今日は5階正面席。舞台全体が良く見えます。思っていたよりは遠くない。ヴィシニョーワとロパートキナ、どっちのガラにしようか迷ったんだけど、キーロフの「バヤデルカ」が見たかったので、こちらにしました。
「シンデレラ」
ラトマンスキー振付。幕が上がったとき
セットは無しかよ!
と、一瞬愕然としましたが、衣装の色合いが良く
スカスカ感はありませんでした。
場面は「お城の舞踏会」。
男性は黒燕尾服、女性は赤や橙のロングドレス。
ほんのりアバンギャルド??
振付も少々クラシックの範疇からハズれているかな。
こういうガラで一部分を見るのは目新しくて良いけど
「マリインスキーの」「シンデレラ」を期待して
全幕を見たら辛いかもね。
やっぱり童話のキラキラ感が欲しい気もする。
義母も義姉も女性で、踊りの見せ場有り。
王子はコールプなんだけど・・・。
白いタキシードに、撫でつけた髪、微妙なヒゲ(アゴにもあり)って
王子というよりマフィア
彼だからマフィアになるのか。
他の男性なら王子になるのか。
わからん。
ヴィシニョーワは白っぽい膝丈のドレス。
お城に迷い込んだように来たシンデレラが
期待より不安で周りを見渡す表情が良かった。
白く、初々しくもある。
でも、やっぱり押さえきれない官能もある。
コールプと組むと、
入ったばかりの娼婦&娼館の女将のヒモに見えなくもなく。
身体的な能力は合っている。
マラーホフと組んでいるときは、
あれでも押さえているのかもね。
ジャパン・アーツのブログによると、
最後の方に出たのは「四季の精」だそうで。
冬の精はマールイのプハチョフの兄???
白塗りに鬘で人相はわからなかったよ!
シンデレラ:ディアナ・ヴィシニョーワ
王子:イーゴリ・コールプ
継母:エカテリーナ・コンダウーロワ
フディシカ (シンデレラの義姉):タチヤーナ・バジートワ
クブィシカ (シンデレラの義姉):ヴィクトリア・テリョーシキナ
ダンス教師:エカテリーナ・オスモールキナ、イスロム・バイムラードフ
四季の精:
春 フェードル・ムラーショフ
夏 アントン・ピーモノフ
秋 マキシム・ジュージン
冬 ドミートリー・プィハチョーフ
「バヤデルカ」
2幕をまるまるです。
セット有りです。ありがたいです。
人数も、そこそこいたのかな。
舞台が手狭に感じるほど。
オウムが懐かしいわ。
ゾウさんもいたよ!
ガムザッディはテリョーシキナ。
身体的能力はあるけれど
もうちょっと華があるといいなあ。
ニキヤに「あんたがヘビを仕込んだのね!」と責められるところで
「なんのことだかわからないもーーーん」と
そっぽを向く演技は良かったよ。
サラファーノフが戦士にはまったく見えない!
戦士の家に生まれたから、戦いに赴くことなく将軍になった、みたいな。
虎も「金で買っただろーーーーっ!」と思っちゃう。
(腹を踏むんで、そこがちょっと綻びている、あきらかにぬいぐるみの虎だった
抱きしめてみたいよ、あの虎を。フカフカだろうなあ)
ニキヤが登場したときは、
「僕ちゃん、もうダメーーーー (T△T)」と
下を向いてしまう
ヘタレなソロル
それがまた、似合うんだよ、サラファーノフが!
