きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「紙の月」

2014年12月07日 | 映画
本日見た前2作のテンポが良かったので、
これは話の進みが緩く感じた。

「あんなつまらない学生に引っかかって横領」って話だと思うけど、
なんか「魔法が使えたからこんなことするの~」的な
「乙女の夢」っぽい感じがして見ていて居心地が悪かった。

94年当時のシステム等だから横領ができたのかな。
プリントゴッコとか。

クレカって申し込んですぐじゃ限度額は低いよね。
100万越えなんて無理じゃないかなあ。

それはともかく、総務部長から「ちょっといい?」って
別室に呼ばれるだけでドッキリする私には
横領ぐらい大きい秘密を抱え込むのは無理だわ、と思いました。
(ビクビクして行ったら、会議用にプロジェクターの設置をお願いされるとか
 結局はそんな用事なんだけどさ。
 なにもしてなくても心臓に悪いわよね)

田辺さんの穏やかな笑顔で優しいけど妻の気持ちを考えない夫と、
小林さんのキリッとした先輩が良かった。


もしかして、「誰かのためになにかをしたい」欲求と、
それにより「自分という個人の存在を認めて欲しい」承認欲求がテーマなのかな。
物欲より根深い欲求だよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「インターステラー」

2014年12月07日 | 映画
良かった。
宇宙空間の静寂さ、
人間の悩み、孤独、葛藤、対立、真実への探求欲、そして愛。
いろんな要素が詰まっていた。

予告では父娘の絆を描くハリウッド的大団円映画だと思っていたけど
いい意味で裏切られた。
「2001年宇宙の旅」をもっとわかりやすくしたような作品だった。
SFで、哲学的。

スターチャイルドは出なかったけど、
その類いの存在はいるみたいね。

人が決断するとき、ベストの答えがただひとつ存在するわけではない。
なにを選び、なにを捨てるか、
一直線で行くことはできない。
戻れない時間は非情だ。

宇宙空間を楽しむ映画だと思って行ったので
こんなに泣きポイントがあるとは思わずちょっと困った。
中盤からの随所で泣いていたよ!

ラストもすごく良かった。

それにしても、娘が賢くて良かったね。
私にはモロモロ無理だなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「チェイス」

2014年12月07日 | 映画
銀行からの融資を受けられず破産し自殺した父の無念を晴らすため
銀行を襲うサーヒルの表の顔はインド・サーカス団の団長。
現場に残されていた言葉がヒンディー語だったため、
インド警察も捜査に加わる。

街中で繰り広げられる豪快なカーチェイスが大迫力。

「きっとうまくいく」主演のアーミル・カーンの演技も素晴らしい。
彼らを追う刑事の一人は下膨れなのにかっこいいし、
もう一人はお調子者の女好きなのに使える子で人物造形も上手い。

話がどう転がるか読めず、あまりの館内の寒さにトイレに行きたくなったけど、
なかなかタイミングが掴めず困った。

歌も踊りもあるけど、そんなに不自然ではないと思う。
私が慣れただけかな。
ヒロインもセクシーだった。

ただ、銀行を悪く言うのは・・・。
彼らだってお仕事なのよ!
銀行マンが騙してたとかではなさそうだしさー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする