きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ダークナイト」

2008年08月03日 | 映画
クリスチャン・ベール主演「バットマン」パート2を
先行上映で見てきました。

前評判はとても良いですし、
いろんなところのユーザー評価も高いです。


でも、ワタシ的にはイマイチだったなあ。

苦悩とか、そんなことは
このテの映画に望んじゃいないので。
娯楽映画の中で描く範疇を超えていると思う。
役者の演技はとても素晴らしいんだけど、、、
「アメコミ作品でも高度な演技」は見ていて楽しいけれど
高度な演技を主体に見るのは
こういう作品じゃないのだな、ワタシの場合は。
心の葛藤を描くのなら、コレでなくても良いだろうと。
「ダーク(暗黒)」と、ウダウダ悩む、は
ワタシの中ではイコールじゃないの。



思いっきり邪道なんだろうけど
ワタシが一番好きなバットマン映画は
ヴァル・キルマーの「バットマン・フォーエヴァー」なのよ。
ファンには酷評されてるようだけど。
でも、悪役の造形とか、ブルースの二面性とか、
単純にアクションとか、
その配合がとても好きなの。

これを基準にしちゃっているせいだとは思うんだけど・・・
今回のバットマンは「違うな・・・」と思っちゃうんだ。


ネタは、ジョーカーひとつだと思ったら
もうひとつあった。
それで、調子が狂ったのもあったのかも。
そろそろ終わりかな、と思ったところで新ネタ投入。
あと1時間は終わらないのか、と思うと脱力感が襲ってきます。
長いのはわかっていたんだけどねえ。

暗い画面が見づらいのは前回同様。
これを美しいと思えれば、また印象が違うのかな。


あとねーーーー。
それが狙いなんだろうけどーーー。
一種の群像劇でーーーーー。
もう、誰が主役なのよ、と。
強いて選べと言われたら
「ジョーカー」と答える人が多そうな作りです。
(ヒース・レジャーの演技は実に素晴らしかった!)
バットマンの存在が薄いんだなーー。
ワタシの期待よりは。

2番目のネタの人、
皮膚移植ってレベルじゃないよん。


噂によりますと、3作目はリドラー登場で
ジョニー様に出演打診があるとか。
それは激しく見たい!!!
けど、また、共演者ばかり目立って
主演が誰だかわからなくなりそうだね。


それよりも、「バットマンvsスーパーマン」を見たいな。
つーーーか、ブルース・ウェインvsクラーク・ケントね。


【関連記事】
「バットマン ビギンズ」(2005年6月18日)
「ダークナイト ライジング」(2012年7月27日)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「親子で楽しむ夏休みバレエまつり」

2008年08月03日 | バレエ・ダンス
お財布的にはとても厳しいけれど
ルダコを見る最後の機会になるかもしれないので
頑張って行ってきました。
基本は、ペトゥホフ(父)が率いる
サンクト・ペテルブルク・アカデミーのダンサーに、
主演ゲスト格でペレンとシェミウノフ君が参加。
タッチキンに移籍したルダコの参加理由は・・・・・
不明・・・・・・・・・・・・
(謎)


「人形の精」よりパ・ド・トロワ
 人形の精:バディナ
 ピエロたち:クリバエフ、モトゾフ


懐かしい!!
光藍社のなにかのガラで、キルサノワとペトゥホフ(父)と
あともう一人(ヴィハレフだったかなあ)で見た!!
すごく好きだった。
今回の3人も可愛い。
コミカルな動きも、子供たちに受けていた。
「お人形さんたちのお話」と言えば聞こえはいいけど
二股女の手練手管とも言うかな?
踊りの見せ場もたくさんあるので
掴みとしてはOKね!


「スパルタクス」より、アダージョ
 フリーギア:リュボムドロワ
 スパルタクス:パルハチョフ


振付はレオニード・ヤコプソン。
せっかく最初の演目で子供たちの心を掴んだのに・・・。
こちらの頭にボリショイ版がインプットされていることを差し引いても
「なんだかねー」な作品。
動きも変だし、話も伝わりにくい。
一番の理由はあれかね。
パルハチョフが、奴隷というより
支配階級のボンボンに見えることかねえ。
軍人らしさナッシングだった。


「アリア」
 ペレン、シェミウノフ


ちょいとタンゴチックでショーダンスっぽい踊り。
ボヤルチコフのわけわからん作品より
ずっといいよーーーー。
「愛する人と離れなければならない」ってのが主題らしいけど。
シェミウノフ君のビジュアルが、
「ワル」だったので・・・
「俺のことは忘れてくれ」って恋人に告げて
鉄砲玉に志願した若いヤクザに見えちゃったりして。
「後は頼むと駆け出す路地に
 降るはあの娘の涙雨」


「白鳥の湖」より、四羽の白鳥
 ダヴィドワ、ホメンコ、小池沙織、シマコワ


まあ、こんなもん???
後半ちょいとバラついた。


「眠りの森の美女」より、ローズ・アダージョ
 オーロラ姫:イサエワ
 四人の王子:クリバエフ、ルダチェンコ、パルハチョフ、シャニン


イサエワは可愛いと思う。
テクニックも、そこそこあると思う。
あとは華やかさだな。
兜付きの衣装は、4人の中ではダントツでハンサムだった>ルダコ
ほんとねー、
ビジュアルはいいんだよねー。
サポートも頑張っていたよ。
一人ねー。
なんだかねー。
とんでもなくオカマチックな化粧の王子がいたんだよねー。
「くるみ」用の化粧だと思うんだけど。


