ONE会員イベント@名古屋。
東京に比べると、少々お客さんは少ない。
行ってみて気が付く人が多かったみたいだけど
(私は初めて行ったんだけど)
今日の会場「名古屋 ZIGAR’S」は
むかし「E.L.L.」があったところ。
(「E.L.L.」でのライブは2002年のアコナイ以来みたい
というか、倒れたのがその前年のここかと・・・)
小山さんの衣装は、黒白色のモシャモシャ混じり模様のシャツ、黒のインナー、黒のジーンズ。
01.Natural Woman
表情豊かに歌い上げる。
02.第3章
サビで「Don't Cry・・・」と
問いかけるように歌う声が
とてもセクシーでした。
MC。
今日はONE主催のライブ。
少数精鋭の大ファンの前で
なにを歌おうか考えた。
名古屋に来たのは、昨年は5回、一昨年は4回、
その前は年に1~2回。
なんで俺はこんなに名古屋が好きになったんだろう。
開演前、大須の商店街を散策。
昭和のかおりがする。
チェーン店なんか絶対見向きもしない商店街。
もっとブラブラしたかったけど、
寒かった。
03.Rock'n Roll's Over
ギターバージョンで。
メロディよりも、リズムが強いカンジなので
当事者の切なさよりも、
一編の物語として伝わってくる。
ピアノバージョンの、どことなく幻想的な雰囲気も好きだけど
こちらも、なんだか暖かい物語になっていて、良いな。
次の曲「太陽に手が届きそうだ」についての話。
メロディ(作曲)は町支寛二さん。
「Rocks!」は、いろんな人とのコラボで曲を作るのがコンセプト。
プロデューサーが浜田省吾さんのプロデュースもしていて
その縁から町支さんに曲を作ってもらうことになった。
町支さんからは2曲もらった。
ひとつはロックテイストで、とてもカッコイイ!
でも、そうじゃない方が、
新しいことができそうだった。
自分の初期の歌は雨が降っている。
「雨 降りゃしゃ いいってもんじゃないだ!」
それから小雨になった。
この曲でついに晴れた!
04.太陽に手が届きそうだ
町支さんのロックテイストの曲も聴いてみたいなあ。
須藤さんのことをこういうふうに話せるようになったんだなあ、と、しみじみ。
次の曲「今夜のアリバイ」。
ちょっと辛辣な男と女の話なので
少年にはちょっとどうかな。
(最前列にはお子様がいたので、
そちらに向かって)
この曲の間は耳を塞いでいて。
以前ファンから
「フィクション?ノンフィクション?」
と聞かれたことがあった。
ノンフィクションです。
というか
ドキュメント
俺が書いたと言うより、
俺がまとめた、というか。
以前から、女性をシニカルに表現しているけど
本当はフェミニストなんだよ。
05.今夜のアリバイ
ハープ付きで。
来る者拒まず、据え膳食わずは男の恥、
面倒くさいけど、ま、いいか。
「だって、彼女が俺のことが好きでー、
1回だけってお願いされたら断れないじゃん」
って、恋人に言い訳するのは、
フェミニストじゃないよなー。
お願いされても、キッパリ断るのが本当の優しさだ。
もしこういう言い訳をしたいのなら
自分の恋人に貞操を求めちゃイカンと思う。
より高みに行くために、
持てる物全てを売ろうとする女のことは非難するくせに
自分が趣味でもない女と寝るのは罪じゃないんだよなー、
なんて、「明日なき暴走」を読んだときのことを思い出した。
MC。
小学生の頃、まったくモテなかった。
今はモテモテだけどな!(客席、ちょいと失笑)
特に勉強もスポーツもできない自分が
どうしたらモテるのか。
なにがふさわしいのか。
一生懸命、必死で考えた。
辿り着いた答えが「フォークギター」。
ガットギターを買って毎日練習した。
ある日、音楽室でギターを弾いたら
女の子の、自分の見る目が変わった。
「これだ!」
ガッツポーズ。
昨年、熊本でのライブ。
初めてライブを見に来た人が、
むかし一緒に(小山さんと)バンドを組んでいた人に聞いたそうだ。
「むかしから音楽の才能があったんですか?」
仲間の答えは
「とんでもない!」
彼は音楽以外、なにもできない。
音楽以外は屑。
自分たちは事務も営業もできるけど
彼は音楽以外できないから、音楽を続けている。
そんな昔の思い出話から。
カバー曲。
06.ガラスの言葉(吉田拓郎カバー)
曲が終わって。
「懐かしいね。
この曲、知っている人、いる?」
手を挙げた数名に
「このフォーク野郎!!!」
eyesの話から巻頭詩の話。
「歌を作るのと同じテンションで作っている」
07.Kiss [ウェブマガジン〈eyes〉巻頭詩より]
08.ばあちゃんごめんね [ウェブマガジン〈eyes〉巻頭詩より]
ばあちゃん・・・
父方の祖母と我が家は折り合いが悪く
私にとってばあちゃんといえば母方の祖母なんですが、
悪気はなく本当のことをハッキリ言う人でした。
伯父(母の姉の夫)は、就職・離職をくりかえす人で
生活や金銭面で伯母や従兄弟達に迷惑をかけていたのは
確かだったんだけど、
その伯父が50歳になるかならずかで亡くなった葬式の日に
(後ではなく当日に)故人のことを
「生きてりゃ娑婆の場所塞ぎ、死ねばあの世の場所塞ぎ」
と言ったらしい。
そんな強烈なおばあちゃんだったけど
私は好きだったな。
こういうことばかり思い出してゴメン、
そんなことを考えながら聞いていました。
(昨年末の高田馬場もそうでした)
この詩ができたのは、
「トイレの神様」を聞く前だそうで。
「パクリじゃないよ!」
コンセプトが丸被り。
(こんな孫でごめん、ってあたり?)
