■第 1 部■ 18:00~18:55
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ
この組はかつてのヘレーラ&コレーラのお祭り要員長瀬枠。
笑っちゃうぐらいでちょうどいい。
グオーネの方が端正で正確なのが面白い。
「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
イーゴリ・ゼレンスキー
バリシニコフの映像を繰り返し見ている身としては
ゼレンスキーは全くダメダメ。
音楽的で無く、曲は身体からは聞こえてこず、動きがブツ切れ。
洒脱感皆無。
年齢的にはこれくらいの踊り(動き)がいいんだろうけど。
「ペール・ギュント」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
う~ん、、、、
よくわからなかった。
とりあえずノイマイヤーのリフトを堪能。
「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ
これぞ古典の真髄。
ただただ溜息。
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ
ラドメーカーが怪我で降板したため急遽組んだペア。
一昨日(?)初めて組んだとは思えないほど息の合った踊り。
しかし所属違いの異質感はあり、
それが物語の二人の立場にリンクし、
実にドラマティック。
若者の一途で暑苦しい愛情を苦笑していた女性が
いつしか真剣になる過程がクリアだった。
■第 2 部■ 19:10~20:10
「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン
コノヴァロワはヌレエフの香気は皆無だし、
ペアの息は合っていないけど、
エイマンの王子が見られたのは良し。
「ノー・マンズ・ランド」
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
戦争未亡人の元に旦那の幽霊出現?
切ない。
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ
ラムはもうちょい何か欲しい。
ムンタギロフも外連味不足だけど、爽やかな踊りは気持ちいい。
「ヴァーティゴ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
ディアナ・ヴィシニョーワ マルセロ・ゴメス
「カジミールの色」の改作らしいけど、印象は全く違う。
二人は人外の軟体動物のようだった。
不思議な空間だった。
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
オスカー・シャコン
ベジャール言語のネイティヴスピーカーの踊り。
東バと同じ振付のはずなのに
醸し出す世界が全然違う。
ベジャールの本来の世界はこうなんだなあ、と
しみじみ思い、堪能した。
■第 3 部■ 20:25~21:15
「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー
ソツなく踊っているけど、ラブラブ感&幸福感が圧倒的に不足。
踊りも重い。
私が二人に期待し過ぎているのかなあ?
「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル
「愛と喝采の日々」でハイデ&クラガンが踊っている作品。
生で見ることができ大感動。
鬼リフト連続の作品だった。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ
「コレジャナイ感」満載。
二人に文学作品は似合わない。
マノンの沼地とかはダメだったの?
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン
とても素晴らしかった。
今まで見た彼の「レ・ブルジョワ」の中で一番良かった!
身体から音楽が流れていた。
音そのもの(歌ではなく)の踊りだった。
「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー
ビジュアルは良いんだけどなあ。
ビジュアル以上の深みは無かった。
見る疲れが出て来たし。
■第 4 部■ 21:25~22:15
「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ ウラジーミル・マラーホフ
10分の休憩でも復活できず、9割寝た。
サレンコが可愛くて、
マラーホフはふくよかだったのを確認したからいいわいね。
「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウリヤーナ・ロパートキナ
美しいの一言。
他にどんな言葉が必要?
「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
恋人たちの別れだったかな。
デュポン&ルグリの時は若い女に取りすがるおじさんだったけど、
今日は対等の関係ぽかった。
「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ
ゲランはコミカルにコケティッシュに。
ルグリもグルグル高速回転。
ゲランの脚には表情がある。
プティ作品にはこれが必要なんだよう!
ルグリの相手がゲランで良かった!
