きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「東京フォークマン vol.3 」

2007年04月19日 | 小山卓治
鈴木祐樹(スズキユウキ)くん主催のイベントです。
*「鈴木裕樹(スズキヒロキ)」ではない
卓治の03年のツアーなどで前座を務めた祐樹くんが
卓治を前座に呼んだライブでした。

第一部は、ユウキくんのソロ。フォークで。
帽子を目まで被ってました。
中央の椅子に座り何曲か。
途中、後ろの方に水を取りに行ったとき
「僕の椅子じゃないし」って言ってました。
卓治の椅子なんですね。
卓治への出演交渉について。
「電子メール」で前座をお願いしたら、返事が来なかったので、
再度、「自分がアニキの前座をやるから」と交渉したそうな。
だから、卓治が出る前に、ユウキ君のソロ。
「都会の月」は、27歳の時に作ったそうだ。
ってことは、いま何歳だよ!とビックリしたワタシ。
彼って、24、5歳のイメージなんだよね。
3曲ぐらい(?)の演奏の後、ステージ上手側に立つ。
「僕がこっちに来るって事は、わかるでしょ?」
そうです、卓治が登場するのです。
祐樹くんいわく「すごく悪い先輩です」
「『キャーーー』って言って(迎えて)
 男は黙ってろ」
と言えと先輩から指示されたそうですが
言えませんでした。

卓治はサーモンピンク?のシャツ。
テカテカ光ってました。
最初の曲は「手首」。
いやいや、もう、笑っちゃうぐらい
二人の音が合っていない。
ハモってない、というのではなく、
全然違う方向の音質。
これはこれで楽しいかも。
卓治は、ちょっと喉がお疲れかな。
曲が終わり、祐樹くんが退場するとき
「なんか喋って行けよ」と指導する先輩でしたが
後輩は軽くかわして去りました。

卓治のソロは「真夜中のボードビル」から。
喉の疲れは感じるけど、
ギターはシャープだ。鋭く抉って来る音。
緊張感溢れる曲が終わり、
次は「路傍のロック」。
新曲だけど、耳馴染み。
内容的に「後輩に聞かせたい曲」なのかな。
続けては、くだけた口調でMC。
03年のツアーでは、ポロっと喋ったことを
ライブでネタにされた。
「昨日ね、アニキがね」
祐樹くんの口調で言ってみて「似てないな」。
いや、雰囲気は出てたと思うよ。
前座を、と言われ
「敢えて、なにを思ったかは言及しない」と言いつつも
「呼んでくれて嬉しい」
次の曲は「前夜」。
なーーんだか、今までと雰囲気が違うような。
今までは「決別」の方が強く感じたんだけど、
今日は両親を認めていた。
アレンジも明るめだし。
「母さんみたいな女を探すよ」は
理解できないなー、と思っていたけれど、
自分に置き換えて「父さんみたいな男ってことか」と思うと
ものすごく納得できた。
ずいぶん長くこの曲を聴いてきたけど、
初めての納得だった。
次の曲は「こわれた自転車」。
「スローハンド(3号)」ネタかしら。
好きな曲なので嬉しい。
MC。
自分も罰当たりな男だけど
祐樹くんも罰当たりな男。
曲も二人とも罰当たり。
半径1km以内に近づくと罰当たりが感染する。
ひとしきり笑わせた後は、
気合いを込めてギターを弾き出す。
今日はなにが来るのかしら・・・
「ユリエ」でした。
これも「スローハンド(3号)」ネタ?
情景とメロディは好きなんだけどな。って洗脳されたか?
続く「Yellow Center Line」は豊橋で聞いたのと同じギター版。
これも明るめのアレンジで、先が見えそうで、好きだな。
MC。
卓治は祐樹くんの歌を聞いて「3回は泣いた」そうだ。
祐樹君の曲に「家族」という曲がある。
「おいちゃんが死んでから 3年がたった」(だったかな??)
祐樹くんを真似して歌う。
「待てよ。
 俺にも『家族』って曲があったな。
 『父さんが死んで2年』
 パクったな!!!!」
いやいや、
「10回聞いて同じものができたらパクリだけれど
 1000回聞いて同じものができたら
 それは継承と言う」
と、おっしゃったのは、小山さんではありませんか。
祐樹君の「家族」は、継承でしょう。
それから「種」。
「ささやかな希望」を感じる。
それから「ついてねえや」。
迫力満点。
メモにも「ギター◎」って書いてあるわ。
ソロ最後は「PARADISE ALLEY」でした。

