きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ガマ王子VSザリガニ魔人」

2008年03月28日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
なんでだかわからないけど、
ずっと「ザリガニ星人」だと思っていました。
なんでー?
スケジュール帳も「ザリガニ星人」。

ある若い男性・浩二の家に初老の男が訪れ
若者の大叔父の昔話を始める。

大叔父の大貫は、心臓発作で義理の姪
(実の甥=若者の父。その妻)の務める病院に運ばれた。
その病院医者も入院患者も、一風変わった人ばかり。
頑固で偏屈な大貫の口癖は
「お前が俺を知っているということだけで腹が立つ」。
そんな彼が、入院している少女・パコと知り合う。
彼女は事故による記憶障害で、
記憶が1日しか保てない。
しかし、大貫が自分の頬に触れたことだけは
覚えているのだった。
パコのために、なにかできないか。
大貫はパコの好きな絵本「ガマ王子VSザリガニ魔人」の
芝居をすることを思いつく。

笑うところもたくさんあったけど、
1幕後半から涙ぽろぽろでした。
声をあげて泣きそうになってしまって大変でしたよ。
吉田さんが演じる大貫の孤独感が
とっても辛く伝わってきて。
それがパコによって、徐々に変わっていく。
その過程に、涙、涙です。

いろんなところで泣いたけど、
パコの母が絵本に書いた文章、
それを聞いて皆が感じたことが
一番泣いたかも。

実は、「いい芝居だったらしい」という漠然とした噂に、
昇太くんとさららんが出る、ってだけで
行っちゃいましたが、
その判断をした自分を誉めてあげたい!
こんないい芝居を見逃さなくて良かったよ。

さららんは、義理の叔父が夫に事業を譲ることを夢見る看護婦。
一族経営の会長の甥の妻という立場で働くのは
セレブの入院患者とコネを作るため。
叔父の前ではおしとやかに、
夫の前では強気の彼女が劇中劇で演じるのは

沼エビ魔女

いやー、素晴らしかったよ、さららん。
映画も頑張ってね。
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