生活保護でも医療費自己負担 過剰受診抑制へ財務省提言
2016/10/27
財務省は27日の財政制度等審議会分科会で、公費で全額賄う生活保護受給者の医療費に関し、医療機関への過剰受診が続く場合などに一定の自己負担を導入するよう提言した。自治体全体の収支見通しを示す地方財政計画では歳出が恒常的に過大計上されていると分析し、経費の絞り込みを求めた。ともに2017年度以降の予算編成で歳出膨張を防ぐのが狙いだ。
生活保護受給者に自己負担のないことが過剰な受診を生みやすいと指摘。行き過ぎた受診だと医師が認めた人が改善指導にも従わない場合は、自己負担や受診回数制限の導入を検討するよう厚生労働省に促した。
(共同通信)
(引用終了)
定年退職して毎日が日曜日になると趣味、旅行、グルメなどを楽しんでいる方も世間にはいるであろう。年金の他に貯えもあれば、毎日遊んで暮らすことも出来る訳だが、今まで働いていたのだから、のんびりしたいと思うのは当然であろうし、それでも仕事に行くことがなくなり、遊ぶこと以外にすることがないのも辛いもので、だから、朝食後にコーヒーを飲みながら「さて、今日は何をするか。困ったなあ」とため息が出るような生活が決して良いとは思えない。
私と同年齢の方が、遊んでいるのを見ても、羨ましいとは思わないし、することがないから遊んでいるのかと思うようにしており、私の場合は毎日することがあって、遊ぶ暇もない程忙しい日々を過ごしているが、それが苦だと思っていないし、今日は何をするかではなく、どれを先にやるかであり、それでもやりきれず、翌日に持ち越すことも多く、また、新たに頼まれ事が入ることもあるし、だからやる仕事があるのは幸せであり、遊んでいては得られないものである。
病気や身体障害のために働くことが出来ない方のために生活保護制度があるが、怠けくせが付いて働く気がないのに、収入がなくて生活に困窮していると嘘を付いて、生活保護を受給しているケースもあるようだが、本音は遊んで暮らしたいからあろう。体の調子が悪いと、病院に行ってさえすれば、行政を騙すのも簡単だし、まして生活保護受給者の医療費は全額公費負担なのだから、受給を継続するためには病院通いは欠かせないと言う訳で、年金だけで生活している者でさえもある自己負担が受給者にないとなれば、遊びついでに病院に行く受給者は増えるばかりであろう。
共同通信によれば、財務省は27日の財政制度等審議会分科会で、公費で全額賄う生活保護受給者の医療費に関し、医療機関への過剰受診が続く場合などに一定の自己負担を導入するよう提言したそうだが、自己負担は当然であり、遊んで暮らしているので暇なすぎて病院に行って体調不良を訴えて薬を貰い、それを転売して儲けている者もいるようだから、そのような不正をさせないためにも三割でなくとも一割負担か、それとも一律1000円程度の負担にし、全額公費負担は見直すべきである。
この記事中に「行き過ぎた受診だと医師が認めた人が改善指導にも従わない場合は、自己負担や受診回数制限の導入を検討」とあるが、医師は一度掴んだ患者は離さないと 言われているのだから、生活保護受給者であろうがなかろうが、来院する患者はお客様であり、カネづるなのだから、医師が受給者に対して受診回数が多いことを指摘し、改善指導するかどうか疑わしい。
生活保護は期限を決めて受給させるべきで、「受給したら一生ものだ」と言われないためであり、また働くことより、生活保護を受給した方が得になってはならず、正直者がバカを見るような制度では困るのである。だが受給者の中には、行政から就労指導されないために、体の調子が悪いことにして、病院に行っている者がいる訳で、医療費の全額公費負担は自立を促すためであるのに、無料だからとして反対に病院行きを増やしているのではなかろうか。何でも免除し、医療費の自己負担もさせず受給者を甘やかしてきたことが、医療扶助費の増大になり、財政を圧迫しているのであり、年金受給者でも自己負担なのに、それより多く貰っている生活保護受給者は自己負担なしとは、こんなふざけた話はないだろう。
(2016/10/29)