「政界引退し、第3の人生歩みたい」と鳩山氏
民主党の鳩山由紀夫元首相(65)(北海道9区、当選8回)は21日午後、野田首相と民主党本部で約10分間会談し、来月4日公示の衆院選に出馬しない意向を伝えた。
首相は会談後、党本部で記者団に、鳩山氏から、「様々考え抜いた結果、今回の衆院選には立候補しない。政界を引退したい。第3の人生を歩みたい」と伝えられたことを明らかにした。
鳩山氏はまた、「古い政治に戻すことがないように、頑張ってください」と述べ、衆院選に向けて首相を激励したという。
(2012年11月21日13時58分 読売新聞)
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私の住む街の選挙区では3年前の衆院選で、民主党新人が初当選しているが、国会議員として何をしているのか知らないし、報道などで、その名を聞くことは今まで一度もなかった。知人友人らからも、その民主党新人について評判を聞いたこともないので存在感もないようだが、今度の衆院選に立候補を予定しているとしても、所詮民主党であり、当選は難しいのではなかろうか。
12月の衆院選で、民主党は壊滅的な大敗を期すと予想されており、そうなると落選して恥ずかしい思いをするのは嫌だとして、離党して、元民主党であることを隠して他党から立候補を予定している者が出始めており、そのような姑息な手段を使ったとしても元民主党であることは一生消えることはないだろう。
また、民主党であるために落選し恥ずかしい思いをするならば、最初から立候補しなければ良いとする者がいたとしても何ら不思議ではないし、まして総理経験者であれば尚更であり、報道によれば鳩山元総理が、「今回の衆院選には立候補せず、政界を引退したい。第3の人生を歩みたい」と野田総理に伝えたそうで、この立候補しないとする突然の表明は落選の恐れがあるかであろう。
確か鳩山氏は総理を辞任した際に、衆議院議員としての任期が終われば引退することを示唆していた記憶はあるが、鳩山氏のことだから嘘であろうと思っていた方も多いであろうし、本来ならば、米軍普天間飛行場の移設問題をこじらせた張本人なのだから、総理辞任と同時に議員辞職をすべきであったし、立候補せず政界引退では、普天間移設問題の責任を取ったことにはならない。
第3の人生を何をして歩むのか知らないが、そう言えば鳩山氏は政界を引退したら「農業をやりたい」と言っていた記憶はあるが、月に1500万円の子ども手当てを貰っていれば、敢えて働かなくとも生活には困らないであろうから、体を酷使する農業など無理であり、止めた方が良いだろう。お金に困ってなければ何もせず毎日遊んでいれば楽しかろうが、それでは鳩山氏の第3の人生とは生きがいもない誰からも相手にされないで寂しい人生を歩むことになるであろう。
(2012/11/21)