私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

谷あいの水田を埋め立てた造成地であれば

2018年09月13日 21時18分39秒 | 未分類

北海道地震、液状化に怒る住民 「なぜこんな場所に住宅地を許可した!」

2018/09/10

 北海道地震で被災した札幌市清田区の住宅街は、液状化した場所としなかった場所の明暗がはっきりと出た。市の応急危険判定で「倒壊の恐れあり」とされた家は、かつて谷あいの水田を埋め立てた造成地だった。

 かつて谷あいの水田を埋め立てた造成地だった

 専門家は「谷を埋めた場所と倒壊エリアが一致する」と指摘した。さらに、家屋の沈下方向は谷底に向かい引きずられる角度で傾いていた。住民たちは「自分たちでは予知できない。そういう情報があれば教えてほしかった」「買うときは知らされなかった。なぜ、ここを住宅地として許可したのか」と疑問をぶつける。

 自治体は危険度マップを示すだけで「補強した家屋でさえ液状化に耐えられなかった」(阿部悦子リポーター)という。

 司会の小倉智昭「家は壊れてもローンは残る。地震保険は保険料が高いうえに、査定が厳しい」
(J-CASTテレビウォッチ)

(引用終了)


 私が住んでいる神奈川県は、大正12年9月1日に発生した相模湾を震源とする関東大震災の後は、甚大な被害を伴う大きな地震は起きていない。だからと言って、これからも起きないとは言えないので、それが明日なのか、それとも一週間後かも知れないとして、その備えを怠ってはならないと思っている。

 地震の予知の研究が今でも行われているのか、いないのか承知していないが、確か、何年か前に「予知は出来ない」との研究結果が出たことがあると記憶している。そうは言っても、地震の前には前兆現象があるかも知れないので、普段と異なる現象が表れたならば、地震があるかも知れないと、心構えをしておくことが必要であろう。

 私の身内で、東日本大震災の前であったか、後であったか忘れたが、わが家かから歩いて20分ほどに所にある中古住宅を購入する計画があるとして、その物件を見に行ったことがある。周辺は住宅地で、高い建物もなく、日当たりも良さそうで、近くに大きな川もないので水害の心配もないことから、一時購入に前向きになったことがある。

 だが、私が「高い買い物なのだから、いくら物件は良いとしても、その土地がかって何であったのか調べてから決めた方が良いのでは」と助言し、私も近所の年寄りに、その物件がある周辺のことを尋ねたところ、かっては田んぼが広がっていたとのことで、また近くにある神社の境内にある石碑には、関東大震災の際に、液状化して大きな被害を出していると書かれていると話してくれたので、その物件の購入計画はお流れとなってしまった。

 東日本大震災でも各地で液状化による影響で建物が傾くなどの被害があったが、かって液状化した所であれば、いくら良い物件であっても購入しない方が良いであろう。6日に発生した北海道地震でも、液状化による被害が発生しているが、J-CASTテレビウォッチによれば、同地震で被災した札幌市清田区の住宅街は、液状化した場所としなかった場所の明暗がはっきりと出たそうであり、市の応急危険判定で「倒壊の恐れあり」とされた家は、かつて谷あいの水田を埋め立てた造成地だったとのことである、

 液状化しによって家屋が傾くなどの被害を受けた住民たちは「自分たちでは予知できない。そういう情報があれば教えてほしかった」「買うときは知らされなかった。なぜ、ここを住宅地として許可したのか」と疑問をぶつけているそうだが、住宅地として造成されている土地がかって何であったのか調べなかったのかと言いたくなる。

 谷あいの水田を埋め立てた造成地であることが判っても購入する方もいるだろうし、その場合は液状化防止のための対策をする必要があるのは言うまでもないが、それでも安全とは思えない。かっては水田であっても、今では住宅地になっている所は全国いたる所にあるし、札幌市清田区の造成地が特異とは思えない。

 また山間の造成地となれば、山を削った切り土の部分と、その土を山と山の間の谷を埋め立てた盛り土の部分がある訳である。だが、造成が完成すれば、どの辺が切り土か盛り土か判らくなるので、昔から、その付近に住んでいる地元の方に聞くしかない訳で、それを聞いて、切り土によって造成されている土地を選択すべきで、間違って盛り土の造成地を選択し、何の対策もしないまま家を建ててしまうと、今回のような液状化によって傾くなどの被害が生ずるのは当然と言えるだろう。

 自業自得と言ったら言い過ぎかも知れないが、前述したように、その土地がかって何であったのか調べなかったのは自己責任で、私ならば、かつて谷あいの水田の埋め立てた造成地と判れば、補強工事をしても液状化は防げないとして、購入することは有り得ない。ちなみに、今住んでいる家の周辺は、昔は畑で、古い家も多く、大きな自然の川もないし、水田用の用水路はあるものも、標高差は10メートル以上あるので水害の心配もないと思っている。不動産の購入に際しては、慎重であるべきで、被害があってから、いくら騒いでも遅いと言わざるを得ない。
(2018/09/13)