きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン(3回目)」(宝塚月組)

2003年08月02日 | 宝塚(月組)
リカちゃん、
あなたがいなくなったら
どうやって生きていけばいいの
(涙)

なんてことを考えながら見ていました。例えこの先女優になるなどで舞台に立つことがあるとしても、大階段の真ん中で踊ることは無いわけで。ああ、この一瞬を大切にしましょう。いつの間にか来日しなくなり風の噂で引退したらしい、なんてことを聞くバレエ・ダンサーがいることを思えば、サヨナラ公演があって、ちゃんと最後の時を見られるのは、ありがたいことなんだけどね。
 和物は、佐渡おけさのあたりが好き。青天でも掛け声かけまくりのリカちゃんなのだ。シブジュンなのだ。カッコイイのだ。逆に「れんげ草~」は嫌いだ。昔の女にこだわるリカちゃんは好きではないのだ。研1の口上の場面と差し替えになった、コウ・サエ・ユウヒ・さららんの場面は楽しいのう。これはビデオには残らないんだよな。さびしい。
 芝居は、やっぱり、レオ様が苦手。「この手で美を作り出す」とか言ってるのにゴーストライターを使っていることになんの葛藤もない。マリーを死なせたことは後悔しているけど、クリエーターとしてデザインできなくなった自分のことを、どう思っているかわからんのだ。ゴーストライターを使ってでもファッション界のトップにいたいとか、自分より劣るロドルフォのデザインを使わなければ会社を維持できないこととか、その辺の悩みがまったく感じられないんだよね。理想の女性について語ったのは学生時代。だから逆算すると殆どがプロのデザイナー時代はゴーストライターを使っていたわけで。それなのに、クリエーターとして傲慢なのは、どうよ?と思うの。DVDを買うまでの道のりが長くなりそうな作品だわ。
 コウちゃんは充実した舞台でした。今までありがとう。サエちゃんは羽が似合うわね。くらりんとラブラブなので、別にこのまま行っても構わないよ。どうせリカちゃんいないんだし。ユウヒはだいぶ余裕が出てきてますます大人の男の魅力。ほっくんはギャグに走りすぎかな。さららんは歌声が出るようになった。気がする。
 学ランダンスや大階段で、さららんがいいとか、コウちゃんがいいとか、いろいろ聞くのでチェックしなきゃ、と思っていたけど、
リカちゃんしか
目に入らなかったよ
やっぱりね(爆)
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