きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「海賊」秋山&宮川/東京バレエ団

2021年09月25日 | バレエ・ダンス


1幕
宮川さんは髭だけど爽やかなボンボン的な。
伊福さんはしっかり者でアクティブなかんじ。
なんだね、キャプテン・レッドとキャプテン・ブラックだよ。
池本さんはきっちり悪役。
主演2人がラブラブ〜に浸っていて、
ランケデムとビルバントが話を展開し進めているかんじ。

秋山さんは可愛らしい。
中川さんは姫キャラだ!
美しい姫が2人だ、眼福だ!
私もパシャなら2人とも連れ帰る!
岡崎さんのパシャの芝居もわかりやすい。
楽しい。

オダリスクの3人は体型も踊りもバラバラで、
初日のようなユニゾン感はないけど、
個性豊かでもいいんじゃあないか。
パシャ、けちらず全員お持ち帰りしようよ!

2幕
有名なトロワがいきなり唐突に来て、
え、もう?と思う。
生方さんは綺麗に踊る学生さんのイメージで
今回のアリもそんなかんじ。
コンクールやガラではいいんだろうけど、
全幕の芝居が不足しすぎ。
もうちょいアクセントがあればなあ。
私の基準がルジなもんで。

宮川さんはコンラッドの勇壮さはないかもだけど
ジャンプとかは、高く綺麗にだけでなく
エネルギーの放出で、
さすがだな、と思う。
あと喧嘩に強い!
ビルバントを含め歯向かう者たち瞬殺。
そりゃ、コンラッドを倒すには
卑怯な手を使うしかないよなあ。
大納得!
髭が似合わないのが惜しい。
ジェンヌさんは生えているようなのに。

秋山さんは可愛らしいけど、
強い意志もあるメドーラ。
32回転もダブル込みで力強かった。
後半に踵をついたけど、でも、いーじゃん。
秋山さんと宮川さんの踊りは合うと思うわ。

3幕。
パシャ様、良い夢を見てくれてありがとうございました。
とても美しゅうございました。
夢の中の美女のチュチュはセパレートじゃないのね。
パシャの高級はハーレムパンツだし、
衣装によって状況(?)がわかる親切設計だったのか。
パシャから見ればとんだ災難だよねえ。

尺があるから仕方がないんだけど、
アリが小道具係になるのがやはり解せぬ。
もうちょい忠臣らしい見せ場があればなあ。
「はい、ピストルです」ってだけなんだよなあ。

中川さんは目を惹く華やかさ、ではないけど、
花園の中心の美女は説得力がある。

コンラッドの手下は、強いものになびくのか。
まあ、海賊だしな。


【配役等】
メドーラ:秋山瑛
コンラッド:宮川新大
アリ:生方隆之介
ギュルナーラ:中川美雪
ランケデム:池本祥真
ビルバント:井福俊太郎
アメイ(ビルバントの恋人):安西くるみ
パシャ:岡崎隼也
パシャの従者:南江祐生

第1幕 賑やかな市場
海賊たち:
 山田眞央、後藤健太朗、中嶋智哉、安井悠馬、
 星野司佐、芹澤 創、小泉陽大、山中翔太郎、
海賊の女性たち:
 涌田美紀、加藤くるみ、上田実歩、中島理子、
 花形悠月、本村明日香、長岡佑奈、佐藤瑞来
オダリスク:中沢恵理子、政本絵美、平木菜子

第2幕 海賊が潜む洞窟
海賊たち:海田一成、後藤健太朗、昂師吏功、山下湧吾
海賊の女性たち:涌田美紀、足立真里亜、工 桃子、上田実歩

第3幕 パシャの宮殿
薔薇:
 二瓶加奈子、金子仁美、涌田美紀、
 加藤くるみ、足立真里亜、鈴木理央、
花のソリスト:
 三雲友里加、髙浦由美子、瓜生遥花、
 花形悠月、米澤一葉、長岡佑奈


指揮:冨田実里
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ学校

◆上演時間◆
第1幕  14:00 - 14:45
休憩        20分
第2幕  15:05 - 15:35
休憩      20分
第3幕  15:55 - 16:25
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「浜の朝日の嘘つきどもと」

2021年09月25日 | 映画








南相馬の閉館間際の映画館を建て直す話。
現在とヒロインの過去が交差する。

高畑充希の芝居が上手く、
kyon2や大久保佳代子との芝居の噛み合いが素晴らしい。

大震災で失われたものがさりげなく、しっかり描かれている。
まだ10年。
なんだな。

過去話の大久保佳代子子が良くて。
適度にエロく、適度に我が強く、適度に包容力がある。
彼女が演じた行動にすごく説得力がある。
背負える行動力と病床の姿に泣いた。
彼女のプログラム編成、支持します!

kyon2は映画館支配人(兼業)で、
投げやりな雰囲気が良かった。
マニアックなプログラム編成に笑った。

そういえば某映画館で
「ブラザーフッド」と「スクール・オブ・ロック」の2本立てをやっていたような。

演技面では半素人なのに役にはぴったりハマり、
そこのキャスティングは良かったけど、
他の豪華キャストは「映画愛に一肌脱ぎました」的で、
ちょいげんなり。
我儘でごめん。

シネスイッチ銀座では映画で使われた小道具が展示されていました。
撮影可。




「トト・ザ・ヒーロー」と「怪奇!!幽霊スナック殴り込み!」の2本立て。

後者は本作監督の作品。
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