きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

柳の家の三人会@練馬文化センター

2012年09月15日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


柳家の人気若手噺家の三人会です。
俺得すぎるメンツです。


前座
「狸札」柳家圭花

貧乏人への恩返しのために
狸は札に化けるが・・・

花緑くんの弟子らしい。
言葉の奥に文字がちらつく。
台本の言葉を言っているように見える。
もうちょっと「絵」を見せて欲しい。


「錦の袈裟」柳家喬太郎
近所の連中と女郎買いに行くことになった男。
みんなでお揃いで「袈裟の褌」を締めようとなり
布の調達を思案するが・・・

マクラは「練馬ネタ」。
よくこんなに地名ネタがあると感心。
前に聴いたことがあるのに大笑いしちゃった。
古典でkyon2節は楽しすぎる。
「11人いる」は、意外と鉄板なんだな。
あんなに笑いが起きるとは。
マヌケ亭主の女房になると
知恵の巡りがよくなるのか、
ああいう男にああいう女性が合うのか。
落語の夫婦は摩訶不思議。
「中」の人の知恵も不思議。


「乳房榎」柳家三三
絵師と女房と子供と、絵師の弟子。
絵師が不在の間に女房と弟子が不倫関係に・・・。

こちらも「練馬ネタ」から。
怪談の前半のみだけど、
蚊帳、寝間着から覗く白い胸など
夏らしい情景がありありと浮かんだ。
あの口調あのビジュアルだけど
艶っぽかった。
メモ。
小田原出身なだけに板につく。


「妾馬」柳家花緑
裏長屋のお鶴が見初められ大名の側室となった。
めでたく子供も生まれ、
祝いに招かれた遊び人の兄。
拾遺に言い含められていたとおり
最初は礼儀正しくしていたが
勧められた酒を飲み・・・。

兄ちゃんは遊び人のろくでなしだけど
母や妹への愛情は本物。
それがすごく伝わってきて、ホロリとする。
花緑くんを見るのは久しぶりだけど
相変わらず体を動かしていて
ほんのり林家テイスト。

コメント
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