全般的に主語述語がはっきりした
外国語の構文のような台詞が多く、
翻訳しやすくて、外国で受けそうだなあ、と思った。
街並みや衣装、
特に高橋一生の衣装の布の質感が良かった。
洋館も眼福。
いろんなビジュアルが良い。
でも、話はイマイチ。
前半は話が動かずイライラした。
後半は展開が唐突すぎて。
義憤?ほんとに義憤?それだけ?
で、聡子ちゃんが、ああなって。
ラストは文字だけで。
どういうオチと思えばいいのかなあ。
タイトルほど「スパイの妻」って話ではなかったな。
いろいろ納得はできないかな。
優作さんが最初からアメリカのスパイなら納得はする。
貴金属への換金も、妻連れなら怪しまれない
そこまで計算しているのなら、納得するんだけど、
そうじゃなさそうだよなあ。
津森さんが持ってきたのは指、
と思っちゃった。
蒼井優ちゃんの作り込みすぎた台詞まわしが
わざとらしかったなあ。
黒木華ちゃんなら昭和の人になれるんだけど、
蒼井優ちゃんは平成で。
この違和感も狙いなのかなあ。
ただ、ビジュアルはほんといい。
それだけで、いいか。