼンチン。
   でも植民地があるから、架空の国なのかな?
   パンフは未読なので、あくまでも舞台を見たイメージ)
 ・つっけんどんなウェイトレス
 ・イキがるチンピラ(でも喧嘩には弱い)
 ・斜め上の行動をする空気の読めない善人(馬鹿)
 ・兄が反政府運動をして政府側に捕らえられ拷問
 ・その妹とは別れる
 ・人質未遂
 ・(照明が)暗い舞台
 ・回り盆多様
 ・簡易なセット
 ・コロスはタンゴ
 ・地味な衣装
 ・オチが明確じゃない
 ・タンゴを踊ってなし崩しにジ・エンド
などなど、頭の中の「正塚リスト」に
チェックを入れながら見ていました。
ほんとに、見事に正塚すぎて、むしろアッパレ!
私は好きだよ。
基本的にはタンゴづくしだけど
「マリポーサ」のショー部分より無理がないので見やすい。


ちえちゃんのイサアクが
「ブエノスアイレスの風」のニコラスに見えた。
アンジェリータはイサベルみたいな?
あのあと二人は店に残るが、
自分勝手なニコラスに、イサベルが愛想を尽かし
恋人関係は解消するものの
ダンサーとしてのコンビは続ける、みたいな。
でも、時代的にはその前(軍事政権下)なので、
むしろフローラに繋がるらしら?
など妄想しながら見てました。
ちえちゃんが演じると同じ役に見えるのではなく
正塚先生が同じタイプの男を書きすぎるんだよね。
冒頭とラストの髭がステキ過ぎ。
すごくよく似合う。

ねねちゃんのモニカも艶っぽい。
ダンサーではないけど、
長い手足が良くコントロールされている動きで
表現力はあると思う。

ラストのキスにウハウハー! 

ベニーがすごくしっかりしてきた。
とても存在感があり、芝居も的確。
敵だけど悪ではない。
てか、あんたイサアクに惚れてるやろー!
(女性演出家は露骨にそういう部分を出してくるけど
 それじゃ意味ないよね。
 友情とも敵意ともつかない行間の裏を
 勘ぐるのが面白いんじゃん!)
普段の喋り声は女の子っぽさがあるけど
芝居の台詞は充分に男役らしい低音。
歌も当人比ではかなり良くなった。

真風は粗忽なお調子者で
昔の月組ならタニの役割。
声もミズに似てるかな。
ベニーが成長したぶん、
真風の未完成度が強く感じられた。
ま、のびしろがまだあるということで。

まさこはおっさん臭くてイイよ!
れみちゃんが良い芝居で退団が惜しいけど
仕方がないんだろいな。
あのカラーはヒロイン路線を外れたから出たと思うんだけど、
月組時代を知っていると、なんともいえない感慨がある。
すずみんはイイ人で最後はちゃっかり? 
わかばちゃんは、バウヒロのはるこちゃんより役付が良いから
次期娘1候補の一人だと思うんだけど
(まあ、正塚作品だからなんともいえないかもだけど)
もうちょいキンキン声を押さえて欲しいなあ。


稲葉ショーは、土台は総踊りの中村Bで、
その上に大介とサイトーの趣味の走り振りを
足して2で割った成分を積み上げ、
耽美オギー要素を数滴振りかけました、
ってカンジかなあ。
あ、オープニングは「スナイパー」のパパラッチを思い出した。
映像は上手い具合に使われているし、
場面ごとはしっかりしたカラーがあるし繋ぎ方も悪くない。
ただハイテンションが続くのでちょい疲れる。
もうちょい緩急があるといいかなあ。

ショーのベニーの悪魔より、
スカステ増刊号で見たイタズラをたくらむえりたんの方が邪悪な顔だw
ベニーは芝居の作らない声だとヘタれ気味で
それはそれで可愛い。

すずみんは銀橋ソロとか軍服とか
配慮されているなー、ってかんじ。
舞台化粧顔がシメさんに似てるかな?

