きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「YEBISU亭番外編」柳家喬太郎withいっこく堂

2003年12月10日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 いつもは花緑・たい平・喬太郎の3人出演のYEBISU亭ですが、今回は「二人はもっとギャラの良い仕事が入り、スケジュールが空いているのは自分だけだった」kyonkyonに、ゲストのいっこく堂さんを迎えての番外編。オープニング、kyonkyonは客席後方から登場。いつもと違う雰囲気で、と考えトレンチコートにソフト帽で「カサブランカ」のテーマ曲に乗って登場。ハンフリー・ボガートを目指したつもりが「ただの荒川区の変質者(kyonkyon談)」になってしまいました。

「?」(新作だと思う)
選挙ネタの落語。枕で殆ど内容を話してしまったので、いまいちインパクトに欠けたかも。オチの「鳥」の種類も、いまの日本ではあまり使われていないような・・・。公務員(博物館勤務)の友人が選挙の時には手伝いとしてかり出されるもので、あまり手のかかる投票はして欲しくないな、と思ったり。

「YKKの今夜も踊ろう」
って、YKKじゃないわよ。いっこく堂さんとのトーク。皆で腹話術講座を受けたり、とても楽しかった。腹話術の第一歩は、人差し指を横にしたぐらいに口を開け、口を動かさずに喋る。唇を付けなければ発音できない「ま」行「ば」行「ぱ」行はそれぞれ「な」行「だ」行等で誤魔化す。例)バナナ → ダナナ。でも「パプアニューギニアでビビンバとプリンを食べてハッピー」ぐらいになると誤魔化せないので7年半の修行が必要。いっこく堂さんはもとは民芸に所属。でも「役者は渋滞している」ので「空いている」腹話術の方に進んだとか。信号は一つもなかったそうだ。

「いっこく堂と仲間達」
いっこく堂Time。面白かった。もちろん「腹話術」という芸自体も面白いんだけど、話(脚本)がすごく練れているので最後まで飽きさせない。いいものを見た。

「文七元結」
自分しか落語家がいないので、この際だから長い古典に挑戦してみました、ってとこなのか?お金を返しに行くあたりから巻いた?どうせなら最後はパーーーーっと「すみれ荘」系の新作でぶっち切ってほしかったけど、「恵比寿」という客層じゃ難しいのかな。この後「自己忠臣蔵」とか「喬太郎伝説」があるから、新作はそちらで、ってことなのかな。

kyonkyonの独演会、行きたいんだけどねえ。予定が合わないのよねえ。
コメント
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