きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「フットルース」(宝塚雪組@梅田芸術劇場)

2012年07月15日 | 宝塚(雪組)


父が突然、家を出たため
母ともども親戚を頼り
シカゴからボーモンへ来たレン。
そこでは、ある事件がきっかけで
公共の場所で踊ることが禁じられていた。
都会から来たレンは息が詰まっていく。
そこで、ダンスパーティを企画するのだが・・・


ポスターのイメージより、ずっと面白かった。
もっと古臭いかと思ったけど
小柳ちゃんの演出が良いのか
現代にも通じる話になっていた。

「CANCAN」ぐらいのなし崩しで
ダンスが認められるかと思っていたんだけど(映画は見ていません)
もっと丁寧に描き込まれていました。

大人達がダンスを禁じたのもわかるし、
若者達がダンスを楽しみたいのもわかる。
その溝は、お互いが話し合い、認め合って、埋められていく。
その過程が良かった。
教会でのレンとムーア牧師の会話に涙。
とつぜん大切な人がいなくなる。
自分が悪かったのか、
なにか手段は無かったのか。
後悔の日々は両者に訪れていた。
その痛みがわかるからこそ、歩み寄れた。


ダンス場面は大迫力。
学校の制服が可愛いのもポイント高いよね。

キムちゃんのレンは、都会派の男の子。
田舎の生活に辟易はするけど
馬鹿にはしないんだよね。
ミミちゃんのアリエルはメチャ可愛いのだよー!
父親に反発するのも理由があるのだ。
まっつの牧師様もいいよ。
彼は間違っているとは言えないなー。
しかし、キム・まっつの芝居は反則だよなー。
この二人の芝居は、なんでも納得させられちゃうよ。

コマの眼鏡っ子も可愛かった。
ヘタレをあそこまで可愛く演じられるのがすごいよ。
あゆちゃんのイケイケな雰囲気も良い。
きんぐもいい感じの不良だった。
彼も田舎では収まりきらないんだろうなあ。


入場者全プレのポストカード&カラーバンド

ポスカはまっつ、カラーバンド、これは何色?
シャーベットブルーならミミちゃんセレクトなんだけどな。
コメント (2)
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OSK「レビューinKYOTO」@京都四條南座

2012年07月15日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)

月組ロミジュリ遠征に絡めて行ってきました。
今年の2月に日本橋三越劇場で見て
次はフルメンバー公演を見たいと思いました。
こんなにも早く見られるなんて!嬉しい!
初の南座もワクワク!

今回の公演は芝居とショーの二本立て。
それぞれ1時間ぐらい。
1部は芝居で「シンデレラ・パリ」。
(「・」はハートマークが正しいです)
「ローマの休日」と「シンデレラ」を足したかんじのお話し。
エメラード国の皇太子と
継母・義姉達にこき使われる心優しい下町娘カトリーヌとのラブ・ロマンス。
そこに、皇太子暗殺を計画する「レモン団」と、
義姉達を玉の輿に乗せたい継母の思惑が入り乱れ
パリの街で壮大な追いかけっこ。

話自体は、あらすじから考えるその通りで
他愛が無いと言えばそれまでなんだけど、
話はテンポ良く進み、スピーディーな舞台転換もあり、
大人が見て充分楽しめます。
宮廷のゴージャスな場面、
少女漫画のようなホワホワな場面、
華やかなカンカンの場面、
タンゴクラブの大人な場面、
切ない別れの場面など、
短い時間の中にいろんな世界がタップリつまっています。

1時間なので最後がちょっと尻切れトンボかな。
あと40分あれば、
義姉の一人はアンジェロと
もう一人はポポロと
くっついて大団円ができたかもー、
と、ちょっぴり妄想。
アンジェロは結局潜入捜査官だったのかなあ。

プログラムを買っていないので
詳しい役名はわからないんだけど、
妖精(?)役の人が、ものすごく踊りが上手かった。
ポアントであれだけ綺麗に踊って歌うなんて驚愕だ!
アンジェロを追い掛ける女の子のスピーディーさも印象深いです。
主演カップルも素敵なんだけど
アンジェロの気障っぷりとか
ポポロのコメディとシリアスの落差が楽しかった。

ポポロが「僕とお茶でも」と客席に手を差し伸べたら
缶ビールなどが手渡されました。
微笑ましいわあ!


2部はショーで「グラン・ジュテ」。
三越劇場で見たときより群舞が多いので
ステージに迫力がありました。
全体的にスピード感があるショーでした。
サンバの衣装はこちらもヒラヒラなんだね。
センスを使った踊りが面白かった。

カーテンコールの後に、
もういちど幕が上がり、「桜咲く国」。
うほーーー!
傘!たくさん回っている!!
大満足!


宝塚は、あくまでも気分的になんだけど
リカちゃん世代は先輩で、
キリヤン世代が同期で、
まさおたちは後輩。
今は後輩を見守るモード。
OSKは見始めてまだ日が浅いので
出演者は私より「大人」な気分。
たぶんリアルでは出演者の大半より
私の方が年上なんだと思うんだけど、
予備知識がないぶん、
宝塚を見始めた頃のような
「大人の世界」を堪能できて
見ていてとても楽しいです。

桜花さんの華やかさも素敵だけど
桐生さんの脚の美しさも心惹かれますね。

創立90周年記念公演、
東京は4月に日生劇場で上演だそうです。


南座。

外観・内装とも明治座みたいなかんじ。
明治座よりは小さいので
3階席でも、舞台にとても近いです。
コメント (2)
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