パレードのまさこが歌無しなのはプチショック。

みやるりがいなくて寂しい。
んだけど、もう、うちに来てるんだよな。

どいちゃんとまんちゃんのダンス対決が見たいなあ。

芝居の指揮は御崎先生、
ショーの指揮は清川先生。


公演デザート
ダントツ・チョコラータ
チョコレートプリンにフレッシュオレンジ、生クリームを添えて、ホロ苦さに甘酸っぱさを合わせました。
大人の恋を感じさせる、公演をイメージしたデザートです。

(HP説明より)

オレンジの甘さ、すっぱさと
チョコレートプリンがマッチして美味しかったです。
名前は、どうなの、これでいいの、誰がOKしたの!
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週末の美味しいもの

2012年07月08日 | 美味しいもの
金曜日のお昼は上野駅の「ブラッスリー・レカン」。
平日限定ランチは、スープ、サラダ

と、
ワンプレートのメイン

で、1050円。(消費税込み、サービス料無し)
メインは値段分のボリュームだけど
つけ合わせのご飯は白米ではなく
(たぶん)バターライス。
薄味でメインの邪魔にはならないけど
しっかりお味が付いていました。
メインは肉か魚で、私は鶏肉のソテー。
魚は白身魚のポワレ(マサラソース)だったかな。
これにコーヒーor紅茶が付きます。
ポタージュはグリンピースだったかなあ。
とにかく野菜の手の込んだポタージュ。
コース料理につくスープと同じみたい。
レカンの味が1050円なんて、コスパ良さ過ぎ!!
なので、デザートも頼んじゃった。
プラス500円で、4種類ぐらいあった中から
「デザートの盛り合せ」を選択。

タルトが美味しかった!
赤桃だって!

夜は五反田だったので「広州市場」。
ミニワンタン麺(塩)と餃子。

五反田だしねー。


土曜日の昼は帝劇地下でうどん。(なので写真無し)
そのあと亀有に映画を見に行き、
上映までの時間潰しを兼ね31へ。
いまならダブルの値段でトリプルになるっていうんで
頼んじゃいましたよ。

玉はミニサイズなので、なんとか完食。
下から、チョップドチョコレート、杏仁豆腐、サーティンワンワールドレコード。
ワールドレコードは
  「地球をイメージしたソーダ&キウイフルーツのソルベに
   弾ける5色のポップロックキャンディ」
です。
意外とさっぱりです。


日曜日のお昼。
いろいろ溜まっている母の愚痴を聞きがてら
家の近所のフレンチ屋。
前菜の盛り合わせ。とパンとサラダ。

私は蛸は苦手なんだけど
これは柔らかかった。
カルパッチョにかかっているのは
塩昆布と焦がしオニオン。

メインは鳥のソテー。

皮がパリパリ!
薄く切った人参がとても甘かった!

デザートはヨーグルトムースと・・・
なんのアイスだったかな。
ムースはフワフワだった。


ドリンクが付いて1980円です。
母に奢って貰っちゃった。
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「ラム・ダイアリー」

2012年07月07日 | 映画
六本木での上映が早々に終わったし
映画批評サイトでの評判もあまり良くないし
粗筋を読むからに駄作ぽくって
見るのをかなり躊躇していましたが
時間的にすっぽり嵌ったので行ってきました。

映画としてのデキは
あまり良くないと思います。
話のテンポがぬるいし、
笑うところなのか不明な場面は多いし、
「こういう表現、上手いだろ」
と得意になっている制作側の気持ちが透けて見えるし
ピリッとしないところが多いです。

当時のアメリカ情勢もよくわからないので
ニクソンに対するケンプの批評が実は正しいのか
たんなる評論家ぶっているのかもわからない。
ケンプの正義感が、物語に不可欠だったのかもわからない。

そんなことを差し引いても!
南の島で、お気楽に嘘を付いて酔っぱらっている
超ダメダメ人間なジョニー様は
映画館で見る価値はありました。
もう、いい!
これでいい!
これが好きなんだー!!
ほんと、ダメ人間。
ステキすぎる。

ヒロインも美しかったわ~。

アーロン・エッカートも
善人ぶった笑顔の悪党が似合っていました。

60年代のサンファンといえば、
WSSでアニタが「サンファンに帰りたい?」
って歌っていた場所だよね。
今でもなんだろうけど、
アメリカ人が特権階級だったんだろうなあ。


予告で「リンカーンの弁護士」が紹介されたけど
マシュー・マコノヒーが
髪を維持していて、ちょっとビックリした。
もっとイっちゃってるかと思っていたけど
とりあえずイケメン枠を維持できるぐらいの量だった。
と思ったら、ウィリアム・H・メイシーがロン毛で
とってもビックリした。
作品のネタはサスペンスらしいけど
そんなとこまで気が回らなかったよ!
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「ルドルフ ザ・ラスト・キス」(2012年版)

2012年07月07日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
前回見たとき、あまりにも民主主義万歳すぎ、
ということと、ターフェの立ち位置が不明すぎて、
それが日本人の演出家によるものなのか
もともと脚本のためなのかがわからなかったのですが

