私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

自衛隊員への激励を断った上田札幌市長

2004年07月08日 22時31分51秒 | 政治
  札幌市長の上田文雄がまたおかしなことをしたようだ。上田市長は市民ネットワーク推薦、民主、社民党支持で初当選を果たした方であり、サヨクイデオロギーの持ち主であることは間違いないであろうが、当選後、毎年恒例になっている札幌市の新年互礼会で、例年行って来た国旗の掲揚と国歌の斉唱を取りやめることを決定したことから、やはりそうかと思われた方も多いであろう。

 そのような上田市長だから自衛隊のイラク派遣に反対しており、6月に陸上自衛隊第11師団から、イラクで人道復興支援活動をしている自衛隊員をテレビ電話を使い激励して欲しいと要請されたが、断っていることがわかり、この程報道された。第11師団では、イラクに派遣されている隊員の駐屯地がある札幌、滝川、函館の各市長と倶知安町長にテレビ電話での自衛隊員との会談を要望したそうだが、上田市長ひとりが断り、他の市町長は快諾したとのことである。

 上田市長は「打診はあったが、要請はなかった。テレビ電話に出て報道されることや、その影響を考えた。誤解を受けてはいけないから」と話し、「自衛隊の活動に敬意を表する。海外に送ることを批判しているのだ」と、自衛隊員との会談を断った理由を話している。この方は自衛隊のイラク派遣反対を表明しながら、札幌で行われる冬の北海道の最大イベントである雪祭りには自衛隊に雪の運搬や雪像製作に支援を求めるような厚顔無恥な人だから、もし間違って上田市長から激励されたとしても自衛隊員とて嬉しくないであろう。

 しかし、上田市長は自衛隊員とテレビ電話を使い会談すると、何の影響があり、どのような誤解を受けると考えているのであろうか。それは、自分を支持してくれる仲間のサヨクから「自衛隊のイラク派遣に反対しておきながら、自衛隊員を激励するとはとんでもない」と批判されたり、誤解を受けたりしてはいけないと考えているからなのか。結局上田市長は仲間のことしか考えていないのである。では自衛隊員との会談を快諾した他の市町長は誤解を受ける行動をとった訳だが、良識ある国民から見れば誤解を受ける行動をとったのは自衛隊員をあえて激励しなかった上田市長の方であろう。

 自衛隊員はこのような上田市長から「活動に敬意を表する」などと言われても、海外派遣となったら途端に敬意を表してくれなくなり、悪意を持って貶める発言をしている訳であるからして、「何も言わないで黙っていてくれた方が余程良いかも」と自衛隊員は思っているのではなかろうか。第11師団も札幌に駐屯地があるからと言って上田市長に要請したのが間違いだったようだ。だが、断られることを承知で要請したかも知れず、テレビ電話で会談することは報道されるであろうから「他の市町長は快諾してくれたが、上田市長だけが断ってきた」とマスコミに流すことが出来る訳で、これでは今度の札幌雪祭りへの協力は上田市長が現職でいる限り自衛隊は大幅に派遣隊員を減らすか、完全撤退すべきではなかろうか。
(2004/07/08) 

この記事は「今日のコラム」
「自衛隊員への激励を断った上田札幌市長」
としてHPに掲載されていたものです。