米英両軍の武装解除のためのイラク攻撃は、今のところ順調に進行しているようだ。米国は、イラク問題が片づけば、次は北朝鮮問題と考えていることは間違いないだろう。であるから、イラクと同じように、米国は北朝鮮の大量破壊兵器の拡散や核武装を絶対に許さないと思うからして、もし、北が核武装に踏み切った場合には、武力行使が現実となる可能性があると思う。
しかし、それには障害がある。まず隣国の韓国には北朝鮮核武装容認論があり、また対北朝鮮宥和政策をとっていること。次に北朝鮮の反撃を防ぐことは出来ず、その反撃が日本にも及び甚大な被害が出る恐れがあるからである。であるから、米国はそのような韓国と、自分の国は自分で守る気概も、自衛力もない日本では困るとの思いがあり、それが武力行使をためらう理由となるであろう。
特に理解出来ないのは、韓国の北朝鮮核武装容認論や在韓米軍撤退要求、反米運動などである。北朝鮮に対しては毅然して対応しなければならないのに、隣国の韓国の腰が定まらないようでは、米国はなかなか強固路線をとれない。先日、米軍の偵察機に北朝鮮のミグ戦闘機が挑発行動をとった時、盧韓国大統領は、北朝鮮を非難せず、米国に挑発行動をとるな言っている。しかし、米国のイラク攻撃では、米国を支持し、軍を送ることを表明しており、これからしても韓国の腰が定まっていないと言えるのである。
日本には、さすがあの朝日新聞でさえ、北朝鮮核武装容認論はとっていない。では、北朝鮮の核武装を許しても良いのかと言うと、そうは行かないであろう。北朝鮮の核に対して、日本単独では、防御することはできないので、米国の核の傘に頼ることしか生きる道がない。
北朝鮮の核問題を米国の武力行使によって解決し、武装解除するには、日本も韓国も甚大な被害を受けるかも知れないという相当な覚悟が必要である。それが嫌なら、北朝鮮に核武装容認させることだが、その時点から悪魔のテロ国家北朝鮮の核による恫喝が始まり、世界は北朝鮮の意のままになる恐れがある。拉致問題などは解決済みとされ、永遠に経済援助という名で日本国民の税金を脅し取られ続けることであろう。
(2003/03/22)
この記事は「今日のコラム」
「米国は北朝鮮の核武装を許すか」
としてHPに掲載されていたものです。
しかし、それには障害がある。まず隣国の韓国には北朝鮮核武装容認論があり、また対北朝鮮宥和政策をとっていること。次に北朝鮮の反撃を防ぐことは出来ず、その反撃が日本にも及び甚大な被害が出る恐れがあるからである。であるから、米国はそのような韓国と、自分の国は自分で守る気概も、自衛力もない日本では困るとの思いがあり、それが武力行使をためらう理由となるであろう。
特に理解出来ないのは、韓国の北朝鮮核武装容認論や在韓米軍撤退要求、反米運動などである。北朝鮮に対しては毅然して対応しなければならないのに、隣国の韓国の腰が定まらないようでは、米国はなかなか強固路線をとれない。先日、米軍の偵察機に北朝鮮のミグ戦闘機が挑発行動をとった時、盧韓国大統領は、北朝鮮を非難せず、米国に挑発行動をとるな言っている。しかし、米国のイラク攻撃では、米国を支持し、軍を送ることを表明しており、これからしても韓国の腰が定まっていないと言えるのである。
日本には、さすがあの朝日新聞でさえ、北朝鮮核武装容認論はとっていない。では、北朝鮮の核武装を許しても良いのかと言うと、そうは行かないであろう。北朝鮮の核に対して、日本単独では、防御することはできないので、米国の核の傘に頼ることしか生きる道がない。
北朝鮮の核問題を米国の武力行使によって解決し、武装解除するには、日本も韓国も甚大な被害を受けるかも知れないという相当な覚悟が必要である。それが嫌なら、北朝鮮に核武装容認させることだが、その時点から悪魔のテロ国家北朝鮮の核による恫喝が始まり、世界は北朝鮮の意のままになる恐れがある。拉致問題などは解決済みとされ、永遠に経済援助という名で日本国民の税金を脅し取られ続けることであろう。
(2003/03/22)
この記事は「今日のコラム」
「米国は北朝鮮の核武装を許すか」
としてHPに掲載されていたものです。