これはこれで話が通っている。
ニキヤが死ぬときも、
あああああーーー、見てられないーーーー、と
まずそれで背を向ける。
お前の生き死になんか関係ないんだよ系とは違うんだな。
このソロルもいいねえ。
ヴィシニョーワの嘆きの踊りは素晴らしい。
巫女でありながら、肉感的ってのは
この2幕でこそ発揮される魅力だね。
大僧正が、ニキヤに薬を与えようとするとき
「みな、背を向けるように」と指示したり
なかなか細かい芝居が随所に入っていました。
金の仏像のシクリャローフが良かった。
まだ若いので「神々しさ」まではもうちょっとなんだけど
踊りのラインが綺麗だった。
ニキヤ (寺院の舞姫):ディアナ・ヴィシニョーワ
ソロル (戦士):レオニード・サラファーノフ
ガムザッティ (藩主の娘):ヴィクトリア・テリョーシキナ
ドゥグマンタ (藩主):ピョートル・スタシューナス
大僧正:ウラジーミル・ポノマリョーフ
トロラグワ (戦士):アンドレイ・ヤーコヴレフ
舞姫たち (バヤデルカ):
イリーナ・ゴールプ、オレシア・ノーヴィコワ、ヤナ・セーリナ、スヴェトラーナ・イワノーワ、
グラン・パ・クラシック
クセーニャ・オストレイコーフスカヤ、ダリア・スホルーコワ
ヴィクトリア・クテーポワ、エカテリーナ・コンダウーロワ
セルゲイ・サリーコフ、アレクサンドル・クリーモフ
金の仏像:ウラジーミル・シクリャローフ
インドの踊り:ガリーナ・ラフマーノワ、イスロム・バイムラードフ、グリゴリー・ポポフ
子供たち:鈴木優,鈴木舞 (牧阿佐美バレヱ団)
「ルビー」
すんげえ。
全然バランシンじゃない。
「無機」なんて要素はまるでない。
腕の一振りにさえ「優雅」という意味が込められちゃう。
ペリ・オペは代替えとして「エスプリ」で表すけど
キーロフだから。
「音楽で踊っちゃう」ので
「音楽そのもの」にはならない。
衣装も、あまり垢抜けていないし。
背景画もあったし。
「削ぎ落としたシンプルさ」なんて、
これっぽっちも存在しないよ。
それでこそキーロフで、
それも良し!かな。
ここでもヴィシニョーワの身体能力が目立つ。
「バヤデルカ」では、テショーリキナより大きく踊っちゃったサラファーノフも
ヴィシニョーワの踊りには合っていた。
ヴィシニョーワ仕様なのか?
もう一人の女性ソロはグーメロワ?
全然迫力が無かった。
ディアナ・ヴィシニョーワ
アドリアン・ファジーエフ、ソフィア・グーメロワ、アレクセイ・ニェドヴィ-ガ
アントン・ピーモノフ、マクシム・フレプト-フ、フェドール・ムラショーフ
ヴィシニョーワは、やっぱりキーロフの人だな。
客演の時とは全然違う。
「自分のカンパニー」の安心感がある。
踊り手よりも、もしかして観る側に。
オーケストラも良かった。
ヤバい時もあったけど、音が厚いんだよね~~。
「シンデレラ」
ラトマンスキー振付。幕が上がったとき
セットは無しかよ!
と、一瞬愕然としましたが、衣装の色合いが良く
スカスカ感はありませんでした。
場面は「お城の舞踏会」。
男性は黒燕尾服、女性は赤や橙のロングドレス。
ほんのりアバンギャルド??
振付も少々クラシックの範疇からハズれているかな。
こういうガラで一部分を見るのは目新しくて良いけど
「マリインスキーの」「シンデレラ」を期待して
全幕を見たら辛いかもね。
やっぱり童話のキラキラ感が欲しい気もする。
義母も義姉も女性で、踊りの見せ場有り。
王子はコールプなんだけど・・・。
白いタキシードに、撫でつけた髪、微妙なヒゲ(アゴにもあり)って
王子というよりマフィア
彼だからマフィアになるのか。
他の男性なら王子になるのか。
わからん。
ヴィシニョーワは白っぽい膝丈のドレス。
お城に迷い込んだように来たシンデレラが
期待より不安で周りを見渡す表情が良かった。
白く、初々しくもある。
でも、やっぱり押さえきれない官能もある。
コールプと組むと、
入ったばかりの娼婦&娼館の女将のヒモに見えなくもなく。
身体的な能力は合っている。
マラーホフと組んでいるときは、
あれでも押さえているのかもね。
ジャパン・アーツのブログによると、
最後の方に出たのは「四季の精」だそうで。
冬の精はマールイのプハチョフの兄???
白塗りに鬘で人相はわからなかったよ!
シンデレラ:ディアナ・ヴィシニョーワ
王子:イーゴリ・コールプ
継母:エカテリーナ・コンダウーロワ
フディシカ (シンデレラの義姉):タチヤーナ・バジートワ
クブィシカ (シンデレラの義姉):ヴィクトリア・テリョーシキナ
ダンス教師:エカテリーナ・オスモールキナ、イスロム・バイムラードフ
四季の精:
春 フェードル・ムラーショフ
夏 アントン・ピーモノフ
秋 マキシム・ジュージン
冬 ドミートリー・プィハチョーフ
「バヤデルカ」
2幕をまるまるです。
セット有りです。ありがたいです。
人数も、そこそこいたのかな。
舞台が手狭に感じるほど。
オウムが懐かしいわ。
ゾウさんもいたよ!
