きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「海賊」ペレン&レベデフ&ルジマトフ/レニングラード国立バレエ@兵庫

2012年01月15日 | バレエ・ダンス
「白鳥」は改訂が多すぎて
なんじゃこりゃのショックが大きかったけど、
こちらは基本的な流れは変わっていませんでした。
スピーディーでわかりやすい。
群舞も見易い。
奴隷市場に男性陣を入れたのは目から鱗。
のちのち海賊のアジトで男性群舞にも入ります。
ちゃんと花園もあったのに
休憩入れて2時間ぐらいだった。

海賊のアジトにて。
踊り終わったコンラッドとメドーラは天幕に入るのね。
しっぽりね。
大人の世界だわ。
メドーラは着替えて出てくるし。
(実際は若干布を付け足すだけだけど)

後半はちょっとバタバタしすぎだった。
海賊達が正体を表してからは
ちょいと話が掴めない。
ビルバントの怪我は、
アジト内では
「オレは戦ったのに、
 あいつらは裏切って
 メドーラを連れて逃げたんですよー」
の言い訳に使っていて、上手いな、と思ったのに
最後に「裏切りの印」となるべきところが
あっさりししぎているのが
ちょいと、なんだな。
それをねじ伏せて大団円がいいんだけどなー。
4人がいつのまにか旅立つ(舞台から消える)のも寂しい。


ペレンが大爆発!
すごく調子が良さそう。
身体の隅々まで使って
大きくダイナミックに踊っている。
演技も良い。
オペラグラス無しでもメドーラの気持ちが伝わってくる。

ルジは。
予想以上にかっこいい。
大反則すぎる。
うっとり。
そりゃ、往年ほどは踊らないけど、
昨日のマラーホフと比べると、
綺麗で安定している。
普段も踊っているんだな、って動き。
スタイルも崩れていないし。
なによりも首領として強そう!
格が違う!!
ビルバントなんて一捻りさ!
ステキだわー!

新版は、アリを
「奴隷身分から解放した」とのことだけど、
レベデフは若過ぎるので普通にパシリ。
彼は良く飛んでいて見ていて気持ちいいけど、
芸術にはまだ到達していないかな。
これからに期待。
踊り自体は素直で、ワガノワ色濃厚。
もうちょっと年齢を重ねると
ノーブルな王子様になるかなあ。
(私は見てないけど、
 04年のワガノワバレエ学校の来日公演で
 フリッツを踊っていたみたい。
 その時の王子はカシャネンコ?) 

ランケデムはマスロボエフ。
悪役メイクが似合っている。
演技も踊りもばっちり。
鞭使いが弱いな。
もっと、ピシッと行こう!

ギュリナーラはヤパーロワ。
長い手足が綺麗に伸びている。
身体の軸が素晴らしく強固に安定している。
冒頭で一人だけ衣装が豪華なのは
町のいいとこの娘さんが漁村に遊びに来たんだと
思うことにする。
(メドーラ達は漁村の娘ね)
奴隷市場で嘆いていたわりに
パシャの元ではけっこうお気楽に暮らしいてるのね。
ちゃっかり屋さん。

ビルバントのヴェンシコフも絶好調!
ヒゲだけど、肌が白いね。ふふふん。
フォルバン隊をはじめ
海賊男子はヒゲが似合いすぎて
もう楽しすぎだぜよ!

市場のおっさん達もノリノリの演技で、
どこを見ていいやら。
シェミウノフの演技はA.マラーホフよりコミカル系。

カーテンコールでは、
シェミウノフと、フィリモーノフじゃない方の
お付きが倒れていた。
ハプニングというより、千秋楽特典? 


今年もエゴロワさん発見。
カーテンコールでは最下手一番奥。
来てくれてありがとう! 


