きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Arc アーク」

2021年07月03日 | 映画


エンバーミングの発展系技術から不老不死の世界へ。

導入部は説明が足りないのにコンテダンスを織り込み迷走気味。
後半からは面白かった。
開発されたアレは老化を防ぐものだから、
老化由来の病気は防げても、それ以外では死ぬんじゃ?
不死はJARO案件。

それでも、時間は戻せないから、
いつ不老を選ぶのかは難しいだろうな、と。
まわりは拒否するというから自分もそうしたら
取り残されちゃったお爺ちゃんか哀れ。
老化防止は、一旦中止し、また再開とかできるのかなあ。
若すぎるときに老化が止まった麒麟を思い出す。

社会的格差があれば一生続くのかなあ。
それも辛いなあ。
この手の話でよく思い出すのが映画版999のメーテルの言葉。
「永遠の苦しみもくださったわ」

真ん中あたりで面白くなったのは
そこから出てきた役者の演技力によるもの?

入居希望者とかの喋りが素人っぽいわざとらしさで
自然体を狙っているところとか、
未来の場面なのに敢えて昭和の街並みを使うとかが
邦画らしいあざとさで苦手。
「夏への扉」はその辺が無くて見やすかったな。

絵として見せるためには仕方ないんだろうけど、
プラスチック処理の現代ミイラが若い人ばかりなのがねー。
「黒蜥蜴」は趣味で美しい人ばかり選んだんだけど。
ポージングということは、アレを自宅に飾るのかな?


「デイモスの花嫁」で、
不老不死を願ったけど半分しか叶えられず、
老人の姿で不死、という話があったよね。
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