「人生の特等席」

かつての名スカウトは老齢により視力が低下。
今年のドラフトに誰を選ぶのか。
選手の能力を見極めることができるのか。
弁護士の娘とともに視察に行く。


ゆったりすぎるテンポは
早起きの今日には辛かった。

父が娘と別れた理由も納得したし、
娘が父に認識して欲しい気持ちもわかるんだけど、
これほどゆったりのクセに
説明台詞で片付けるところがあって
微妙に納得できない。

娘には弁護士道を邁進して欲しかった。
父と娘でわかりあったあとに
それでも、それぞれの道を進む、
という選択肢は無かったものかなあ。

最終着地点が決まっているとはいえ、
娘が仕事を放って父についていくのがようわからん。
そういうものだとしても、
男社会の競争を勝ち進んできて、
あれほど努力して積んできたキャリアなのに
あっさりを捨てて
「父と共に行く」
「父と同じ道を行く」
という方向に、なぜああも安易に行くのだろう。
お互いを尊重するだけじゃ、ダメなの？
父のコピーとなるのが娘の幸せ、
じゃないと思うんだけどなあ。

そう思うのは、
スカウトは大事ではあるけれど
その先の「育成」部門がダメだと
選手は成長しないのを私はよく知っているからだ。
弱小でお金がないチームのファンだったので
僥倖のように前評判が高い選手をドラフトで指名できても
その後、使い物にならなかったのを何度も見てきた。
スカウトで全ては決まらんのよね。


機械に頼るのよくない！
も、
なんだかいまさらなのになあ。
ブラピの野球映画の方は
頷ける場面がたくさんあったんだけどね。


イーストウッドは役者としても現役。

久しぶりにロバート・パトリックを大画面で見てウハウハ。
ターミネーターより私にとってはドゲット捜査官なのさ！