きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ヒトラーの忘れもの」

2016年12月18日 | 映画
ナチスがデンマーク海岸に埋めた地雷を
捕虜のドイツの少年兵が撤去する。

ナチスの非道を思えば
子供の捕虜の命を失っても構わない、
という考えはわからないでもないけど、
個人として子供たちに向き合っちゃうと、
情は湧くよね。

ラストは力技の放り投げ。
なんでいきなりそうなるか、
という意見はわかるけど、
客の精神の限界に対応したのかもね。

死亡フラグばりばりだし、
救いのない話だし、
少年兵役はみんな演技が達者なぶん彼らの辛さが伝わって、
もう精神力がゴリゴリ削られて、
作品としては良いけれど、
見たのは失敗だったかも、
と思ったけど、
北欧映画の重くて冷たい空気(大気)が伝わる作品は好きなのよね~。
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「くるみ割り人形」沖&シムキン/東京バレエ団

2016年12月18日 | バレエ・ダンス
オケは今日が一番いい。
香菜子ちゃんとシムキン君の踊りの息も
初日よりずっとピッタリ。
カテコの挨拶のタイミングもバッチリ合ってました。

木村さんの踊り、特に脚捌きは今日も美しい。

今日は初日、2日めキャスト混合なのね。
大人のお客さんの中に山本さんがいたのはそれか。
1日めと同じだろうと思って配役表を見てなかったので
スペインが岸本さんで驚いた。
踊ると華やかだなあ。
バジルはまだだっけか。

2幕でクララが一人残って泣いて、
その後みんなが現れるところ、
みんながクララに「大丈夫だよ」と言っているみたいで
その優しさに泣きそうになっちゃった。

チームワークが良くなったのか、
ユカリューシャの指導の賜物なのか、
群舞の雰囲気の濃度が以前より増したかんじがする。
今日のワルツなら、キラキラとか幸福感とか。
群舞が物語の基礎を支えているというのかな。
踊りが揃うとかではなく。
今日は特に見ていて幸せな気分になった。

王子の最後のリフト、
昨日の秋元さんはリフトする男性の肩に乗っていたような。
どちらかの足が曲がっていたような気がする。
シムキン君は両足そろえた直立リフト。
バンザイぬいぐるみ系ね。


【配役】
クララ: 沖香菜子
くるみ割り王子: ダニール・シムキン

クララの父: 永田雄大
クララの母: 奈良春夏
兄フリッツ: 岸本夏未
くるみ割り人形: 高橋慈生
ドロッセルマイヤー: 木村和夫
ピエロ: 河上知輝
コロンビーヌ: 中島理子
ムーア人: 吉田 蓮
ねずみの王様: 森川茉央

スペイン: 二瓶加奈子-岸本秀雄
アラビア: 政本絵美-ブラウリオ・アルバレス
中国: 岸本夏未-高橋慈生
ロシア: 伝田陽美-入戸野伊織
フランス: 中川美雪-足立真里亜-山本達史
花のワルツ(ソリスト):
吉川留衣、小川ふみ、加藤くるみ、崔美実
森川茉央、杉山優一、松野乃知、永田雄大


指揮: 井田勝大
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

第1幕 14:00 - 14:50
休憩  20分
第2幕  15:10 - 16:00
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「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

2016年12月18日 | 映画


エピソード4の前日譚。
後付け、スピンオフとは思えない。
もう正史でいいよ。

「設計図の入手」にはこんなエピソードが!
「あの弱点はこうして作られた」も、すごく納得。

前半のキャラ紹介とメンバー集めは
ちょっと眠かった。
でも各人を丁寧に書いているから、
例えばアンドーの「汚い仕事もした」に
重みがあった。
それぞれが生き抜いた道が見えた。

後半は気を抜く暇は無し。
美しいリゾート地のような場所での泥臭い地上戦も
宇宙空間でのバトルも大迫力だった。

「新たなる希望」はこうして誕生したんだね。

同盟軍が一枚岩になる物語でもあったね。
帝国打倒も設計図入手から見えた希望だよね。

ネタバレブログだから書いちゃうけど
彼らがエピソード4にはいないんだから、
ということは・・・・・・・
わかっちゃいるし、
メンバーはみんな納得しているけれど
でも、辛かったなあ。

ドニーが無双。
マッツに帝国軍の軍服を着せてくれてありがとよ!
それだけでも美味しいのに、
優しいお父さんの顔も見れて、なんてお得!

今回のメカは最初はデリカシー無しの
ぶっきらぼうに見えたけど、
無表情だからこそ、豊かな感情を感じた。
倒れ行く彼に涙。

ベイダー卿のライトセイバー捌きもウハウハでした。
(そう、私はベイダー卿の僕)

エピソード4で見た人達はモーションキャプチャーらしい?
ターキン総督は
「絶対見たことがある。エピソード4にいたよね。
 でも見た目が変わらないのはおかしい」
とグルグルし始めたので、
よく似た人をキャスティングしたと結論づけて話に戻ったけど、
ある意味本人だったんだな。

姫はモーションキャプチャーCGとも
女優さんのメイクのみの説もあるね。

いずれにせよ、よくあの場面に繋げてくれた。
感動、その一言。
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