オケもほどよく爆発してました。
やっぱ、座付きのオケは思い切りがよいし、
ダンサー達の個性にも合っているから
舞台の一体感が増しますよね。


配役
メドーラ:イリーナ・ペレン
コンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフ
アリ(海賊):ヴィクトル・レベデフ
ギュリナーラ:サビーナ・ヤパーロワ
ランケデム(奴隷商人):アンドレイ・マスロボエフ
ビルバント(海賊):ミハイル・ヴェンシコフ
セイード・パシャ(トルコの総督):マラト・シェミウノフ
フォルバン:
 オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ、アンナ・ノヴォショーロワ
 マクシム・ポドショーンノフ、パーヴェル・ヴィノグラードフ
アルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク:ワレーリア・ザパスニコワ、ヴィクトリア・ザリポワ、ダリア・エリマコワ


指揮:アナトーリー・リバルコ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
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「復活/カノン」宝塚花組

2012年01月15日 | 宝塚(花組)
美しいミッシィと婚約し
人生絶頂期を迎えるネフリュードフ公爵。
婚約パーティー中に、
殺人事件の陪審員として裁判所に出廷するよう依頼が来る。
貴族の義務として裁判所に赴いた彼は
被告人が、彼の家の女中だったカーチャなのを知る。
ネフリュードフはかつて戯れで彼女と関係を持ったが
その後は知らずにいた。
カーチャは彼の子を死産、屋敷も追い出され、
いまや娼婦となっていた。
そして娼婦仲間達に騙され殺人事件へ荷担していたのだ。

カーチャの転落のきっかけが自分だと知り
自責の念に駆られるネフリュードフ。
なんとか彼女を助けようとし、
裁判費用として家屋敷を売り払っただけでなく、
ついには彼女に結婚を申し込む。

心の奥底で彼を愛し続けていたカーチャは
それは愛ではなく憐憫であると悟り、
彼を間違った道を歩ませないため、
他の男性の求婚を受け入れ
流刑地のシベリアへ向かう。

ネフリュードフの胸に、
愛だけが残った。


って、かんじかなー。
ロシア文学だからどんなに重苦しい話かい、と思っていたら
ロシアなのはビジュアルだけで
中身はダーイシのいつもの時代劇だった。
サクサクと話は進み、わかりやすいだけに
世間知らずのお坊っちゃんの親切の押し売りに腹が立つ。
結局自分が辛い思いをしたくないだけじゃん。
悪者になりたくないだけじゃん。
相手のことを考えないのは、
昔も今も同じじゃん。
小作人のため云々と自由主義者を気取っても
けっきょく皇帝陛下の慈悲にすがるんじゃん。
と、まあ、短く綺麗に話をまとめたしわ寄せが
かなりネフリュードフに来ちゃった印象。
男の美学?そんなもんは、いらん!

えりたんは、「馬鹿の親友」で儲け役。
いつもヘラヘラのお調子者が似合いすぎて楽しい。

蘭はなは、もうちょい演じ分ける部分と
芯を通す部分を頑張って欲しい。
場面ごとが違い過ぎ。
難しいとは思うけど。
シモンソンの求婚を受け入れるのは
ネフリュードフのことを思っているから、
というのはすごくわかった。
ここは良い。

あとは姫花のアニエスが目立つぐらいかなあ。
みわっちのシモンソンは、
彼女が演じるしかないけど
それ以上でもない。
じゅりあちゃんが押しの強い女史で良い。
10年ぐらいたってるんだから衣装替え希望。
クララのきらりが艶やかで、
過去を含んだ台詞回しが上手い。
みりおんは美しいけど、ちょい地味かな。

みつるは人権派の弁護士だった。
悪人系じゃないから最初は気が付かなかったよ!

ドレスの場面もあり華やかなところもあるけど、
売春・淫売・あいまい宿などの用語がバンバン出るのでお
子様連れは要注意。
岡場所もあったな。
指揮は岡田良幾先生。


ショーの指揮はラブ一郎。
全体的なテンポは緩めだけど華やか。
半身水玉ヒラヒラのサンバ衣装を久し振りに見たよ。
アレもコレも詰め込んだ、いかにも全ツ仕様。
蘭とむの場面は印象が薄い。
むしろ前半のえりたん&みりおん(?)の
船上の場面がロマンティックで好きだな。

娘2が固定。みりおんでいいのかな?
(プログラムを見てないのでわからん)
デュエダンはトップコンビと二番手カップルが
銀橋に出て終わる珍しいパターン。

まなとにやる気が出たかな?みつるは金髪。

「素敵な人がいるなあ」と、しみじみ見たら、さおたさんだった。
いつもはそんなに好きだと思っていないんだけど、
花組を見終わると、みつる好きだよみつると呟いている私。


