第13回世界バレエフェスティバルの開幕です。
オープニングは「ドン・キホーテ」(全幕)、
主演はロホ&マックレー。
アゲアゲでテンション激高の楽しい舞台でした!
ロホはさすがの安定感。
回転し、飛び、脚をあげる。
そのどれにも揺らぎはない。
それだけではなく、終わった後のキープが素晴らしい。
回った後もすぐに踵を落とさず
しばしキープしてから華麗に落とす。
その「間」が凄かった。
32回転はダブル多しでトリプルもあった気がする。
どの動きも切れがあった。
彼女はロシア系のダンサーに比べれば
首がそれほど長くないなど
体格面で見劣りする部分はあるけど
それでも世界トップに位置づけされるには
やっぱりそれなりのものがあるなあ、
と、しみじみ感じました。
テクニックが凄いけど、その見せ方も上手い。
適度な外連味はあるけど、見世物にはなってない。
そして、チャーミングだ。
バジルの浮気を怒ったり、
ラブラブモードでいたり、
表情がとても可愛い。
東バとの演技も噛み合っていた。
特に冒頭のキホーテとのお辞儀は
タイミングがばっちりで
なんだか嬉しかった。
マックレーは、踊りすぎるところがないのが
私は良かったと思う。
回転系に入れてくる小技、
前振り無くダイナミックな開脚ジャンプなど
高い技術がありながらも
箍が外れることなく、つねに端正なラインなのが
英国ロイヤルっぽくて良いと思いました。
演技的には、押せ押せなキトリに対し
少々浮ついたお調子者で、
ま、ぶっちゃけ、可愛いよ-。
二人の息はぴったりで
ときどき高速で、なおかつユニゾンな回転をするんだけど
同じ速度でピタッと決まっていた。
これをやるにはそれなりのリハーサル時間がいるだろうなあ。
ポルーニン降板もやむなし、なのかな。
二人とも涼しい顔してすごいことをしちゃうので
自分の中の「凄い」と「普通」の壁が揺らいで
ちょっと恐くなってきた。
リフトがもうちょっと、、、と思うけど
あそこまでやってくれたんだから
それ以上望むのは贅沢だよね。
キホーテは高岸さん。
これがまたピッタリで。
高貴で、ちょっとラテンで、孤高で。
ちょっと「ヘン」と思っても
従わざるを得ない雰囲気がある。
タイトルロールの、重厚な存在感バッチリ。
背も高いよねー。
ゲスト二人が小さく見えるわー。
従者は竜太くん。
芝居が多くて追い切れないのが悔しい。
ガマーシュは松下くん。
最初は彼にしてはおとなしいかな?
と思ったけど、段々調子が出てきた。
カーテンコールまでなりきっているのが楽しいのよね。
花束?私には?とか
うっかり帽子を脱いで挨拶しちゃって
禿を見せちゃったよ、しまった!みたいな。
踊りは軽快なんだよねー。
そ・し・て!
エスパーダの木村さんは
ゆるやかにウェーブした髪を後ろに撫でつけ。
オールバックよりもっと柔らかいイメージ。
一筋or二筋垂れる前髪はこだわりでしょうか。
登場時はものすごいハイテンションだった。
ポーズがキメキメ、
女の子にちょっかい出しまくるプレイボーイ系で、
踊りは勢いがあって、なおかつ端正。
やっぱり脚がお美しいです。
久々に木村さんの踊りが見られて
とーーーーーーーっても幸せでっす!!
奈良さんは艶やか。
もうちょっとアクセントがあってもいいかなー。
若いジプシーの娘は吉岡さん。
激しさと悲しみ、かな。
井脇さんは怒りで斉藤さんは嘆きだったかな。
それぞれ個性が出るんだよね。
キトリの友人は佐伯さんと吉川さん。
佐伯さんはベリベリキュートで
安定した美しさ。
吉川さんは役の表現が強くなってきたかな。
「綺麗だけど無味無臭」から脱却の兆しな気がする。
闘牛士(とジプシーの男性)は
かなり長身が揃ったね。
前より迫力が出てきた。
やっぱ弾くんが目を惹くかなあ。
キューピッドは可愛いんだけどね。
むかしのファニー・ガラが甦って困るわ-。
オケはなかなか良い感じ。
ちょっと打楽器が強いかも。
【配役等】
キトリ/ドゥルシネア姫:タマラ・ロホ
バジル:スティーブン・マックレー
ドン・キホーテ:高岸直樹
サンチョ・パンサ:高橋竜太
ガマーシュ:松下裕次
メルセデス:奈良春夏
エスパーダ:木村和夫
ロレンツォ:永田雄大
2人のキトリの友人:佐伯知香‐吉川留衣
闘牛士:
長瀬直義、宮本祐宜、柄本弾、梅澤紘貴、
森川茉央、安田峻介、杉山優一、松野乃知
若いジプシーの娘:吉岡美佳
ドリアードの女王:渡辺理恵
3人のドリアード:西村真由美、矢島まい、川島麻実子
4人のドリアード:森志織、村上美香、岸本夏未、阪井麻美
キューピッド:高村順子
ヴァリエーション1:吉川留衣
ヴァリエーション2:佐伯知香
協力:チャイコフスキー記念東京バレエ学校
指揮:ポール・コネリー
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
オープニングは「ドン・キホーテ」(全幕)、
主演はロホ&マックレー。
アゲアゲでテンション激高の楽しい舞台でした!