 → 前回の感想

今回演出家が変わったらその辺が読めるかな、
と思って行ってきました。

結論から言うと、
私が疑問に思ったところは
宮本さんの演出によるものだった気がします。
今回は当時の時代背景について、
また、皇帝や皇太子の政治的なポリシーみたいなものの
予備知識を必要としますが
(たぶん誰が見てもわかるようには書かれていないです)
「エリザベート」を見ていれば充分わかると思います。
それを踏まえて見ると、今回は登場人物の立ち位置や関係が
とてもすっきりしたと思います。
前回はあまりにも「現代の日本」からの視点が強すぎた。
今回は「エリザベート」と同時代の話であるのが感じられます。
(「エリザベート」のスピンオフと言っても通じるぐらい)

前提として、誰もが
現在の秩序が崩れつつあるのがわかっていて、
新しい時代をどう迎えるかを模索している。
皇帝は現在の秩序をより強固にすることで乗り切れると考え
皇太子は新しい世界を作りたいと思っている。
舞台にも、世紀末の重苦しい空気の中に
新世紀への期待がそこはかとなく漂っている。
ターフェは、前回は「ルドルフに対する悪役」として存在したけど
(それゆえ意味不明の人物になったけど)
今回は皇帝側の「役人」で、
皇太子の道を踏み外そうとするルドルフを
「政治の実務者」として引き戻そうとする。
(ルドルフの)マリーへの感情を
「小娘への浮気心」と捉えようとするのも
ある意味、常識人でもあるのだと思う。
マリーへ縋るしかないルドルフの心情を
汲み取ることはできなかった、という印象。

マリーはたんなる若い女性ではなく
ルドルフの理想に共鳴する。
彼女の理解があるからこそ
ルドルフは理想を追えるし、
だからこそ理想が潰えたときは
彼女と共に現世から去るしかなかったように見えた。
クサい言い方をすれば「魂の一対」みたいで
ステファニーが「妻」であっても
割り込むことはできない。
前回は「ウフフ キャッキャ」な
バカップルな印象が強かったので
今回は話の流れに納得できた。

1幕は各自の立ち位置説明が主なだけど
それゆえ話に起伏があって面白い。
2幕はルドルフが悩んでいる時間が長く
ちょっと単調に思えた。


演出家が日本人でないせいか
話が理論的で整合性がある。
前回よりは確実に面白い。
私は断然今回の方が好き!!


ただ。
言っちゃいけないと思うけど、
「うたかたの恋」の方が好きだな。


井上くんは、演出が変わったこともあり
前回より芝居が深くなっている。
皇帝との対立も、若者の夢ではなく
もっとリアルな激突。
たっちんは可愛く、それでいて死に向かってしまう
どこか尋常でない雰囲気もある。
ターフェのサカケンは、いい意味で小役人。
ハプスブルク帝国の維持が
彼の行動の原点なのがよくわかる。
村井さんの皇帝陛下は
もうちょい威厳が欲しいかなあ。
一路さんは、やっぱり歌が上手かった。
みっぽーはちょっとふっくらして綺麗になった。


皇帝に破られた手紙を拾うルドルフの背後から
「長い沈黙の~」と歌いながら
誰か出てくるじゃないかとチラッと思った。
いかん、いかん。


追記
円形のセットは新宿コマ劇場を思い出した。
円形3段のセリが出ればいいのになー。
最後の幕は、残っているのは演出か事故か疑問だったけど
別な回を見た友人の時も同じだったので
落ちきらない演出みたいですね。
二人の命は費えたけど、
二人の愛の幕切れでは無い、とか
そんな意味なのかしら。

スケートをしながら歌うのは大変そうだ。
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「王様と私」

2012年07月06日 | 紫吹淳(リカちゃん)
舞台版を見るのは染五郎(当時)&安奈版以来です。

リカちゃんはドレスがどれもよくお似合い。
歌はね、当社比では高い音が出てるかなー、って思うけど、
他の方のミュージカル歌唱と比べるとね。。。
地声と裏声の切り替えはあまり上手くいってない。

けど、芝居は良いと思うんだなあ。
自分の意志がある強気な女性なんだけど
我が儘ではないんだよね。
契約、約束を尊ぶのは
古今東西老若男女問わず当たり前のことで
履行されないからといって、
決して仕事の手は抜かない。
王様と対等に喧嘩しちゃうけど
アンナ先生の方に理があるのが見ている方にもわかるから
押しつけがましさはない。