「復活」主な配役
ネフリュードフ公爵:蘭寿 とむ
カチューシャ:蘭乃 はな
シェンボック(ネフリュードフの友人):壮 一帆

コロソフ叔父(ネフリュードフの父代わり):浦輝 ひろと
イワノーヴァナ伯母(ネフリュードフの母代わり):京 三紗
ナターシャ(ネフリュードフの姉):初姫 さあや
クララ(イワノーヴァナ伯母の姪):華耀 きらり
ユーリ(ネフリュードフ家の執事):高翔 みず希

ミッシィ(ネフリュードフの婚約者):実咲 凜音
コルチャーギン公爵(ミッシィの父):夏美 よう
ワシーヴァナ夫人(ミッシィの母):桜 一花

シモンソン(革命家、 ネフリュードフの友人):愛音 羽麗
マリア・パーブロア(革命家、 シモンソンの同士):花野 じゅりあ
アニエス(シェンボックの恋人):月野 姫花

ファナーリン弁護士(カチューシャの弁護士。人権派。)華形 ひかる
セレーニン検事(ネフリュードフの友人):朝夏 まなと
マトヴェイ検事:鳳 真由
マルチェンコ(法廷事務官):煌雅 あさひ
陪審員/院長(医療刑務所):彩城 レア
陪審員:冴月 瑠那
陪審員:輝良 まさと
陪審員:真瀬 はるか
陪審員:日高 大地

スメリコフ(殺人事件の被害者)/宿の主人:紫峰 七海
カルチンキン(ホテルのフロント係、主犯):扇 めぐむ
ボーチコワ(ホテルのフロント係、従犯):芽吹 幸奈

ワーニコフ刑務所長(ネフリュードフの友人):悠真 倫
ミハイロフ警備隊長( ワーニコフの部下):望海 風斗
兵士:瀬戸 かずや
兵士:大河 凜

婦長(医療刑務所):遼 かぐら
ウスチーノフ(医療刑務所助手):夕霧 らい
看守:月央 和沙
女看守:梅咲 衣舞
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宝塚プチ・ミュージアム(花組「ファントム」)

2012年01月15日 | 宝塚(プチ・ミュージアム、衣装展示等)
幕間に大急ぎで撮影に行きました。

蘭とむパレードの衣装


クリスティーヌの白いドレス


の、胸元


骸骨仮面


エリック先生のレッスン場


ジオラマ




契約書


ヴェラドーナ肖像画


カルロッタのブロマイド



その他の衣装はいずれまた。
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「ニジンスキー・ガラ」東京バレエ団(牧神/マラーホフ)

2012年01月14日 | バレエ・ダンス
「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:吉川留衣


タマズラカルはヤスケンにしか見えない。
腕のクネクネ度が足りない。
私の頭にインプットされているのがルジだから
仕方がないのかなー。
吉川さんは初役の固さが残っているけど、
それは少女の初々しさに繋がっている。 


「牧神の午後」
牧神:ウラジーミル・マラーホフ
ニンフ:上野水香


マラーホフの牧神は、
絵から抜け出したようで、神々しい。
横向きだけど、安定感バッチリ。
ただ肉欲とは無縁。
むしろ生々しい水香ちゃんのニンフが
牧神にそれを植え付けたように見えた。
最後も、牧神は初めて感じた衝動を
どのように発散すればいいのかわからず
とまどっているように見えた。


「レ・シルフィード」
プレリュード:小出領子
詩人:木村和夫
ワルツ:高木綾
マズルカ:田中結子
コリフェ:乾友子-渡辺理恵


木村さんは詩人というより文学青年だけど
十分美しかったよ!
初めて踊ったときは「森番」と言われていたけど
今日は白い胸元リボンも似合っていましたよ!
音楽をゆったりたっぷり使っていた踊ってました。
脚のラインも美しかったわー。
マラーホフより、ずっとずっと動きが滑らか。
日常踊っている人は、こうなんだ。
そういうのが素人でもわかる舞台って恐いね。

木村さんと小出さんの組合わせは珍しい?
意外と合うかも。
吉岡さんより小出さんの方が
踊りの輪郭がくっきりするんだよね。
どちらも好きだよ。
高木さん田中さんも綺麗!
群舞は今日も揃っている。素晴らしい。 