そしてBellboroの登場。
祐樹くんはギターをエレキに持ち替え
帽子を脱ぎ、シャツも脱ぐ。
襟ぐりが広い(深い)セーター。
いやいや、首から鎖骨、首から肩の線が美しい。
首のラインが綺麗なんだなあ。
思わず見惚れる。
その間にも、卓治と祐樹くんの掛け合いが続く。
 ・秋葉原のメイド喫茶に行こう!という話が出たとき
  卓治は「メイド」じゃない言葉(なんだっけか?)で覚えていた。
  「『Aspirin』では、『それでこそ都会人』って歌っているのに!」
 ・先ほどのMCでの「電子メール」にメンバーがつっこむと
  「NTTを電電公社と言ってしまう」と祐樹くん。
 ・いつか前座で卓治を使おうと思っていた。
  姫路の「笑笑」で決めていた
 ・今日はエレキを弾きたい気分だったので
  実は「東京エレキマン」
 ・「3曲しか泣かなかったって?少ねえぞ」
この辺りだったかな。
卓治とのセッションは「傷だらけの天使」。
前半の「手首」どころじゃないほど、
Bellboroの音は卓治と合わない。
もう、腹を抱えて笑っちゃうほど
まったく合わない。
そのミスマッチがかえって楽しくなってくる。
こんな楽しい「傷だらけ」は初めてだ!
ありがとう、Bellboro!!
ここで卓治は退場。

Bellboroの演奏が始まる。
POWDERのCDは聞いていたけれど
今の彼の音は、こうなんだ、と、
興味深く聞く。
あんまり、という曲と、いいな、という曲が
それぞれ何曲か。
どちらにしても、「鈴木祐樹の世界」が
ちゃんと構築されている。
卓治の前座に出始めた頃は、
ものすごく若いなあって思ってたけど
それからずっと音楽を続けて、
自分の世界を作ったんだなあ、と
そういう点に、ちょっと涙。嬉し泣き。
祐樹くんの「砂の街」って曲が演奏されたんだけど
これが良かったのよ。
こういう音の方が、私は好きだよ。

アンコール。
祐樹くんが出てくると
若い女性の声が響く。
とっても新鮮
レポで書き忘れていたんですが。
豊橋は女性客が結構入っていたんですよ。
全体の半分ぐらい。
でも、あきらかに、近藤くんのファンとは
雰囲気が違って。
卓治ファンのオーラって、
男性も女性も同じなんですねえ(しみじみ)
このアンコールの「キャ~~」って歓声は
明らかに祐樹くんのファンですよね。
いいねえ。
さてさて、アンコールは何かしら?
祐樹くんが歌う出した歌詞は
「睡眠不足の目を腫らし・・・・」
「アスピリン」だ!!!!
「頭を悪魔がかじってやがる」になったりの後、
2番からは卓治にバトンタッチ。
卓治が歌い出すと、ああ、やっぱり求めているのは
こっちなんだよなあ、と実感する。
オレンジのピックを銜えながら
片手で譜面代の譜面をめくっていた卓治がね。
あんまり大きな声では言いたくないけれど
すっごく かっこよかった

演奏が終わり、Bellboroと卓治が退場。
再度のアンコールでBellboro登場。
 卓治はもう出てこない
 干物みたいにのびている
祐樹くん談。
演奏準備に入り、思い出したように。
自分は譜面台の位置が高いので
前方の客は自分の顔が見えにくい。
譜面代をなるべく水平にして、
客に顔を見せるのがプロ、と卓治は言ったけれど・・・
卓治が残していった譜面台は斜めに傾いていた。
「自分がやってないことで俺を責めるのはイジメ?」
最後の曲は「落とし穴しかない場所」。
聞きたかったので嬉しい。
・・・個人的にはソロの方が好きかな。
バンドだといろいろ音のアクセントを入れられるけど、
ソロだと1人で長い時間、間を持たせなきゃいけないんだよな、
それができるのって、実は凄いんではないかいな、と
ヘンなところを感心する。
でもって、やっぱ、これは祐樹くんの曲だと思った。
研さんだと、余計な部分が切り捨てられているような気がする。
いろんな部分、それはある意味、
「曲」として無駄な部分かもしれないけれど、
それがあるから味わい深いんだよなあ。
こういう部分は個性だから、大事にして欲しいね。


*メモがいつも以上に汚くて判読不明の部分多し。
 (メモの意味がないわ~)
 間違っていたらごめんなさいです。
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