最近の映画版(「アンナと王様」)では
西洋人の価値観の押しつけとしか思えなくて
見ていてイライラしたけど、
こちらの舞台は、最近の電話のCMじゃないけど
正しいことを正しいと言う勇気を描いているので
話はすんなり受け止められました。

リカちゃんは、メラニーの経験が生きていて
子供達に対する愛情、母性のようなものが感じられた。

王様へは、男性への愛未満だけど、
尊敬はしている。
微妙な気持ちが良く出ていました。

上様の王様は(表現としておかしいか?)
尊大ではあるけど、粗野ではない。
自分の非はなかなか認められないけれど
(だって王様だもんね)
でも、正しいことは認められる
懐の広さもちゃんとある。
皇太子、次期国王の宣言を受け入れたのも
次の時代を託せる度量があるということだよね。

大柄な二人が踊るダンスは
とても絵になりました。
会場からは手拍子が。

タプチムは平田愛咲さん。
名前の通り、とても愛らしく
歌声は澄んだ綺麗なソプラノでした。
ただ、映画などではタプチム可哀想、と見ていたけど
献上され後宮に入った身で脱走すれば
そりゃ王様も怒るよなあ、と思っちゃった。
なんだか今回は王様目線だわー。
王様の方が正しいよねー。
ごめんねー。

ルンタの藤岡君は顔の輪郭も身体もシャープになったけど
声量は豊かなままだった。

大臣役の鶴田さんはTVドラマでよく見る人。
実物を拝めて胸熱。

東京公演は7日で終了ですが
ツアーは来月半ばまで続きます。
皆さん、お身体に気を付けて頑張ってね。
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「さらば復讐の狼たちよ」

2012年07月06日 | 映画
*これから見る方へ。
 この作品は「挽歌」系じゃありません。
 荒唐無稽の無国籍映画系です。
 前者を期待してはいけません。


県知事の地位を金で買ったマーは赴任地へ妻と向かう。
その途中、山賊の「アバタのチャン」に襲われ、
命の代わりに県令の地位を差し出す。
任地の鵞城に、チャンは新しい県令、
マーはその書記官と偽り乗り込む。

その土地の実力者ホアンは
人身売買と阿片で財を成していた。
新しい県知事が自分に従わないのを不満に思うホアンは
部下に命じさせ、チャンの義理の息子を自殺に追い込む。

復讐を誓うチャン。
チャンvsホアンに、妻を寝取られたマーも参戦し
人々の思惑は複雑に絡み合う。


いちおう1920年代の中国が舞台だけど
かぎりなく無国籍映画。
話の最初と最後は西部劇。
山賊討伐に某洋画の音楽が使われるなど
エンターテイメント性もばっちり。
単純に進むかと思った話が複雑に2転3転し
どこに落ち着いて行くか、読めなかった。

ぶっとんだ世界であるけど、
チャンは一本、芯が通ったところがあり、
ぶれ幅が広い話を上手くまとめている。
チャンを演じるチアン・ウェンは監督もしているけど
とにかく渋い!
チャンが慕われるのがわかるし
過去も頷けるニュアンスがきちんと出ている。
(帰宅して調べたら、ドニーの関羽に告り続けてた曹操だった)
チョウ・ユンファは怪演。
ある意味香港映画の悪役の典型だけど
ハリウッド映画に出た後も
こういう役をきちんを演じてくれるのは嬉しい。
大悪党でも政治的になんたらでもなく、
「田舎の小悪党」なんだよ。
それがたまらなく似合っているのが素晴らしい!
マーを演じたグォ・ヨウはなんとなく生瀬勝久を思い出す顔立ち。
ものすごく芸達者。
右往左往する抜け目ないダメ男ぶりが見事。
その妻役はカリーナ・ラウ。
年齢を重ねても実にチャーミング!


「復讐」の発端になる話は
義理の息子が馬鹿だからな気がするし、
邦題もなんだかそぐわないけど
(「挽歌」系と思わせようとした?)
話のラストは良いかんじに決まった。
みんなが行く先は、でも、その後は・・・。
ここに「古い体制を抜け出し新しい世界に行く若者の未来は
実は閉ざされている」的な政治的なニュアンスも読み取れるんだろけど
そんな深読みをせずに、単純に娯楽作品としてみても
充分に面白いと思います。