「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:佐伯知香
ムーア人:後藤晴雄
シャルラタン:柄本弾


晴雄くん、はっちゃけすぎ!
こういう役は気合いが入るんだな。
いいぞっ!楽しいぞ!!
佐伯さんは表情が無さすぎるかなあ。
表情が動かない、と、無表情は違うと思うんだ。
せっかく可愛いビジュアルなのに。
マラーホフは今日ももの悲しい存在だった。
内股でペラペラに動くのが自然すぎ。
すごいなー。


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)
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「ナバロンの要塞」(第二回午前十時の映画祭 青の50本)

2012年01月14日 | 映画
エーゲ海にあるナバロン島。
そこにはナチスの難攻不落の要塞があり、
最新式の大砲は近海を制圧していた。
ケロス島で孤立しているイギリス軍に対し
ナチスが攻撃準備を始めた。
イギリス軍を助けるためには
ナバロン島の大砲を無力化しなくてはならない。
空爆に失敗した連合軍は
登山家でもあるマロリー大尉を中心とした
少数精鋭部隊を島に送り込む。


登山家・・・、とあったけど
山登りは思ったより少なかった。
高いところが苦手な私にはありがたかった。

痛快アクションかと思ったけど
重い部分もあった。
負傷した仲間に嘘の情報を教えるマロリー。
それは安心させるためだと思っていたけど
そうじゃなく(それだけではなく?)
仲間が敵の捕虜となったとき
自白剤を打たれても
正しい情報の流失を防げるからだった。
怜悧だ。

それを非難するのは
その負傷した仲間の友人。
爆破が成功しないと連合軍に不利益になる
イギリスにも、ドイツやイタリア軍が攻めてくるぞ
とマロリーに言われが
「かまわない。
 どうせ人間はずっと殺し合うんだ。
 最後の一人になるまで。」
のようなことを返す。
それも真実ではある。
第二次世界大戦以降も
戦争は続いているのだから。

それを言った男は召集兵。
化学者という立場で従軍しているから
人は殺せない、とも言う。
マロリーは、自分もそうだと言う。
しかし、それにしては手際が良すぎる。
人を殺し続けると、
ここまで冷静に動けるようになるのかな。

ドイツの若い兵士たち、
自分が殺されたと思う前に死んでいくんだな。
もちろん彼らも意識して人を
殺したことがあるとは思いますが。

ナチスによって焼かれるだろう村に戻ろうとする仲間の姿は
希望なのか、そうではないのか。

いろいろ考えさせられる映画だった。
悪のナチスを殺したぜ、万歳!
だけじゃないんだな。

とは言うものの、アクション部分も良くって。
作戦が上手くいくか、ドキドキよーー。
化学者の言い回しが、いちいち慇懃なのも良いです。
だからこそ、本音を言うときのストレートな表現が
グッときます。


フランクリン少佐役の丸顔の人って
「アラビアのロレンス」でも軍人だったような・・・

アンソニー・クインの名演を堪能。
芸の幅が広すぎる。
グレゴリー・ペックがハンサム。 
たなびく前髪がたまらんです!


「ナバロンの要塞」を見る前のこと。
上映時間を知りたくてググッたら、
話が私が思っていたのと違う!
ロープウェイも二重スパイも出てこない!!
・・・、それは「荒鷲の要塞」だった。
要塞違い。
こっちの印象がベースだったので
余計に「ナバロン」のシリアスな部分が心に残りました。 
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「ニジンスキー・ガラ」東京バレエ団(「レ・シル」詩人/マラーホフ)

2012年01月13日 | バレエ・ダンス
「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人:ウラジーミル・マラーホフ
ワルツ:佐伯知香
マズルカ:奈良春夏
コリフェ:矢島まい-川島麻実子


すごく、美しかった!
絶対寝ると思ったのに、
そんな隙は全く無かった!
群舞が良く揃っている。
ちょっとしたタイミング、
ちょっとした仕草、
すべてがばっちりユニゾン。
それでいてたおやか。
素晴らしい!ブラボー!!

