私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

アーミテージ氏の憲法改正要求は内政干渉か

2004年07月23日 22時05分17秒 | 偏向マスコミ
 アーミテージ米国務副長官が21日、訪米中の自民党の中川秀直国対委員長らと会談した際に、日本の憲法九条について、「日米同盟の妨げ」と述べ、「(理事国入りすれば)国際的利益のために軍事力展開の役割を果たさなければならない。それが(憲法九条のために)できないならば日本の国連安全保障理事会常任理事国入りの障害ともなる」との見解を表明したことが、与野党内で波紋を広げているようである。

 横路孝弘前民主党副代表は「ひどい内政干渉だ。米国に協力しろ、保安官の助手みたいなものになれということだ」と批判し、共産党の市田忠義書記局長は「憲法改悪を許さない国民的運動を起こすため全力を尽くす」と表明。社民党の福島瑞穂党首も「日本に改憲を強要しようとするのは言語道断」と野党側は総じてアーミテージ氏の発言に反発する意見が出ている。

 これに対して自民党の安倍晋三幹事長は「日本の安全を確保するため、当然九条を改正委すべきだということを一貫して主張してきた。常任理事国入りには、必ずしも直接リンクしないが、国際社会により貢献することが常任理事国に求められる」と述べてこの発言に理解を示したとのことである。  確かに憲法九条の改正を他国から求められれば反発したくなる気持ち分かるが、その憲法を日本に押しつけたのは米国であるのに、その米国自身が改正せよと迫るのは何が何だか分からない。ならば最初からを国軍の保有禁止や交戦権の否認を憲法に織り込まずにおけば、今日のように憲法九条の枠に縛られて、国の安全すらまともに守れない情けない国にはなっていなかったであろう。

 だが、わが国の国民や政治家にも今日に至るも憲法改正を怠ってきた責任はないのであろか。特に講和条約発効で日本が独立を果たした時にその機会はあったと思うが、まもなく還暦を迎える憲法を一字一句変えることなく大事にしてきたことの方が異常ではなかろうか。憲法改正は国会議員の3分の2以上の賛成で発議され、さらに国民の過半数の賛成を得なければいけないとの難しさはあるが、だからと言って改正が出来ない訳ではない。このことは憲法九条を守っていれさえすれば、わが国は安全だと本当に思っている連中が、改正を妨げてきたと言えるだろう。

 アーミテージ氏の発言について横路前民主党副代表は「ひどい内政干渉だ」と感じているようだが、これは横路氏が憲法改正に反対の立場をとっているからであろう。ならば支那や韓国から小泉総理の靖国神社参拝に反対したり、新追悼施設を建設せよとか、検定に合格した扶桑社の教科書を採択するなと言ったことも内政干渉であるのにも関わらず、アーミテージ氏の発言に反発している人は「内政干渉だ」と批判したことはあるのか。

 米国が憲法九条の改正を求めたのは日米同盟を確固たるものにしたいがためであると思うが、わが国の周辺国は平和を愛する諸国民ばかりだから憲法九条を守っていれさえすれば安全だと言ってこれなくなって来たことは支那、韓国、北朝鮮の動向を見れば明らかであり、であるからアーミテージ氏の発言はなかなか憲法改正されないことへの苛立ちを示したものであると言える。アーミテージ氏の発言を内政干渉と捉えるか。あるいは前述したように急激な軍備増強を続ける支那や核開発を継続するテロ国家北朝鮮などに対応するために憲法改正が必要ではなかろうか。
(2004/07/23)

この記事は「今日のコラム」
「アーミテージ氏の憲法改正要求は内政干渉か」
としてHPに掲載されていたものです。


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