ロホはさすがの安定感。
回転し、飛び、脚をあげる。
そのどれにも揺らぎはない。
それだけではなく、終わった後のキープが素晴らしい。
回った後もすぐに踵を落とさず
しばしキープしてから華麗に落とす。
その「間」が凄かった。
32回転はダブル多しでトリプルもあった気がする。
どの動きも切れがあった。
彼女はロシア系のダンサーに比べれば
首がそれほど長くないなど
体格面で見劣りする部分はあるけど
それでも世界トップに位置づけされるには
やっぱりそれなりのものがあるなあ、
と、しみじみ感じました。
テクニックが凄いけど、その見せ方も上手い。
適度な外連味はあるけど、見世物にはなってない。
そして、チャーミングだ。
バジルの浮気を怒ったり、
ラブラブモードでいたり、
表情がとても可愛い。
東バとの演技も噛み合っていた。
特に冒頭のキホーテとのお辞儀は
タイミングがばっちりで
なんだか嬉しかった。
マックレーは、踊りすぎるところがないのが
私は良かったと思う。
回転系に入れてくる小技、
前振り無くダイナミックな開脚ジャンプなど
高い技術がありながらも
箍が外れることなく、つねに端正なラインなのが
英国ロイヤルっぽくて良いと思いました。
演技的には、押せ押せなキトリに対し
少々浮ついたお調子者で、
ま、ぶっちゃけ、可愛いよ-。
二人の息はぴったりで
ときどき高速で、なおかつユニゾンな回転をするんだけど
同じ速度でピタッと決まっていた。
これをやるにはそれなりのリハーサル時間がいるだろうなあ。
ポルーニン降板もやむなし、なのかな。
二人とも涼しい顔してすごいことをしちゃうので
自分の中の「凄い」と「普通」の壁が揺らいで
ちょっと恐くなってきた。
リフトがもうちょっと、、、と思うけど
あそこまでやってくれたんだから
それ以上望むのは贅沢だよね。
キホーテは高岸さん。
これがまたピッタリで。
高貴で、ちょっとラテンで、孤高で。
ちょっと「ヘン」と思っても
従わざるを得ない雰囲気がある。
タイトルロールの、重厚な存在感バッチリ。
背も高いよねー。
ゲスト二人が小さく見えるわー。
従者は竜太くん。
芝居が多くて追い切れないのが悔しい。
ガマーシュは松下くん。
最初は彼にしてはおとなしいかな?
と思ったけど、段々調子が出てきた。
カーテンコールまでなりきっているのが楽しいのよね。
花束?私には?とか
うっかり帽子を脱いで挨拶しちゃって
禿を見せちゃったよ、しまった!みたいな。
踊りは軽快なんだよねー。
そ・し・て!
エスパーダの木村さんは
ゆるやかにウェーブした髪を後ろに撫でつけ。
オールバックよりもっと柔らかいイメージ。
一筋or二筋垂れる前髪はこだわりでしょうか。
登場時はものすごいハイテンションだった。
ポーズがキメキメ、
女の子にちょっかい出しまくるプレイボーイ系で、
踊りは勢いがあって、なおかつ端正。
やっぱり脚がお美しいです。
久々に木村さんの踊りが見られて
とーーーーーーーっても幸せでっす!!
奈良さんは艶やか。
もうちょっとアクセントがあってもいいかなー。
若いジプシーの娘は吉岡さん。
激しさと悲しみ、かな。
井脇さんは怒りで斉藤さんは嘆きだったかな。
それぞれ個性が出るんだよね。
キトリの友人は佐伯さんと吉川さん。
佐伯さんはベリベリキュートで
安定した美しさ。
吉川さんは役の表現が強くなってきたかな。
「綺麗だけど無味無臭」から脱却の兆しな気がする。
闘牛士(とジプシーの男性)は
かなり長身が揃ったね。
前より迫力が出てきた。
やっぱ弾くんが目を惹くかなあ。
キューピッドは可愛いんだけどね。
むかしのファニー・ガラが甦って困るわ-。
オケはなかなか良い感じ。
ちょっと打楽器が強いかも。
【配役等】
キトリ/ドゥルシネア姫:タマラ・ロホ
バジル:スティーブン・マックレー
ドン・キホーテ:高岸直樹
サンチョ・パンサ:高橋竜太
ガマーシュ:松下裕次
メルセデス:奈良春夏
エスパーダ:木村和夫
ロレンツォ:永田雄大
2人のキトリの友人:佐伯知香‐吉川留衣
闘牛士:
長瀬直義、宮本祐宜、柄本弾、梅澤紘貴、
森川茉央、安田峻介、杉山優一、松野乃知
若いジプシーの娘:吉岡美佳
ドリアードの女王:渡辺理恵
3人のドリアード:西村真由美、矢島まい、川島麻実子
4人のドリアード:森志織、村上美香、岸本夏未、阪井麻美
キューピッド:高村順子
ヴァリエーション1:吉川留衣
ヴァリエーション2:佐伯知香
協力:チャイコフスキー記念東京バレエ学校
指揮:ポール・コネリー
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団