美佳さんがとても活き活きしていた。
違うな。「活きが良い」ってかんじ。
優雅な動きなんだけど
エネルギッシュでもあった。

佐伯さんも良い。
奈良さんがこんなに白い役が合うとは思わなかった!
素敵すぎ!
矢島さんは「オネーギン」の母役が印象深いけど
ロマンティックチュチュの踊りも良いよ。
腕の動きが綺麗。
川島さんの腕も綺麗。

マラーホフは脚も尻も逞しかった。
踊り込みはあきらかに足りず、
不安定なところもあったけど、
美しさや詩人ぶりは完璧。


「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:高村順子


タマズラカルの薔薇の精は、
まあ、若手だな、と。
無難、っていうぐらいな印象。
繊細さは無い。
マラーホフが売り出したいんだろうし
各種バーターがあるから仕方がないんだろうけど、
弾くんでもいいんじゃないか。
高村さんはキュート。
可愛い!


「牧神の午後」
牧神:後藤晴雄
ニンフ:井脇幸江


晴雄くんの牧神は全くダメ。
動きをなぞっているだけなんだけど
その動き自体が不安定すぎる。
それに釣られてか、井脇さんの印象も薄い。
 

「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子
ムーア人:森川茉央
シャルラタン:柄本弾


一幕物のバレエ。
もう、どこを見て良いのか。
あと8個ぐらい目が欲しい。
皆さん、演技深すぎ面白すぎ。

小出さんは「人形の表情」。
無表情とは違うんだよね。
森川くんも、よくやってる。

マラーホフは、さすが、というか。
ぺらん、とした動きが、とても自然だった。
白塗りメイクも似合っている。
ただ、可哀想すぎるかな。
イレールの時は、
「笑っても良い存在」の部分が
ちゃんとあったんだけど。
でも、それがマラーホフか。
弾くんがシャルラタンというのは
勿体ない気がするけど
身長的に彼しか無理かー。
コサックは松下くんと宮本くんかな?
あとは、よく覚えてないけど
かなりの総力戦だったわ。
楽しかったわ!


マールイの後だと
オケの音がイマイチ揃っていないように思う。
特にレ・シル。
ペトの方がまとまっているように思いました。
やっぱ座付きの方が慣れているんだろうなあ。
こういうオケって、何日ぐらいで仕上げるんだろう。

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)
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順調に遊んでいます

2012年01月10日 | その他イロイロ
7日18時に帰宅して
8日はマールイをマチソワ
9日は映画とマールイ@横浜。
順調に遊んでいますが
PCを立ちあげる気力がなかなかわきません。
感想は後日まとめて。

今後の予定。
10日は会社の新年会。
12日は我が社主催イベント。
13日「ニジンスキー・ガラ」
14日「ニジンスキー・ガラ」
15日は花組大劇場公演&マールイ@兵庫

16日に出勤するまでが遠足です。
こちらに書き込めない日がありますが
いつものように遊び歩いています。

8・9日に予定を詰め込みすぎたかな、
と思いましたが、
昼間に動き続けていた方が
結果的には良かったみたいです。
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「白鳥の湖」ボルチェンコ&シェミウノフレニングラード国立バレエ@神奈川

2012年01月09日 | バレエ・ダンス
ペレン&サラファーノフの後だと、
ボルチェンコ&シェミウノフを見るのは
少々テンションが下がるかなあ、と思っていたけど、
そんなことは無かった。
今日は熱い舞台でした。
私の見る「勘」が戻ってきたのか
席が若干良かったからか。

ボルチェンコは、2幕までは
やっぱり表情が薄いなあ、と思いました。
身体は昨日昼より動いていると思うけど、
手足の動きは良いけど背中が無表情過ぎる。
でも3幕はそれなりに艶やかで
4幕は、悪魔が恐いながらも、
自分の意思で、王子と共に
戦う勇気が出たみたい。
自分の意思で行動することを
王子からの愛で学んだから
二人は勝利したんだな、
って流れがすごくわかりました。
とてもエキサイティングだった!

シェミウノフの演技が昨日昼よりしっかりしている。
しっかりしているぶん王子のアホ振りもくっきり。
騙されるなよ!
でも、最後は真実の愛に辿り着いたし
戦って勝利を収めたから、まー、いいかー。

クズネツォフも昨日昼より
芝居も踊りもテンションも良い。

3幕の白鳥の幻出現のところ、
昨日のサラファーノフはしっかり見てから迷っていた。
今日のシェミウノフはオーソドックスに
振り向いた瞬間が、ロットバルトにより消された瞬間と合致。
ダンサーによって違うんだなあ。

オマールがさ!
手の甲から指先まで綺麗になってさ!
体の隅々まで神経が行き届いた踊りになってさ!
粗さが無くなってさ!
成長は嬉しいけど、おばちゃんはちょっぴり寂しいよ!
A.マラーホフが久々に踊る役でした。
美脚を堪能。ご馳走さま!


