きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「“小山卓治・ワンマンライヴ”」@藤沢 虎丸座

2011年04月22日 | 小山卓治



ライブハウスがあるビルは、
小田急線片瀬江ノ島駅を出てすぐのところでした。
窓から海が見えます。
晴れれば日が沈むのが見えるのでしょうが
本日は曇のため、
太陽が見えないまま夜になりました。

会場内は広く、
それでも、超満員とは言わないけど
寂しくないぐらいはお客さんが入っていました。
東京で見る、いわゆる「常連さん」は少なめ。

ほぼオンタイム(たぶん)に登場した小山さんは
黒いシャツにジーンズ。
髪はまだぺったりしている。
大阪で見たときより髪の色は黒い。

最初の曲は「Bad Dream」
音響がちょっと悪いかな。
すぐに慣れたけど。

第一声は、どういう声なんだろう。
聞くまでドキドキしたけど、
それは、気負いなく、普通の声だった。
その「普通」に力を感じた。
ステージに立つまで、
いろんな気持ち、言葉があったと思う。
それらに引きずられることなく、
ゆらぐことなく、
また反対に力を込めすぎることもなく、
歌声は、ただただ、真っ直ぐだった。

続けて「PARADISE ALLEY」
さすがに客席からのコーラスは無い。

挨拶。
「サンキュー。
 たくさん集まってくれてありがとう。
 藤沢には初めて来ました。
 (明るい時に着いたとき)
 このまま海に入ってしまいたかった。
 ここは7階。
 飛んでいる鳶を見下ろした。
 今日は、いつも来てくれる人、
 久しぶりの人、初めての人も来てくれた。
 いっぱい歌うので、最後まで楽しんでくれ」

「花を育てたことがあるかい」
将来への、ささやかな希望を感じる曲。
今日という日には合うね。

MC。
「昨日は桑名でライブ。
 けっこう広い会場で、
 若い人からマダムまで来てくれた。
 去年初めて桑名に行ったときは
 「おやま」の「お」の字も知らない人が多かった。
 始まるまで固唾を飲んでいたが
 よく曲を聞いてくれた。
 今年も老若男女が集まった。
 今年は一曲目から「ワーーー!」と盛り上がった。
 バラードはしっかり聞いてくれた。
 打ち上げではマダムに囲まれた。
 昨年来てくれたマダムもいた。
 握手した右手に1万円を握らされた
 来年も行くぞ!
 桑名から名古屋までは車。
 名古屋からは新幹線。
 名古屋の新幹線のホームの端に
 きしめんが食べられるスタンドがあって、
 名古屋に行くといつも食べている。
 最近そこに、レディ・ガガが来たそうだ。
 新幹線は小田原で降りて、その後は小田急線。
 昼過ぎに到着。
 海を見て「うわ~い
 でも、自分に江ノ島は似合わない・・・
 しらす丼が食べたかったけど、
 今日は不漁で無いと言われた。
 だから、ここにはもう一回来る!
 昼間は海水浴とかして・・・」
会場から笑いがおこる。
 「ワハハ・・・って。。。。。」

会場の空気がほぐれたところで。
「こわれた自転車」
染みいる。

舞台下手のピアノへ行き「Yellow Center Line」
静かで、
でも、暖かい。

センターのギターへ戻る。
「次はできたばかりの歌を聞いて欲しい。
 作り始めた頃に、地震があった。
 そのことを抜きにこの曲はできなかった。
 でもこの歌は希望の曲だ」
「New Days」
「街角で手を振ろう」といった
明るく前向きな曲。
肩に力が入り過ぎることはなく、
自分のペースで前に進む、そんなイメージかな。
珍しく裏声パートがある。