「ラ・シルフィード」より、パ・ド・ドゥ
 シルフィード:バディナ
 ジェームズ:モトゾフ

 
バディナはロマンチック・チュチュが似合うのかな。
コケティッシュな空気の精だった。
モトゾフの足技も鮮やかだった。


「ドン・キホーテ」より、グラン・パ・ド・ドゥ
 キトリ:ペレン
 バジル:シェミウノフ
 ヴァリエーション:ダヴィドワ


ペレンが絶好調。
片手リフトのときは180度開脚。それを2回。
32回転のダブルの時は頭上で扇子を開く。
大きい役をこなして、自信がついたのかな。
シェミウノフ君もだいぶ成長した。
荒さ(粗さ)がなくなり、安定してきた。
あとはねー。
もうちょっと客に見せる踊りをしてもらえたらなあ。
ガラのドン・キだし。
そこまで望んじゃいけないか。



「くるみ割り人形」より、ハイライト
 マーシャ:ペレン
 王子:シェミウノフ
 小さなマーシャ:ペトゥホワ
 くるみ割り人形:ヴォリンスキー
 ドロッセルマイヤー:ルダチェンコ
 母:キルサノワ
 ねずみの王様:シャニン
 スペインの踊り:イサエワ、パルハチョフ
 東洋の踊り:リュボムドロワ、クリバエフ
 中国の踊り:小池沙織、モトゾフ
 ロシアの踊り(トレパック):シマコワ、ルダチェンコ
 フランスの踊り(パストラル):バディナ


第2部は、ペトゥホフ(父)版「くるみ」のハイライト。
衣装がなかなか素敵。
全幕で見てみたいかも。

小さなマーシャはペトゥホフ&キルサノワの娘らしい。
ロマン君の妹だね。
これがすごく可愛くってーーーー!!!
小顔だし。
お父さん似かな?
あと10年もすれば、
プロのダンサーになるんだろうなあ。
途中で集中力が途切れたのか
あくびしていたのも可愛かったよ。
中座してどこへ行ったのかと思ったら
フランスの踊りで羊に変身して再登場。
チュチュの胴体は細いトリコロール、
カツラの白アフロの中に
可愛い羊の耳が隠れていました。
ペレンたちが再登場する前に
衣装を着替えて再々登場。

母親役はキルサノワ。
ずいぶん久しぶりに見たけど
柔らかい笑顔だった。
懐かしい。
旦那さんを支えているんだねえ。

ルダコのドロッセルマイヤーは・・・・
さわやか???????
足のラインは綺麗なんだよねえ。
着地のときに、もう少し音を消せれば、、、
でも、息が上がらなくなっただけ成長した?
トレパックも良かったけどさ。
踊りは良かったけどさ。
踊り以外の部分も、ちゃんとしようね。
他の男性陣と女性陣全員が、
ちゃんとポーズをつけて座っているのに
ひとりだけ、ダランと、ナチュラルに座るのは、どうよ。
ペレンとシェミウノフ君が中央で踊っているときに
他に人たちはポーズを崩さす
あくまでも目だけ動かして見ているのに、
一人だけ頭を動かして見ちゃうのはどうよ。
稽古場じゃないんだからさあ。
なんてことを、楽しんで見られるのは今日限りなんだろうか。
そう思うと、とても寂しい。

ペレンとシェミウノフ君は、登場から衣装替え無し。
ペレンはキラキラしているな。

カーテンコールはフェッテ合戦など。


アカデミーのダンサーも
確かな技術はあるんだけど
ペレンを見ちゃうと、ちょっと地味かなあ。
つーか、ペレンって華やかなんだなあ、
ってことがわかった。


この公演のタイトルどおり、
会場内には子供がいっぱい。
子供が喋るのは想定内だから、いいんだ。

敵は、娘とおでかけしてハイテンションのおとうさんだった!
なにかっちゃ、娘に話しかける。
説明のお姉さんの言うとおり
とにかく拍手する。
いつでもどこでも拍手しようと待ち構えている。
その拍手がでかい。
曲がアップテンポになれば、すかさず手拍子する。
「ラ・シル」で手拍子を入れ始めたのは
私の隣に座っていたお父さんでした。
休憩中に娘さんから「お父さん、うるさい!」と言われていた。
私も注意したかったんだけどさああ。
まだ咳が出るかもしれないので、言えなかったのよねえ。
娘さんの前でお父さんのプライドを傷付けるわけにはいかないし。
困ったもんだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ドラゴン・キングダム」

2008年08月03日 | 映画
カンフー映画好きの米国人の若者(弱虫)が
不思議な如意棒に導かれて異世界に飛ばされ
悪と戦う話。
(端折り過ぎ?)

見所は、なんといっても
ジャッキー・チェンとジェット・リーの競演。
ネタ的に同じところにいるはずなのに
なんとなく異種格闘技戦に見えるのはなぜだろう。
「ゲッターロボvsデビルマン」みたいな。

ジェット・リーは、
「ダニー・ザ・ドッグ」など、
欧米の映画で見るとすごく若く見えるけど、
アジアの映画では年相応だった。
なんだか不思議。

お話のネタは西遊記のモジリ。
 ・三蔵=ジェット・リー
 ・孫悟空=米国の若者
 ・猪八戒=ジャッキー・チェン
 ・沙悟浄=若い女
って割り振りで、
ジェット・リーが、
猿だろう!!!

なんで三蔵なんだよ!!と
一時は思いましたが、
結局やっぱり、猿でした。
納得。

ジャッキーも、よくよく見たら2役だったし。

アクションも良かったし、
酔拳やらなにやら、いろいろ出てきますので
その道の方には楽しいんじゃないでしょうか。

あ、ちなみに、孫悟空、
英語の台詞では「モンキー・キング」でした。


むかし母に、
「なんで中国人は、孫悟空が好きなんだろうねえ」と聞いてみたら
「そりゃ、齊天大聖様だもん」って言われた。
全然答えになっていないよ!!!

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする