私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

東京裁判を批判しているのはパール判事だけではない

2014年09月05日 22時28分24秒 | 伝統・文化・歴史

「東京裁判で果たしたパール判事の役割忘れない」 モディ首相

2014/09/02

インドのモディ首相は1日夜の安倍晋三首相との夕食会で、極東国際軍事裁判(東京裁判)で判事を務め、被告全員の無罪を訴えたパール判事の話題に触れ、その功績をたたえた。

 モディ氏はスピーチで「インド人が日本に来てパール判事の話をすると尊敬される。自慢できることだ。パール判事が東京裁判で果たした役割はわれわれも忘れていない」と述べた。

 首相は第1次政権時代の平成19年8月にインドを訪問した際、パール判事の長男、プロシャント・パール氏と面会している。首相の判事への思い入れは強く、両首脳は「歴史」を通じてさらに友情を深めた。

 インドのパール判事は東京裁判に対する意見書で、戦勝国が事後法により敗戦国を裁くことに疑問を提起し、原爆投下を批判した人物として知られる。
(産経新聞)

(引用終了)


 昭和58年(1983年)に公開された小林正樹監督によるドキュメンタリー映画「東京裁判」を鑑賞した記憶があるが、私が生まれた昭和21年に始まった東京市ヶ谷の旧陸軍参謀本部で行われた極東国際軍事裁判(東京裁判)の模様を、アメリカ国防省の撮影班による記録フィルムを主に構成されたものであった。

 ともかく長い映画であったが、途中で退屈することもなく、スクリーンを注視していたし、調べたところ全部で4時間37分に及ぶ超大作であったようで、2年以上続いた裁判で、それを記録した映画となれば長いのは当然かも知れない。

 この映画の中で印象に残ったのはアメリカ人のブレイクニー弁護人による「原爆」発言であり、それはアメリカは広島・長崎への原爆投下によって「一般市民に対する非人道行為」を犯した国であるのに、日本人を裁く資格があるのかと追及する場面である。そして戦争による殺人は合法であって、戦争自体が犯罪ではないのに何の罪科で、いかなる証拠で、戦争による殺人が違反になるのかとした訳で、連合国からすれば東京裁判の威信を傷つけるものだと判断され、日本語に通訳されることはなかったのである。

 また、この映画の中では、法廷場面以外の世界各国のニュースなどがおりまぜてあったが、衝撃的であったのは南京大虐殺の様子だとして、日本軍兵士によって生き埋めにされる女性や子供を含む市民であった。だが、その場面は実際に記録したものではなく、支那共産党が日本を批判する政治的宣伝のために後日製作された映画の一場面であることが判明したことから、映画「東京裁判」の評価を落としたとして批判されたのである。

 記録映画の中に捏造された映画の一場面を挿入し、それも実写であるかのように観客を騙そうとした訳で、朝日新聞もそうだが、サヨク思想を持つ小林監督ならば捏造はお手の物であったのであろう。

 この「東京裁判」ではインドのパール判事が、裁判が始まって、しばらくして加わっているが、映画の中でも、その説明があり、横並びの判事席の向かって左端であった。パール判事は他の判事と異なり唯一の国際法の専門家であり、要するに他の判事は国際法に関しては素人であった訳で、だから、パール判事が戦犯とされた日本人の被告全員を無罪としたのは、国際法の真理に基づいたもので、これはパール判事が日本びいきではなく、ただ法を正しく適用したに過ぎないのである。

 日本人として「東京裁判」とは、事後法で戦犯とされた日本人が裁かれたデタラメな裁判であることを知っておくべきで、また無罪判決を下したパール判事のことも忘れてはならず、敗戦国だけに戦争責任があり犯罪とするのは間違いであったと指摘した外国人識者もいるからである。  

 産経新聞によれば、インドのモディ首相は1日夜の安倍晋三首相との夕食会で、極東国際軍事裁判(東京裁判)で判事を務め、被告全員の無罪を訴えたパール判事の話題に触れ、その功績をたたえ、「インド人が日本に来てパール判事の話をすると尊敬される。自慢できることだ。パール判事が東京裁判で果たした役割はわれわれも忘れていない」と述べたそうで、今まで現役の外国首脳が東京裁判を批判した例はないが、これは画期的なことではあるまいか。モディ首相におかれては再来日の際に靖国神社にあるパール判事の顕彰碑を訪れて欲しいものである。

 イギリスの植民地であったインドが独立を果たしたのは、欧米列強からの解放を目的として戦った日本のおかげだとして、感謝しているインド国民も多いのであり、また、支那と南北朝鮮以外のアジア諸国のほとんどが親日国であるのはその証左ではあるまいか。

 インドのような親日国の首脳が来日し、日本のおかげだとして感謝しているのに、今まで売国政治家は親しくすべき国を間違え、絶対に感謝されずに仇で返される国ばかり援助してきたのは税金をドブに捨てたも同然である。

 戦勝国による歴史観がすべて正しいとは思えないし、敗戦国になったとはいえ日本にも言い分がある筈であり、モディ首相がパール判事の話を出して見解を述べるのは日本人としても嬉しいことで、日本を侵略国家だとして糾弾した東京裁判を批判しているのはパール判事だけではなく、外国人有識者さえも連合国の戦争責任を問うているのである。戦争は違法でもなく犯罪でもないのに日本だけが戦争責任をいつまでも追及されているのは納得出来ない。
(2014/09/05)


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