ここで今夜のゲストの磯部さんが登場。
小山さんが紹介する。
「通称ベチコ。
 現在26歳。
 俺との年齢差は考えないでくれ。
 中学の頃、俺のアイドルは天知真理、キャンディーズ。
 彼女は『スピード』。
 『スピード』なんて、つい先週ぐらいだろう!!」
肉声を、ということで挨拶を促す小山さん。
「いつもうちの父がお世話になっています。
 昨日は桑名でライブ。
 皆さん、暖かい気持ちで受け入れてくれた。
 今日も楽屋に皆さんの暖かさが伝わってきました」
うまくまとめたな、と小山さん。

曲に行く。
「青空とダイヤモンド」
「次の打順」が必ず回ってくると信じている。
今日はその部分がグッと来た。

「談合坂パーキングエリア」
不思議と、「絶望」ではないんだな。

MC。
鈴ノ木ユウ氏の「おれ達のメロディ」の話。
「俺に似ているけど、
 俺じゃないから!」
力説。
「もし売れれば、映画化!
 そしたら(俺が)主役!!」

「クリスタルレインドロップ」
ベチコちゃんのバイオリンの音が
藍色のガラス玉のよう。
キラキラ光るガラス玉が会場に散らばるかんじ。

「ひまわり」
なにげない日常の風景を
愛おしく感じる。

今日は「ひだまりの会」の方が来ているとのことで
「ひだまりの歌」
この曲は大好き。
聞けて嬉しい。

ピアノへ行き。
「はるかな故郷」

ギターへ戻る。
「このあとツアー。
 明日から東北へ行く。
 秋田、仙台。
 歌える状態ではないかもしれないけれど
 歌を届けないと。
 旅唄は仙台から始まった。
 その、最初の仙台へ行く。
 4/30は江古田。
 旅唄フルメンバー。
 空恐ろしい。
 5/1はアロブラのラストステージ。
 3年間の集大成。
 ぜひ見に来てくれ。
 そして、新しいツアーも始まる。
 ツアータイトルは「New Days」。
 もちろんここにもまた来るよ!」

さあ、盛り上がって行こうぜ!
「傷だらけの天使」

本編最後は「君が本当に欲しいもの」
ベチコちゃんもコーラスに入る。
2番のサビあたりだったかな。
「カモン」と言われても歌えなかったのは
聞き惚れていたからです。


アンコール。
ベチコちゃんも登場。
物販の宣伝とか。
新アイテムの話とか。
コヤマさんから
「アンコールだけでもいいので
 Tシャツを着てくれませんか」
と言われたけど、断ったそうです。
「リハーサルでは着てたんだけど」

さあ盛り上がっていこうぜ!
「嵐からの隠れ場所」
セクハラ・コーラスあり。

「最終電車」
「キャミソールの胸元
 セクシーでたまらない」


モア・アンコール。
こちらもベチコちゃん登場。
「地震のとき、
 ここも5Mの波が来たと聞いた。
 自分になにができるんだろう。
 『がんばろう 日本』
 いままでは空々しく聞こえたていた
 そういった言葉も、
 今はリアリティを感じる。
 どんなことがあっても立ち上がる。
 (*このあとに一行あるけどメモ判読不能。
   ゴメンナサイ。
   いいこと言ってたと思うんだけど)

最後の曲は「祈り」


大きな拍手で退場。
ステージ上手に、楽屋に通じるドアがあり、
お二人で「お先にどうぞ」とやりあって、
小山さんがドアを開け、
小山さんが先に入った。
そこは、
 小山さんが開け、
 ベチコちゃんを先に入れ(レディ・ファーストで)、
 振り返って客席に手を振って、退場
だろう!
と思ったけど、
そういう気遣いができるのは
小山さんじゃないよな、とも思う。


今日はステージの下手側から、
かなり真横から見ていたけど、
二人の影が上手側の壁に映って
なかなか面白かった。

選曲は、この時期はこうだろう、ってかんじ。
しっくり来た。

ベチコちゃんの音は、まだまだ異質。
その異質感が楽しい。
小山さんにもまだまだ緊張感があるし。
この先、ここから化学反応が生まれるか。
楽しみだね。
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