数年前に靖国神社に参拝した後に、近くにある千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れたことがあるが、靖国には参拝者の姿がかなり見られたものの、墓苑の方には参拝者の姿はまったくなく、京都にある某寺院が主催する戦没者追悼式の準備が行われており、その関係者が私の方をじろりと見たので、他に参拝者がいないことから注目されたかも知れないが、何か嫌な気分だった。
その某寺院と千鳥ケ淵墓苑で検索すると、「九条の会」とか、「しんぶん赤旗」などの記事がヒットするので、好んで墓苑において追悼式を開催する人たちは、それなりの人たちなのか思った次第である。そう言えば社民党の土井前党首などは靖国神社に絶対に参拝しないで、なぜか墓苑には行くそうだ。墓苑には身元の分からない遺骨や、身元が分かっていても遺族が不明で引き取り手のいない遺骨約35万体が安置されているそうであるからして、戊辰戦争以降の名前が分かっている戦死者など246万6000余柱の霊がまつられている靖国神社には参拝せず、墓苑だけを訪れているとなれば遺骨がある戦死者には。謹んで哀悼の意を表するが、遺族によって、それぞれの故郷の墓地に埋葬され、靖国神社に御霊だけが祀られている戦死者には哀悼の意を表さないと言う訳である。
自民党の中川秀直政調会長が、千鳥ケ淵戦没者墓苑を拡充する構想を明らかにしているが、外国の要人らも追悼に訪れることが出来るようにし、自民党内にプロジェクトチームが発足するとのことであるが、支那や韓国からの言いがかりを和らげるための思いついた構想であろう。もし、墓苑が拡充されたとしても支那や韓国の要人が献花に訪れるとは思えない。試しに支那や韓国に対し、「墓苑を拡充することで新戦没者追悼施設としますので、ご希望に添えるでしょう。拡充する前の墓苑を一度見られたら如何がですか」との招待状を送ったらどうだろうか。
墓苑を拡充することによって靖国神社に代わる戦没者追悼施設にするようであるが、拡充してもしなくても、戦没者追悼施設であることは間違いないのであるから、支那や韓国からの言いがかりがあるからと言っても敢えて税金を投入して拡充する意味があるのか。
靖国神社が問題化するのは「A級戦犯が祀られている」と思っている人がいるようだが、主権回復後に国会において全国4000万人の署名による請願で、戦犯とされた者の名誉回復の決議がされていることからして、それ以後は戦犯とはみなさないとなった訳であり、それを未だに「A級戦犯」などと言って現在ではすでに消滅しているものを持ち出すのはおかしい。、
国立の新戦没者追悼施設建設を推進する者は、支那や韓国からの言いがかりがなくとも建設すべきと考えているとは思えない。千鳥ケ淵戦没者墓苑を拡充することになれば、支那や韓国は「日本は譲歩した」との誤ったメッセージを送ることになり国益に反すると言わざるを得ない。
千鳥ケ淵は今のままで良いではないか。世界では支那や韓国だけが日本の宗教文化に因縁を付けて、戦没者慰霊の中心施設は靖国神社であると言う日本人の慣習に変更を迫り、それに答えようとする日本人がいるとは驚きの何者でもなく、靖国神社と千鳥ケ淵戦没者墓苑は現状を維持し、新戦没者追悼施設の建設の必要はまったくない。
(2006/07/03)
この記事は「今日のコラム」
「靖国神社も千鳥ケ淵墓苑も現状を維持せよ」
としてHPに掲載されていたものです。
その某寺院と千鳥ケ淵墓苑で検索すると、「九条の会」とか、「しんぶん赤旗」などの記事がヒットするので、好んで墓苑において追悼式を開催する人たちは、それなりの人たちなのか思った次第である。そう言えば社民党の土井前党首などは靖国神社に絶対に参拝しないで、なぜか墓苑には行くそうだ。墓苑には身元の分からない遺骨や、身元が分かっていても遺族が不明で引き取り手のいない遺骨約35万体が安置されているそうであるからして、戊辰戦争以降の名前が分かっている戦死者など246万6000余柱の霊がまつられている靖国神社には参拝せず、墓苑だけを訪れているとなれば遺骨がある戦死者には。謹んで哀悼の意を表するが、遺族によって、それぞれの故郷の墓地に埋葬され、靖国神社に御霊だけが祀られている戦死者には哀悼の意を表さないと言う訳である。
自民党の中川秀直政調会長が、千鳥ケ淵戦没者墓苑を拡充する構想を明らかにしているが、外国の要人らも追悼に訪れることが出来るようにし、自民党内にプロジェクトチームが発足するとのことであるが、支那や韓国からの言いがかりを和らげるための思いついた構想であろう。もし、墓苑が拡充されたとしても支那や韓国の要人が献花に訪れるとは思えない。試しに支那や韓国に対し、「墓苑を拡充することで新戦没者追悼施設としますので、ご希望に添えるでしょう。拡充する前の墓苑を一度見られたら如何がですか」との招待状を送ったらどうだろうか。
墓苑を拡充することによって靖国神社に代わる戦没者追悼施設にするようであるが、拡充してもしなくても、戦没者追悼施設であることは間違いないのであるから、支那や韓国からの言いがかりがあるからと言っても敢えて税金を投入して拡充する意味があるのか。
靖国神社が問題化するのは「A級戦犯が祀られている」と思っている人がいるようだが、主権回復後に国会において全国4000万人の署名による請願で、戦犯とされた者の名誉回復の決議がされていることからして、それ以後は戦犯とはみなさないとなった訳であり、それを未だに「A級戦犯」などと言って現在ではすでに消滅しているものを持ち出すのはおかしい。、
国立の新戦没者追悼施設建設を推進する者は、支那や韓国からの言いがかりがなくとも建設すべきと考えているとは思えない。千鳥ケ淵戦没者墓苑を拡充することになれば、支那や韓国は「日本は譲歩した」との誤ったメッセージを送ることになり国益に反すると言わざるを得ない。
千鳥ケ淵は今のままで良いではないか。世界では支那や韓国だけが日本の宗教文化に因縁を付けて、戦没者慰霊の中心施設は靖国神社であると言う日本人の慣習に変更を迫り、それに答えようとする日本人がいるとは驚きの何者でもなく、靖国神社と千鳥ケ淵戦没者墓苑は現状を維持し、新戦没者追悼施設の建設の必要はまったくない。
(2006/07/03)
この記事は「今日のコラム」
「靖国神社も千鳥ケ淵墓苑も現状を維持せよ」
としてHPに掲載されていたものです。