きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「AI崩壊」

2020年02月01日 | 映画
進化した人工知能に人間が選別される、という、
大昔からのネタをどう料理するかと思ったら、
邦画おきまりの政府陰謀ネタで、
警察もためらいなく銃撃するし、
いやこれだけでテロリスト断定はないだろう、とか、
リアルさがすごく薄かった。

AI自体は全く悪くなく、
悪いことを考えた政府と警察がプログラムを仕込んだだけで
道具はただの道具でした。
決められた計算をただしているだけ。
AI は崩壊していません
タイトルに偽りありすぎ。
AIが自我を持つかと思ったんだけどなー。
スプリガンの終末計画を読み直したくなったよ。

せっかくメカ類が進化しているのに、
なんでこんなにリアルさから遠ざかるんだろう。
話作りより、「機械はわけがわからないから悪、政府も悪」という
昔のおじさんの固定観念がまずあるよなー、が、
わかりすぎてなんだかなー、な気持ちになる。
もしくはこのおじさん思考のお偉いさんに迎合する安易な現場。

現状のマイナンバーを見ても、
政府が機械ですべて管理も無理だし、
医療ソフトがなぜそこまでと思うし、
ダメなときのための手が数種用意されているとか、
なにより、そこになぜ落とす、と
無理すぎなご都合主義がたくさんすぎ。

賀来くんとアリスちゃんの芝居は良かった。
大沢たかお、三浦友和はさすがの存在感。
芦名ちゃん凛々しい。
高嶋兄は必要だった?

余貴美子さん、我らが防衛大臣がついに首相に!って思っちゃいました。
違うよ。
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