銃を手にした民衆は恐いね。
自分の意思で手に取るまでは長いけど
その先はあっという間だった。


とある事件に対し。
チャンの仲間は、自分はそれに関わっていない、と言う。
その理由がいちいち面白い。
「俺は年を食っているが・・・」の理由には大爆笑。
そういえば仲間の中にアンディ・ラウ似の人がいたなあ。
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「大空祐飛ラストディ」(中継)

2012年07月01日 | 宝塚(宙組)
月組のチケットを買った後に劇場に行ったら
ゆーひの入りを見ることができた。
最初は白のパンツにゴールドのシャツ。
男役衆が担ぐ御輿に乗ったときには
裾の長い白の上着を着たかな。
入口前で降り、白いワンピのすみ花から
赤い薔薇の花束を受け取り、
すみ花の肩を抱き寄せたら
ギャラリーから「キャ~」
もしくは「ヒューヒュー」の歓声。

中継はお台場メディアージュで見ました。
音声が悪く、キンキン、ボヤボヤ、モヤモヤ。
それでも最後の公演を見られるのは嬉しい。

芝居の千秋楽仕様は、私がわかる範囲では
劇場に行くキングが、
ジュディのサイン入り写真を持っていたことぐらいかな。

オーディション会場でせーこが歌った曲は
「サマータイム」だった。
劇場で2回見たときは「イースターパレード」だった。
何種類かあるのかな。

ショーは、うーんと、特に変わったことは無し????

サヨナラショーの構成は他で見ていただくとして。

ゆーひは黒燕尾服で階段降り。
同期のお花はあさこちゃんから。
最後の曲は「宝塚わが心の故郷」。

緞帳は何度も上がり、
回を追うごとにユルユルになっていく。

最後の一言、れなちゃんが、
雪組に行く大、宙組で輝くちー、組替えで来るまなと
を、よろしくと言っていた。
同期愛だね。

銀橋に出たゆひすみ。
今の気持ちは、と聞いたゆーひに対し
「熱いです」と答えるすみ花。可愛い。
ほのぼのとした夫婦漫才のようだった。


すごく熱心に見ていた時代の下級生は
ゆーひを最後にみな卒業した。
もちろん今の生徒さんたちも大好きだけど、
むかしの「好き」とは少々違うかんじ。
今の生徒さんは、若い子が頑張っている、と
ちょっと離れたところからの応援。
ゆーひまでは、自分と同世代の感覚。
こうして時間は過ぎていくんだな。

ゆーひは、私としては、リカちゃんの弟分として認識。
ケロゆーひ、シューマッハが大好きだった。
このまま可愛い後輩で行くのかと思っていた。
その頃はトップになるとは微塵も思っていなかった。

ゆーひの転機はキリヤンの病気だと思う。
あくまでも個人的な意見ですけど。
キリヤンのトップ就任は、休演の告知で確定していたと思うけど
万が一に備え、ゆーひが保険的に使われだしたように見えた。
(トップを空位にするわけにはいかないから
 ギリギリでキリヤンがダメになったときが
 ゆーひを入れ込むのでは、と思っていました)

で、同期役替わりで、オスカルもやって。
この辺りから、アゲアゲモードになってきて
キリヤンは大丈夫そうでも
ゆーひもトップ路線に乗ってきて。
花組へは2番手の箔付けで異動。(と思う)
あっというまに宙組でトップ。
たぶん、最初から、の構想ではなく、
タニが意外に短期とか、
モロモロの事情が重なったんだと思うけど。

あくまでも上記は私の感想です。

そんな事情はどうあれ、
やっぱり可愛い下級生がトップになったのは嬉しかった。
博多座のプレお披露目も行ったよ。
それから、思っていたより長かった。
年齢的に2作かな、と覚悟していたので
たくさんの役を演じてくれて嬉しかった。
作品もそれほどの駄作はなかったと思う。
「カサブランカ」「ヴァレンチノ」は作品として良く
「トラファルガー」はコスプレが良かった。
「鐘」はキムシン臭さがあんまり好きじゃないので・・・
最後の作品もDVDの場面カットは残念だけど
ゆーひの持ち味には合っていたと思う。


すみ花を認識したのはマイトラ。
ハナちゃんの緑の衣装を着こなしていて
芝居も上手かった。
ゆーひとはお似合いだったな。


とか、書きつつも、
月組のビデオを見た後に
入りの二人の絵を見ると、
暗い過去を偽ってのし上がった男が
名家の娘と結婚して人生の絶頂期にいるように見えた。
彼の過去を暴きに来るのは、ケロかあいあい、
なんて妄想をくりひろげてウハウハしちゃった。


退団者の皆さんの、今後のご活躍をお祈りします。
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