配役
オデット/オディール:エカテリーナ・ボルチェン
ジークフリート:マラト・シェミウノフ
悪魔:ウラジーミル・ツァル
道化:アレクセイ・クズネツォフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:イーゴリ・フィリモーノフ
パ・ド・トロワ:
 ワレーリア・ザパスニコワ、エカテリーナ・クラシューク、アンドレイ・ヤフニューク
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エカテリーナ・ホメンコ
 マリーナ・ニコラエワ、ヴェロニカ・イグナツェワ
大きい白鳥:
 ワレーリア・ザパスニコワ、マリア・グルホワ、アステリーク・オハネシアン
スペイン:
 オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ
 デニス・モロゾフ、アレクサンドル・オマール
ハンガリー(チャルダシュ):
 アンナ・ノヴォショーロワ、ミハイル・ヴェンシコフ
ポーランド(マズルカ):
 オリガ・ラヴリネンコ、アーラ・マトヴェーエワ
 アレクセイ・マラーホフ、フィリップ・パルハチョフ
イタリア(ナポリ):ナタリア・クズメンコ、ニキータ・クリギン

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
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「ブラックサンデー」(第二回午前十時の映画祭 青の50本)

2012年01月09日 | 映画
ベトナム戦争で心に傷を負った男と
パレスチナの女性が手を組み、
アメリカ本土でテロを行おうとする。

それを察知したイスラエルの諜報員は
阻止しようと死闘を繰り広げる。


最後までドキドキしっぱなしでした。
追う方も追われる方も決して諦めない。
テロリストが生まれるのは、事情があることもある。
行為は認められないけど。

諸事情で、日本の映画館では初めての公開。
制作は1977年だけど
アラブのテロリストや
彼等がその行為に至る動機は
いままさに、ここにある。

しかし、アメリカ人。
どんだけアメフトが好きなんだ。
わからんイスラエル人は「家でTVで見ろ」と言ってたけど
その通りだわよ。
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「白鳥の湖」ペレン&サラファーノフ/レニングラード国立バレエ

2012年01月08日 | バレエ・ダンス
疲れていてコンタクトレンズも乾いてきたのに
夜公演も見てきました。

ペレンは、さらに成長してました。
表現力も増し、踊りが緻密になりました。

サラファーノフは、さすが!の一言。
舞台のまとまりが昼と全然違う。
スターというのは技術が優れているだけでなく、
舞台における結集力・集約力・収束力がある人のことなのだな。
シェミウノフと同じ動きのはずなのに、煌めきが違いすぎる。
素晴らしい。
ゲスト価格でなく見られてありがたや。 

一幕ワルツの男性陣は、
ヤフニューク、コリパエフ、モロゾフ、クリギンかな。
クリギンは積極的に小芝居を作っている。
父の指導か?
トルマチョフは芝居が深い。
いかなる時でも道化として存在している。
役を踊るというのはこういうことなのだな。

トロワ、最初の女性ヴァリ、
昼は道化付きだったけど、夜はソロ。振りも旧版? 
3人とも調子が良いみたい。
特に女性陣がのびのびと踊っていた。

3幕、サラファーノフは絶好調でございました。
ペレンの32回転もバッチグー!

ハンガリー、ヴェンシコフは
前の白い衣装の方が似合うな・・・。

ツァルのロットバルトは、人外で魔性。
ヴェンシコフは生身の悪役。
新演出、新体制でもダンサーの個性が出せるんだね。良かった。 
というか、こっちが基本というか。


主な配役
オデット/オディール:イリーナ・ペレン
ジークフリート:レオニード・サラファーノフ
悪魔:ウラジーミル・ツァル
道化:デニス・トルマチョフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:イーゴリ・フィリモーノフ
パ・ド・トロワ:エカテリーナ・クラシューク、ワレーリア・ザパスニコワ、アントン・プローム
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エカテリーナ・ホメンコ
 ナタリア・クズメンコ、マリーナ・ニコラエワ
大きい白鳥:
 ワレーリア・ザパスニコワ、マリア・グルホワ、アステリーク・オハネシアン
スペイン:
 オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ
 デニス・モロゾフ、アレクサンドル・オマール
ハンガリー(チャルダシュ):
 アンナ・ノヴォショーロワ、ミハイル・ヴェンシコフ
ポーランド(マズルカ):
 ダリア・エリマコワ、アーラ・マトヴェーエワ
 アレクセイ・マラーホフ、フィリップ・パルハチョフ
イタリア(ナポリ):ナタリア・クズメンコ、ニキータ・クリギン