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
ボリショイ組のドンキのなにが素晴らしいかって、
「お祭り仕様」と「正統派」がきちんと両立していること。
楽しく見せてくれるけど崩れることはない。
これぞ「格」。
マーシャの32回転はスピーディーなシングル。
カーテンコールの登場もジャンプあり投げキッスありで、
すごく楽しかった。
全員でのカテコはゼレンスキー〆。デカい。
マラーホフが小柄に見える。
逆にマックレーがマラーホフとそれほど変わらないのを発見。
小柄だと思ったのはコボー比なのか。
Bプロ最終日は恒例の手拭い投げ。
皆が投げる中、マラーホフ、サレンコ、マックレーが温存。
皆がほぼ投げ終わった後、真打登場とばかりに3人が投げ始める。
特にマラーホフは1個ずつポーズを取りながら投げたので
舞台中央で独壇場。
調子に乗っているマラーホフをルグリ先生が後ろ抱きにして止めに入る。
怒ってではなく、こいつめー!っぽいかんじ。
指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「ノー・マンズ・ランド」、「椿姫」)
チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子(「瀕死の白鳥」)
出演:矢島まい[東京バレエ団](「こうもり」)
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ
この組はかつてのヘレーラ&コレーラのお祭り要員長瀬枠。
笑っちゃうぐらいでちょうどいい。
グオーネの方が端正で正確なのが面白い。
「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
イーゴリ・ゼレンスキー
バリシニコフの映像を繰り返し見ている身としては
ゼレンスキーは全くダメダメ。
音楽的で無く、曲は身体からは聞こえてこず、動きがブツ切れ。
洒脱感皆無。
年齢的にはこれくらいの踊り(動き)がいいんだろうけど。
「ペール・ギュント」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
う~ん、、、、
よくわからなかった。
とりあえずノイマイヤーのリフトを堪能。
「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ
これぞ古典の真髄。
ただただ溜息。
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ
ラドメーカーが怪我で降板したため急遽組んだペア。
一昨日(?)初めて組んだとは思えないほど息の合った踊り。
しかし所属違いの異質感はあり、
それが物語の二人の立場にリンクし、
実にドラマティック。
若者の一途で暑苦しい愛情を苦笑していた女性が
いつしか真剣になる過程がクリアだった。
■第 2 部■ 19:10~20:10
「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン
コノヴァロワはヌレエフの香気は皆無だし、
ペアの息は合っていないけど、
エイマンの王子が見られたのは良し。
「ノー・マンズ・ランド」
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
戦争未亡人の元に旦那の幽霊出現?
切ない。
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ
ラムはもうちょい何か欲しい。
ムンタギロフも外連味不足だけど、爽やかな踊りは気持ちいい。
「ヴァーティゴ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
ディアナ・ヴィシニョーワ マルセロ・ゴメス
「カジミールの色」の改作らしいけど、印象は全く違う。
二人は人外の軟体動物のようだった。
不思議な空間だった。
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
オスカー・シャコン
ベジャール言語のネイティヴスピーカーの踊り。
東バと同じ振付のはずなのに
醸し出す世界が全然違う。
ベジャールの本来の世界はこうなんだなあ、と
しみじみ思い、堪能した。
■第 3 部■ 20:25~21:15
「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー
ソツなく踊っているけど、ラブラブ感&幸福感が圧倒的に不足。
踊りも重い。
私が二人に期待し過ぎているのかなあ?
「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル
「愛と喝采の日々」でハイデ&クラガンが踊っている作品。
生で見ることができ大感動。
鬼リフト連続の作品だった。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ
「コレジャナイ感」満載。
二人に文学作品は似合わない。
マノンの沼地とかはダメだったの?
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン
とても素晴らしかった。
今まで見た彼の「レ・ブルジョワ」の中で一番良かった!
身体から音楽が流れていた。
音そのもの(歌ではなく)の踊りだった。
「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー
ビジュアルは良いんだけどなあ。
ビジュアル以上の深みは無かった。
見る疲れが出て来たし。
■第 4 部■ 21:25~22:15
「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ ウラジーミル・マラーホフ
10分の休憩でも復活できず、9割寝た。
サレンコが可愛くて、
マラーホフはふくよかだったのを確認したからいいわいね。
「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウリヤーナ・ロパートキナ
美しいの一言。
他にどんな言葉が必要?
「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
恋人たちの別れだったかな。
デュポン&ルグリの時は若い女に取りすがるおじさんだったけど、
今日は対等の関係ぽかった。
「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ
ゲランはコミカルにコケティッシュに。
ルグリもグルグル高速回転。
ゲランの脚には表情がある。
プティ作品にはこれが必要なんだよう!
ルグリの相手がゲランで良かった!
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
ボリショイ組のドンキのなにが素晴らしいかって、
「お祭り仕様」と「正統派」がきちんと両立していること。
楽しく見せてくれるけど崩れることはない。
これぞ「格」。
マーシャの32回転はスピーディーなシングル。
カーテンコールの登場もジャンプあり投げキッスありで、
すごく楽しかった。
全員でのカテコはゼレンスキー〆。デカい。
マラーホフが小柄に見える。
逆にマックレーがマラーホフとそれほど変わらないのを発見。
小柄だと思ったのはコボー比なのか。
Bプロ最終日は恒例の手拭い投げ。
皆が投げる中、マラーホフ、サレンコ、マックレーが温存。
皆がほぼ投げ終わった後、真打登場とばかりに3人が投げ始める。
特にマラーホフは1個ずつポーズを取りながら投げたので
舞台中央で独壇場。
調子に乗っているマラーホフをルグリ先生が後ろ抱きにして止めに入る。
怒ってではなく、こいつめー!っぽいかんじ。
指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「ノー・マンズ・ランド」、「椿姫」)
チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子(「瀕死の白鳥」)
出演:矢島まい[東京バレエ団](「こうもり」)