私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

総選挙後にやっとイラクへ自衛隊派遣か

2003年10月12日 22時11分49秒 | 政治
  イラクへの自衛隊派遣は衆議院が解散したため、総選挙後に基本計画をようやく作成する運びとのことだが、10月17日に米国のブッシュ大統領が来日して日米首脳会談が行われることから、小泉総理はイラク復興支援のために陸上自衛隊の給水支援を主とする活動をイラク南部において行う方針を決めたようである。報道によれば派遣時期は書かれていないが、偵察任務のために先遣隊をまず送り、慎重にまた慎重に派遣時期を探るのであろう。派遣規模は給水に向けた補給、医療、警備、輸送、施設の部隊などで600人から700人になるとのことだが、これが多いのか少ないか何ともいえない。

 それにしてもイラク復興支援特別措置法が成立して数ヶ月経過したというのに未だ派遣時期も決まっていないとは、「日本は、もうイラクに自衛隊を派遣しないのではないか」と米国をはじめ多くの国は思っているのではなかろうか。イラクでは毎日のように戦闘が行われており危険である。もし派遣隊員に死傷者が出たらとの危惧を日本が持っており、だからいまだに派遣できないでいることを世界の国々は当然だと思って日本の危険を伴う人的貢献を回避する方針を支持しているのであろうか。

 いやそうではあるまい。世界は日本を嘲笑し、軽蔑し、コケにしているのではないかと思う。自衛隊の派遣に反対する人々には、そんな世界の声が聞こえているかいないか分からないが、もし聞こえているとしたら、それでも派遣に反対するということは、日本は世界からそのように言われ、日本の自衛隊は臆病な軍隊だとの印象をもって貰った方が良いと考えている訳であろうか。

 普通の人は、バカにされたり、コケにされれば憤慨しない人はいないだろう。自衛隊の派遣に反対する人々は、同じ日本人として、「日本は臆病な国だ」「腰抜けだ」とまで言われても憤慨もせず、平然としていられるようだが、そんな日本で良いのであろうか。

 自衛隊は、政府が派遣方針を決定し、命令されれば、胸を張ってイラクに行ってくれるものと信じている。日本が世界から信頼されるのは日本は命の危険を伴う人的貢献を回避しないという強い意志であると思う。それをやってくれるのは自衛隊しかなく、また自衛隊でなければ出来ないのある。

 日本国民の中には自衛隊に対して特殊な感情を持つものがいるが、そんな人が日本がコケにされたことから考え改めて自衛隊派遣に仮に賛成するとしても「自衛隊にイラクに行っていただけますか」と言える資格はあるだろうか。
(2003/10/12) 

この記事は「今日のコラム」
総選挙後にやっとイラクへ自衛隊派遣か
としてHPに掲載されていたものです。


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