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
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「白鳥の湖」ボルチェンコ&シェミウノフレニングラード国立バレエ@国際フォーラム

2012年01月08日 | バレエ・ダンス
新春一発目のバレエはマールイ白鳥。
前日に海外旅行から帰ってきたばかりなので
マチソワはキツいと思ったけど
複数キャスト見たさに劇場へ行っちゃいました。

まずは新演出にびっくりで、眠気が吹っ飛ぶ。
前半の基本はキーロフ版かな。
メゼンツフェワぐらいの頃のお馴染み版。
それをベースに「ちょこちょこ変えてみました」ってかんじ。
無駄に動いている。
特に肘から先をゆらゆらさせる動きが多く、
旧版に比べると気品と神秘性が大幅に低下。
キーロフ版が喜多弘先生で
旧版が羽山紀代美先生で
今回の新版は若央りさ先生、
と言ったらわかる人もいるかしら。

衣装は垢抜けたけど、
そのぶんオリジナリティも低下。
どこででも見られるビジュアル。

新版はソリストを前面に出すのがコンセプト?
一幕のワルツで無駄にたむろっているのは、
プローム、コリパエフ、モロゾフ、マスロボエフ?
他日を考えると、最後はニキータかな?
この4人だと、モロゾフが目を惹くなあ。
王子と一緒に白鳥狩りに行きそうなマイムがあるのに
2幕は王子しかいなかった。
みんなどこに行ったのさ。
杯の踊りが無くなっていてガックリ。
足音が揃うところが好きだったのになー。

4幕はブルメイステル版の音楽。
2人の愛の力で悪魔の力は弱まり、
王子に羽をもがれ舞台中央前方で死亡。
悪魔の死骸が舞台に転がったままハッピーエンドでした。
白鳥達が死骸をボコボコに蹴飛ばさないかしら、
と、ちょっぴり妄想。

ボルチェンコもシェミウノフも
長身なのに演技が小さく、
一階かなり後方にはまったく感情が伝わってこない。
踊りは無難にまとまっている。
シェミウノフはサポートが良くなった。
もうちょっと腕とか足とか
キープするところに気をつかえないもんか。
そこ!腕を下げない!!とか
心の中で指導したくなる。
でもそれが彼か。
ボルチェンコは、演技は薄いけど
腕の使い方など、踊りの面は良かった。

道化のクズネツォフはくるくる回っていた。
テンションの上げ方にちょっと無理矢理感がある?
フィリモーノフは家庭教師。
来てくれてありがとう。
トロワは、ヤフニュークは精彩がない?
ミリツェワは不安定。
怪我らしいけど、大丈夫かな?
クラシュークは綺麗に手足が伸びていた。
道化と絡む踊りだったよね?
私の記憶違いかな?

2幕・4幕の群舞は、
うーん、、、なんとも。
一階席じゃよくわからない。
ピシッ!とした緊張感は
あんまり感じられなかった。

全般的に薄い雰囲気の中
(たんに私が疲れているか、
 席が後方過ぎたせいなのかもしれないけど)
ロットバルトのヴェンシコフは張り切って踊ってました。
テンション高すぎるヨー。
でも、そこがいいんだよね。
悪魔というより、ジャイアンだな。
可愛い子ちゃんは全部オレの物ー!みたいな。

3幕の各国の踊り、
スペイン隊がロットバルトの手下になった。
つまり、舞台滞在時間が短い。
踊っている時しか舞台にいない。大ショック。
髪が短いオマールは若く見える。というか年相応か。
踊りは端正になった。
やり過ぎ感がとても薄まって寂しい。
曲のテンポも緩くなった気がする。
ヴェンシコフはここでもテンションが高い。
顔をあんまり描き込んでいないツァルは貴重。

オケの音は良かったよ!


