小沢氏、「年内に新党目指す」
次期衆院選に向け
2019/10/29
国民民主党の小沢一郎衆院議員は29日のインターネット番組で、立憲民主党などと結成した衆参両院の会派について、次期衆院選に向け年内に新党結成へ発展させたいとの意欲を示した。「今年中に新党だ。統一会派を一つの党にするのが目標だ。そうすれば、いつ選挙があっても勝つ」と述べた。
現在の政治情勢について「国民は安倍政権にものすごく不満を持っている。政権交代を望んでいる。野党がばらばらでなく一つの党になれば絶対に勝つ」と強調した。
一方で「仮に一つの大きな党になれなければ、野党にもう望みはない」とも語った。
(共同通信)
(引用終了)
先日のことだが、畑にいると紺色の作業服を着た男性が運転するバイクが前に道路に止まり、私の方を見ているので、何か用がありそうなので近づいて見ると、先の市議選で新人ながら当選を果たした議員だった。台風が通過した後だったので、市内を回って被害の有無と市民の声を聞くために回っているとのことで、その作業服には市議会の名前が刺繍されていた。
私が作業服で市内を回るのは良いことで、外で働いている方のすべてが背広を着ている訳ではないので、だから今日のように背広ではない方が良いし、これからも作業服の方が議員としてしっかり仕事をしていると見られるだろうから、それを心がけて欲しいと忠告すると、爽やかな笑顔を見せて「ありがとうございます」と言って、再びバイク乗って立ち去った。
国会議員の場合は国の舵取りをするのが仕事だとしても、自身の選挙区で何かあれば、前述した市議のように、有権者に顔を見せて要望を聞いて、それを国の政策に反映させることであり、だが大きな災害があっても、姿も見せず、何処で何をしているのか分からないようでは国会議員として失格であり、確かに肝心な時に何の役に立たない国会議員の方が多いような気がしてならない。
東日本大震災の記憶は新しいが、当時、政権政党であった民主党に所属していた小沢一郎氏は、自身の選挙区である岩手県が被災しているにも関わらず、家族や選挙民を見捨てて雲隠れした過去があり、だから妻から文芸春秋上で、その経緯が暴露されたことから離婚に至っており、そのような小沢氏を政治家として続けさせてはいけないのである。
共同通信によれば、その小沢氏29日のインターネット番組で、立憲民主党などと結成した衆参両院の会派について、次期衆院選に向け年内に新党結成へ発展させたいとの意欲を示したそうで、また現在の政治情勢について「国民は安倍政権にものすごく不満を持っている。政権交代を望んでいる。野党がばらばらでなく一つの党になれば絶対に勝つ」と強調したと報道されている。
政党を作っては壊してきた小沢氏だが、今は国民民主党にいたことを知らなかった方もいるであろう。それほど存在感が希薄になっているのであり、にも関わらず、未だに影響力があると勘違いをして、また新党を結成するとは、これで何度目だと言いたいし、どうせ、すぐに壊れることは間違いない。
新党を結成すると小沢氏が言っているのは政党助成金をネコババするためで、年末恒例の行事のようなもので、今まで、小沢氏の虚言に騙されていた議員も多かったが、もういい加減に学習したであろうから、参加する議員がいるかどうか見ものであり、政治家として終わっている小沢氏に付けば、自身もダメになると認識して欲しい。
安倍政権にまったく不満がない訳ではないが、小沢氏が結成しようとする新党の方が遥かに信用出来ないのは確かであり、悪夢の民主党政権の再来を期待する声は日本ではなく韓国の方から聞こえて来るような気がするし、小沢氏の言う「国民」とは日本国民でないかも知れず、だから「国民は安倍政権にものすごく不満を持っている」は間違いで、「韓国民は安倍政権にものすごく不満を持っている。政権交代を望んでいる」と言った方が正解ではなかろうか。
確か小沢氏は「民主党には政権担当能力はない」と言っていた気がするが、その予想は的中しているのに、また民主党にいた連中を集めても国民は政権交代を許す訳はなく、もう終わった政治家と言われているし、世間に顔を晒すにはためらいがある筈だが、それでも引退しないのは前述したように政党助成金をネコババが美味しいからで、他に理由があるとは思えない。
(2019/11/01)
写真:政党を作っては壊してきた小沢一郎氏