ノイマイヤー版に比べるとクランコ版の方が断然好み。
マクミラン版とは逆?で、
赤がモンタギュー、青または黒がキャピュレット。
沖さんはとても軽やかな踊りで子供らしい可愛さ。
柄本さんが本人比では熱いけど、
他団に比べるとあっさりすぎて、
2人が出会ったことによる化学反応が無さすぎるのが実に惜しい。
エモーショナルのエの字もない。
ロミオには後藤晴雄さんぐらいの
謎の熱量が欲しいところなんだけど。
ティボルトの安村さんは濃くていいわ。
三馬鹿の宮川さん、樋口さんは踊りはいいけど、
こちらももう少しテンションが高くてもいいかなあ。
ロザリンドは政本さん。お美しい。
キャピュレット公の木村さんは拝むしかない。
クランコ版はサクサク進む。
ロレンス神父が若い。
柄本さんに熱さが足りないと思うのは
直前にOSKのパッション溢れるラテンを見たからかな?
2幕は大人しめなりに話を進めていた。
宮川くんは踊りも死にっぷりも見事。
安村さんのティボルトは理想に近い。
やっほー!
皆さんすごく踊り込んでいて、
初演初日なのに段取りが見えない。
固定の舞台セットがあると舞台転換がスムーズでいいね。
あっというまに終わる。
疾走感のあるロミジュリでした。
ジプシーの娘たち、
カーニバルのダンサーなども生き生きしていて、
血の通った物語になっていた。
ロレンス神父が謎よね。
即断で眠り薬を出す。
実験台を探していたとしか。
「あらドンナ、ベラドンナ」を思い出しちゃったりして。
【配役等】
振付:ジョン・クランコ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
キャピュレット公:木村和夫
キャピュレット夫人:奈良春夏
ジュリエット:沖香菜子
ティボルト:安村圭太
パリス:大塚卓
乳母:坂井直子
モンタギュー公:中嶋智哉
モンタギュー夫人:二瓶加奈子
ロミオ:柄本弾
マキューシオ:宮川新大
ベンヴォーリオ:樋口祐輝
ヴェローナの大公: 和田康佑
僧ローレンス:ブラウリオ・アルバレス
ロザリンド:政本絵美
ジプシー:伝田陽美、三雲友里加、加藤くるみ
カーニバルのダンサー:
中嶋智哉、涌田美紀、安西くるみ
岡崎隼也、井福俊太郎
指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
~上演時間~
第1幕 16:00 - 16:55
休憩 20分
第2幕 17:15 - 17:45
休憩 20分
第3幕 18:05 - 18:45