見る側がまだ本調子じゃないので
こんな感想でゴメンネ。


主な配役
オデット/オディール:エカテリーナ・ボルチェン
ジークフリート:マラト・シェミウノフ
悪魔:ミハイル・ヴェンシコフ
道化:アレクセイ・クズネツォフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:イーゴリ・フィリモーノフ
パ・ド・トロワ:
 タチアナ・ミリツェワ、エカテリーナ・クラシューク、アンドレイ・ヤフニューク
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エカテリーナ・ホメンコ
 マリーナ・ニコラエワ、ヴェロニカ・イグナツェワ
大きい白鳥:
 ワレーリア・ザパスニコワ、マリア・グルホワ、アステリーク・オハネシアン
スペイン:
 オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ
 デニス・モロゾフ、アレクサンドル・オマール
ハンガリー(チャルダシュ):
 アンナ・ノヴォショーロワ、ウラジーミル・ツァル
ポーランド(マズルカ):
 オリガ・ラヴリネンコ、アーラ・マトヴェーエワ
 アレクセイ・マラーホフ、フィリップ・パルハチョフ
イタリア(ナポリ):マリア・リフテル、ニキータ・クリギン

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
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あけましておめでとうございます。

2012年01月07日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
本年もよろしくお願いいたします。

1月1日~7日まで旅行に行ってました。

オーロラを見て


犬ぞりに乗って


ナイアガラの滝を見てきました。


詳細は後日。
コメント (3)
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「プリティ・プリンセス」

2012年01月07日 | 映画
トロント→成田の機内で見ました。
映画自体は20本以上は用意されていたと思いますが
日本語吹替があるのは2本だけでした。


イヤホンを差していた耳穴も痛くなってきたので
無音で見ました。
それでもストーリーがかなりわかる。
ディズニー映画、素晴らしい。

平凡で内気な女子高生が実は高貴な王女様で
祖母の女王によって貴婦人になる教育を受ける。
「マイフェア・レディ」の簡易版みたいなかんじ。
祖母はジュリー・アンドリュース。
貫禄も気品もある。
王女はアン・ハサウェイ。
メチャクチャ可愛い!すごく可愛い!ラブリー!
彼女の友人役はよく見る顔。
役者的にではなく、このポジション的に。
男性にもこの系統の顔の人はいるよね。

見る前は、王子が女子高生を見初めて、
だと思っていたけど違ったのね。
父ちゃんが高貴な身分だったのね。
母は知らなかったのかな。
紆余曲折があったけど、
(学園一のハンサムに逆タマ狙いで言い寄られたり)
お披露目会で母への感謝を混ぜつつ
滑らかなスピーチをして、
お偉い方々にも認められハッピーエンド。(たぶん)
後味が良い映画でした。
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「エンジェル ウォーズ」

2012年01月07日 | 映画
トロント→成田の機内で見ました。
映画自体は20本以上は用意されていたと思いますが
日本語吹替があるのは2本だけでした。


金髪のお姉ちゃんがロリっぽいセーラー服を着て
なんだからわからん敵とバトルする
どえらくビジュアリティな予告を見て
ちょっと食指が動いたけど、
これは見なくて正解だったな。
バトルの部分はかったるくて飛ばした。

継父から性的な虐待を受けていたベビードール。
母が死んだときに、継父が妹にまで
その魔の手を伸ばそうとしたので
銃を撃ったら妹に当たってしまった。(妹死亡)
母の財産独り占めをもくろむ継父は
凶暴であるということで彼女を精神病院へ入れ、
ロボトミー手術の手配をする。

バトルは、ベビードールが夢を見ている、
その中のさらなる夢。
だから非現実的な色彩なバトル。
三重構造の世界はよく考えられているけど
最後は救いがなかったなあ。
ハッピーエンドでも困るけど。
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「世界侵略:ロサンゼルス決戦」

2012年01月07日 | 映画
トロント→成田の機内で見ました。
映画自体は20本以上は用意されていたと思いますが
日本語吹替があるのは2本だけでした。

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
日本語吹替版1本目。
エイリアンが攻めてきて、
祖国のために戦うアメリカ人万歳!の映画だろうから
公開時は見なくてもいいやと思っていました。
実際に見たら、大筋はその通りだったけど
ドラマ部分が意外に重厚で面白かった。
相変わらず「紅一点」は作るけどね。
ドンパチ部分もリアリティがあった。
千円なら大画面で見ても後悔しなかっただろうな。
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