きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「HAMLET!!」宝塚月組

2010年02月24日 | 宝塚(月組)
「ハムレット」にショー要素を混ぜて宝塚化。
時には原作にある長台詞を述べ
ある時は華やかに踊る。
スピーディーに、そしてドラマティックに
話は展開する。
大介くん、頑張ったな。

舞台装置が殆ど固定で、
コンサートぐらいのパーツしかない。
そのぶん、(あんまりバウは見てないので
もしかしたら間違っているかもしれないけれど)
衣装に予算が回ったかな。
狂気のオフィーリアの衣装なんかは新調だと思うんだけど。
バンドが舞台奥にいて生演奏。
全部を含めてバランスの良い作品だった。

まさおは声が良く通るので
長台詞は聞きやすく、耳にすんなり入る。
狂気の振りをしているときと
そうでない時の演じ分けも明確だった。
歌も上手いし、赤い服は華やかだけど、
もうちょっとなにか欲しいな。
新公時代の影響なのか、
ときどきあさこちゃんを思い出させる演技だった。
こんなカンジなんだろうなあ、と思った
その通りだったので、
もうちょい予想を裏切って欲しい気もするけど
ハムレットじゃできないか。

越リュウは、カッコイイ!
まゆみ姐さんと並んだビジュアルも良かった。
ガートルードは、義理の弟と結婚するも、
息子をちゃんと愛している母だった。
ハムレットって、マザコンなのかなあ。
父の霊は、母を奪われた息子の幻想な気もする。
(たぶんそれも意図していると思うけど)
まゆみ姐さんは、義理の弟も欲しがるのがわかるぐらい
艶やかだった。
ダンスもあって嬉しい。

オフィーリアの蘭はなちゃんは、
ミーマイ博多座からは歌唱力は格段に進歩。
これくらい歌えれば、問題ないのではー。
声がアニメ声って言われるけど、るいるいほどではないし
スタイルが良くて、踊りはとてもいい。芝居もいい。
娘1としては、及第点じゃないかな。
と思うのは贔屓目か。
娘を嫁に出す心境だわ。

ホレーシオは宇月颯。
(ごめん。まだ呼び方を確定してないので敬称略。以下同)
ホフマンでも印象に残ったけど
今回も力強い演技だった。
真ん中で芝居することにも慣れていそう。
これから「来る」予感がした。

レアティーズは珠城りょう。
ビジュアルはいいけど、声がまだ高いかなー、
と思っていたら、研2だって??????
ミーマイが初舞台だって。
それでこんだけできるのは、すごい!
すでに「型」はできているのよ。
今後が楽しみなリー。

すずなちゃんとかひまりちゃんとか
気になる女性陣も活躍。
うん、ほんと、それぞれの役を
ちゃんと使っていた。
大劇場作品より少ない人数が
過不足なく芝居に出てた、っていうのかな。
大介くん、そろそろ大劇場の芝居はどうかなあ。
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