テーマといい、長い曲を作ってしまうことといい、
(彼女は)他人とは思えないそうです。
話変わり。
「光のオルガン」について。
ロンドンにいたとき作った。
風の強い日、
雲が流れていて、
そこから光が差し込んでいるのが、
オルガンのように見えた。
ロンドンに行く前、短歌に凝っていた。
57 577 に凝縮された世界。
それに比べて俺の歌の長いこと長いこと。
(575の俳句は短すぎて自分には荷が重い)
この曲は短歌のイメージで作った。
09.光のオルガン
確かに、和テイストはあるよね。
ハープを付け。
10.ひまわり
昨年12/26と同じアレンジ。
あっちの感想をまだ書いていないので
こっちに書いちゃうけど。
かつて「ひまわり論争」というのがあり、
「その人の女房」は、
・「その人」を捨てて、違う男の所へ行くのか
・知人に会うために出かけるのか、
・ただたんに、日常生活としてのお出かけなのか
(「絵はがき」も、「郵便を受け取る」日常生活の一片)
などの諸説が出たけど、
映画「ひまわり」を見て、
なんであの二人が結ばれないんだろう、と
若い日の私は思い、その気持ちからか
この歌の「その人の女房」が出て行くのは
いちばん最初の説だと思っています。
なんらかの理由で若い頃別れた男の元に
女が「帰っていく」物語。
後半に出てくる、日々の安定した、穏やかな暮らし。
それを捨てても出て行く価値のある恋なんだと思う。
最近は、笑顔で寄り添う暖かさを感じる曲だったけど
このアレンジは、それでも出て行く、
それを決意させた、「恋」とか「恋すること」の美しさを感じる。
余談だけど、昨年見た映画「瞳の奥の秘密」は
別々な道を歩んでいた男女が老年にさしかかり
現在の家族を捨ててやり直そう、みたいな雰囲気で終わって、
「ないわーっ!」って思いました。
別々に生きてるのは、哀しいけれど、正しい、と思った。
私も大人になっちゃったんだなーーーー。
お次。
去年のONEのイベントで
会場のお客さんに「Show Time」のコーラスをやってもらった。
今回はその第二弾で「Hot Butter」。
ということで、男女各パートに別れてコーラスの練習。
難しい。
(少数精鋭だから、絶対数が足りないし)
なんとかみんなで頑張って
11.Hot Butter
「よーい、どん!」は、
すごく息が合っていました。
ファン参加型の曲の流れから。
名古屋のライブで、ファン有志がコーラスを入れてくれた。
DVDにも収録しているという説明の後、
12.嵐からの隠れ場所
名古屋のライブだけど、それ知ってる。
そのあと三越前の路上ライブに小山さんが現れたんだっけ?
懐かしいことを思い出しながら、
この曲も、目の前にいる少年にはあまり聞かせたくないなあ、と思う。
けど、いい曲だ。
アンコール。
MC。
本日限定のメモリアルカード、
もらったかな?
「カッコイーーっ!」
誰も言ってくれないから自分で言う。
*これです
明日はクワトロ。
アロブラin名古屋は明日が最後。
「うっ・・・」泣く振り。
なんとか泣かしたいんだけど、
俺が泣いちゃうかも。
e1.今までの僕は
昔はそれほど好きじゃなかったけど
今は好きな曲。
「返事の来ない
手紙を書き続けることなんてもうしない」
しないように、、、
難しいけど、
その一歩が踏み出せればなあ。
モアアンコール
e2.夢の国へ
最後の、ささやくような「おやすみ」が、たまらんです。
終演後は、小山さんとのツーショット撮影会でしたが、
私たちはご遠慮を・・・
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●名古屋ライブレポ●
「Circle Game:Go To Final Stage! in Nagoya」
昨年26日、30日の記事は書いている途中なので
公開を停止しています。
コメントをくださった方、
読みに来てくださった方には申し訳ありませんが、
もう少々お待ちください。