きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「眠りの森の美女」シェスタコワ&コリパエフ/レニングラード国立バレエ団

2009年01月18日 | バレエ・ダンス
シェスタコワのオーロラは可愛かったな。
うっかりオペラグラスで顔を見ちゃったら
カワイイ笑顔にイチコロだよ。
踊りは、、どうなんでしょう。
今年の彼女は、
「いつもはもっと踊れているような・・・」って
思うときがあります。
私のハードルが高すぎるのかな。
ローズ・アダージオのバランスはいいんだけど、
これ以上にできるような気がする。
気がするだけかな。
3幕では、不慣れなパートナーをカバーしつつ
堂々と踊りきっていました。
ゴージャスに光り輝いていましたね。
2幕は縦ロールあり。
3幕は縦ロール無しの地毛。だったよね。

コリパエフ君は、まあ、なんちゅうか、
ルダコよりは
だんぜん使える

っていうか。
(ルダコも好きだけどさー ← 一応、現在進行形で)
3幕の白い衣装(白ブラウス)がものすごく似合う。
王子のビジュアルだなあ。
ポーズを決めるときの粗さはあるものの
(指先まで気を配って!手首までで終わらないで!!)
王子らしい気品はある、、、かな。。。
踊りも素直で好感が持てる。
サポートにやや不安があるものの
後藤君を見た後ではノープロブレムだな。
少なくとも、腰は引けていない。
経験を積めば、いい王子になるかも。
あとは、存在感だねえ。
昨日のヤフニュークは「王子にしては地味」だったけど、
コリパエフ君は、周囲(群舞)に溶け込みすぎ。
もうちょっと、出てきた瞬間に「王子」とわかるといいけど、
それはこれからかな。
うん、これからに期待しよう。
3幕は、2幕と同じヅラ無し地毛でした。(付け毛はあったかも)
バリエーションのジャンプで体力を使ったためか
コーダのジャンプはエコノミー版。
疲れは見えたけど、ルダコほどじゃないし。

リラはペレン。
コシェレワは皆から慕われる優しさを持つリラだけど、
ペレンは、(善の)妖精の頂点に立つ、ってかんじがする。
ランクが上なのよね。
昨日も体力を使うオーロラを踊っていたのに
今日も疲れを見せることなく綺麗に踊っていました。
脚のラインが綺麗でした。
縦ロールは無し。

カラボスはブレグバーゼ。
120%全開
うふふふふ~。
こういうあなたが見たかったの。
心も姿も醜いカラボスです。
ひねくれた心が体に出ちゃったカラボスなのです。
でも憎めないのよねー。
ああ、ステキ。
ブレグバーゼとオマールだと振付が違うのね。
それぞれにあった振付だったと思います。

ミリツェワは勇気の精とダイヤモンド。
勇気の精では、ピンクの衣装に合った柔らかい踊り、
ダイヤモンドはクッキリとした動きでした。

フロリナのクテポワは、
踊りが重めかなあ。
彼女の踊りが重いのか、
他の人と踊りのスタイルが違うのでそう思うのか。
よくわかりません。
プロームは軽々と跳んでいました。

ネコたちも可愛くて。
ニキータ君の脚の美しさは父親譲りなのかな。


あのー。
それでー。
3幕の司会者(オレンジのロン毛)って
プハチョフに似ているように思いましたが
気のせいかな。
気のせいだよね。
青髭の「1,2,3・・・」と
妻達を数えるマイムがすごく濃かったんだけど、
ヴェンシコフ?
それとも、、、、、、???
ちょっと自信がないんですけど・・・・

昨日も思ったけど、
妖精ちゃんや宝石ちゃん達が弱いかなあ。
ステパノワ、ロバノワ、ロマチェンコワ、ヴィジェニナ、コチュビラ、
こういう人達が入るのってすごく贅沢なんだなあ。
当たり前のように思っていたけど。


【配役】
オーロラ姫:オクサーナ・シェスタコワ
デジレ王子:ニコライ・コリパエフ
リラの精:イリーナ・ペレン
カラボス:アンドレイ・ブレクバーゼ

王:マラト・シェミウノフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
式典長:ウラジーミル・ツァル
従者:アントン・アパシキン

優しさの精:オリガ・グローモワ
元気の精:マリア・ドミトリエンコ
鷹揚の精:ユリア・チーカ
呑気の精:アンナ・クリギナ
勇気の精:タチアナ・ミリツェワ

4人の王子:
 アンドレイ・ヤフニューク、デニス・モロゾフ
 アンドレイ・カシャネンコ、ミハイル・ヴェンシコフ

ダイアモンド:タチアナ・ミリツェワ
金、銀、サファイア:
 ユリア・チーカ、アンナ・クリギナ、マリア・ドミトリエンコ
フロリナ王女:ヴィクトリア・クテポワ
青い鳥:アントン・プローム
白い猫:エレーナ・ニキフォロワ
長靴をはいた猫:マクシム・ポドショーノフ
赤頭巾ちゃん:ナタリア・クズメンコ
狼:ニキータ・クリギン
人食い鬼:ウラジーミル・ツァル
人食い鬼の奥さん:アントン・アパシキン

ファランドール:エレーナ・ニキフォロワ、アレクセイ・クズネツォフ

子供たち:高木淑子バレエスクール


指揮:ミハイル・パブージン
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
コメント (2)
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