12月13日から航空自衛隊・航空救難団の活躍を描いた映画「空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-」が公開される。主演女優の高山侑子さんの父親 である高山和士元空曹長は新潟救難隊員所属の自衛隊員であったが、平成17年に墜落事故で殉職しており、今回の映画で女性救難ヘリパイロット役として侑子 さんは抜擢されたとのことである。
わが国の偏向マスコミは自衛隊を叩くことはあっても、命がけの任務に励む自衛隊を評価したり、尊敬の念を持つことさえなく、であるから自衛隊を粗末に扱う ことが良いと思っていると同時に、軍人には敬意を表すとの世界の常識に反して、自衛隊や自衛隊員を虚仮にする風潮を偏向マスコミが率先して作ってきたと 言っても過言ではない。
今回映画化された航空救難団や、不発弾処理などの常に死を覚悟しなければ出来ない任務を遂行する自衛隊員に国民が自然に敬意を表すように、その活躍を偏向 マスコミは正しく伝えるべきであるが、かって伊豆大島の三原山が大噴火した際に全島民避難となって海自の艦艇も出動したものの、偏向マスコミには自衛隊の 活躍を敢えて伝えないとの決まりでもあるのか、カメラのレンズを海自の艦艇の方に向けなかったと聞いたことがあるが本当なのであろうか。
産経新聞に「空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-」が公開されることになったことから「最後の砦 航自・航空救難団」との特集記事が掲載されてい るが、これまでの救難団の出動件数は2218件で救出人員は2699人にもなるそうであり、にも関わらず、偏向マスコミの決まりによって、その活躍が伝え られることはなかった。
「最後の砦」とは、警察、消防、海保が尻込みし、ヘリや航空機での出動を断念する悪天候の最中でも、災害派遣の要請を受ければ救難団は出動することから 「最後の砦」と呼ばれている訳で、その「最後の砦」が尻込みしてしまったら、誰も国家国民を守ることは出来ないからである。
悪天候時に出動すれば、まさに命がけの任務となる訳で、それは警察、消防、海保からしてみれば「危険なことは自衛隊に任せておけ」と言うことになるが、果 たしてそれだけで良いのであろうか。命が欲しいのは出動する自衛隊員も同様であり、それでも自己犠牲の精神で人命救助に危険をかえりみず出動する訳であ り、このような人々に普段から感謝し、敬意を表すのは当然ではなかろうか。
救難団に救出された2699人の方は自衛隊には感謝しているであろうが、まだまだ国民の一部には自衛隊や自衛官に偏見のようなものを持っている連中もいる ようで、殉職を覚悟して危険な任務を遂行している自衛官に対して冷淡な態度をとることで何か良いことでもあるのかと問いたくなる。
「それが仕事だから」とか「給料を貰っているから当然だ」と言った言葉で片付けられるものではなく、「危険な仕事だか、自分がやらなければ誰か他の者がやることになる」して、誇りを持って任務を遂行している人々に対して私は偏向マスコミのような真似はしたくない。
(2008/11/30)
写真:映画「空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-」の主演女優の高山侑子さん
最新の画像[もっと見る]
で、この映画ですが、ちょっと気になることがあります。この主演女優、自衛官の役をやるというのにまだ16歳なんです。演技力よりお父さんのことで役が決まったのではないならいいのですが。で、今年齢を確認するのに検索したら、ブログの中で「○○は」というのを「○○わ」と表記していました。いくら若いことはいえ、こういうのはちょっと…。こんなうるさいことを言うのも、テーマがテーマだからです。映画の出来が良いことを祈ります。
コメントありがとうございます。確かに自衛隊の救難チームのことをマスコミは一切取り上げていないと言う訳ではありませんが、警察、消防、海保などに比較して、その機会は極めて少ないようです。離島が多い沖縄県などでは急患が出た時に自衛隊の救難チームに災害派遣要請があるようですが、にも関わらず今までスポットライトを浴びることがなかったことから、今回の映画でそれを紹介することになったのでしょうが、「亡国のイージス」「戦国自衛隊」などが自衛隊の協力によって出来たように、自衛隊の真の姿を国民が知ることになるのは評価して良いと思います。
まあ大学生でも中学程度の漢字を知らない者もいるようで、16歳では誤字脱字のない文章を書くのは難しいでしょうし、これは本を読んでいないからでしょうかね。映画のテーマが救難ですから、間違いはあってはなりませんので
その点はもっと勉強して欲しいものですね。映画が公開されたら是非鑑賞したいと思っております。