ガムザッディはテリョーシキナ。
身体的能力はあるけれど
もうちょっと華があるといいなあ。
ニキヤに「あんたがヘビを仕込んだのね!」と責められるところで
「なんのことだかわからないもーーーん」と
そっぽを向く演技は良かったよ。
サラファーノフが戦士にはまったく見えない!
戦士の家に生まれたから、戦いに赴くことなく将軍になった、みたいな。
虎も「金で買っただろーーーーっ!」と思っちゃう。
(腹を踏むんで、そこがちょっと綻びている、あきらかにぬいぐるみの虎だった
抱きしめてみたいよ、あの虎を。フカフカだろうなあ)
ニキヤが登場したときは、
「僕ちゃん、もうダメーーーー (T△T)」と
下を向いてしまう
ヘタレなソロル
それがまた、似合うんだよ、サラファーノフが!
これはこれで話が通っている。
ニキヤが死ぬときも、
あああああーーー、見てられないーーーー、と
まずそれで背を向ける。
お前の生き死になんか関係ないんだよ系とは違うんだな。
このソロルもいいねえ。
ヴィシニョーワの嘆きの踊りは素晴らしい。
巫女でありながら、肉感的ってのは
この2幕でこそ発揮される魅力だね。
大僧正が、ニキヤに薬を与えようとするとき
「みな、背を向けるように」と指示したり
なかなか細かい芝居が随所に入っていました。
金の仏像のシクリャローフが良かった。
まだ若いので「神々しさ」まではもうちょっとなんだけど
踊りのラインが綺麗だった。
ニキヤ (寺院の舞姫):ディアナ・ヴィシニョーワ
ソロル (戦士):レオニード・サラファーノフ
ガムザッティ (藩主の娘):ヴィクトリア・テリョーシキナ
ドゥグマンタ (藩主):ピョートル・スタシューナス
大僧正:ウラジーミル・ポノマリョーフ
トロラグワ (戦士):アンドレイ・ヤーコヴレフ
舞姫たち (バヤデルカ):
イリーナ・ゴールプ、オレシア・ノーヴィコワ、ヤナ・セーリナ、スヴェトラーナ・イワノーワ、
グラン・パ・クラシック
クセーニャ・オストレイコーフスカヤ、ダリア・スホルーコワ
ヴィクトリア・クテーポワ、エカテリーナ・コンダウーロワ
セルゲイ・サリーコフ、アレクサンドル・クリーモフ
金の仏像:ウラジーミル・シクリャローフ
インドの踊り:ガリーナ・ラフマーノワ、イスロム・バイムラードフ、グリゴリー・ポポフ
子供たち:鈴木優,鈴木舞 (牧阿佐美バレヱ団)
「ルビー」
すんげえ。
全然バランシンじゃない。
「無機」なんて要素はまるでない。
腕の一振りにさえ「優雅」という意味が込められちゃう。
ペリ・オペは代替えとして「エスプリ」で表すけど
キーロフだから。
「音楽で踊っちゃう」ので
「音楽そのもの」にはならない。
衣装も、あまり垢抜けていないし。
背景画もあったし。
「削ぎ落としたシンプルさ」なんて、
これっぽっちも存在しないよ。
それでこそキーロフで、
それも良し!かな。
ここでもヴィシニョーワの身体能力が目立つ。
「バヤデルカ」では、テショーリキナより大きく踊っちゃったサラファーノフも
ヴィシニョーワの踊りには合っていた。
ヴィシニョーワ仕様なのか?
もう一人の女性ソロはグーメロワ?
全然迫力が無かった。
ディアナ・ヴィシニョーワ
アドリアン・ファジーエフ、ソフィア・グーメロワ、アレクセイ・ニェドヴィ-ガ
アントン・ピーモノフ、マクシム・フレプト-フ、フェドール・ムラショーフ
ヴィシニョーワは、やっぱりキーロフの人だな。
客演の時とは全然違う。
「自分のカンパニー」の安心感がある。
踊り手よりも、もしかして観る側に。
オーケストラも良かった。
ヤバい時もあったけど、音が厚いんだよね~~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます