きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「孤独のススメ」

2016年05月04日 | 映画
己で決めた規則正しい生活をする男のところに突然あらわれた闖入者。

なんだか思っていた話とは違った。
中途のお一人様で、
そうじゃない時期もあった男の話だった。
突然に失ったり、自ら捨てたり、いろんな別れを経ての孤独だった。

闖入者が若者ならよくある話だけど、
髭のおっさんなのがキモ。
なんかオチが「まさかのホモ?」と思ったけど、
神が遣わした天使、というのが正解なんだろうな。
神は乗り越えられない試練は与えないらしいけど、
そもそも試練って必要か?
悲しみ苦しみ無しの人生でいいじゃんか。ねえ。

一人暮らしの初老の男の家に突然中年男性が同居したら
そりゃあホモだと思うよな~。
ソドム&ゴモラと書かれちゃうよなー。
その前の男の怒りも含め、それも伏線だったと。
田舎の厳格なキリスト教徒=ホモフォビア。

妻の回想は何回か出てくるけど、息子は?
と思ったら「I am what I am 」だった。
知っていればピンと来るね。
闖入者に対する世話焼きは
息子にできなかったことの代償行動。

独特のテンポでした。

マッターホルンはオランダからだと
バス旅行で行くところなんだね。
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「花、香る歌」

2016年05月04日 | 映画
女性初のパンソリ唱者の話。

パンソリは発声としては演歌に近いかな?
打楽器奏者と掛け合いで歌と台詞で物語を表現。
なんだろう、講談とミュージカルの間ぐらいな?

女性が歌うことを禁じられていた時代に歌うことを望んだ少女。
芸術がどうこうより、師匠に惚れた?
師匠も、弟子としても女性としても愛し、境目の無い愛が
なんとも言えない雰囲気でジンときた。
ただただ愛おしいんだな。
別れの台詞もグッときました。

ヒロインの子が、話の流れとともに
声の張りが変わってきた。
外国人の素人でも声音の豊かさの違いがわかった。
すごく訓練したんだろうなあ。
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