きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅だち」宝塚星組

2010年12月02日 | 宝塚(星組)

45分の和物ショー。
35分の休憩。
1時間45分の芝居。
指揮はショーも芝居も塩田さん。

塩田さんの指揮は、和物だと
ちょっとテンションが高すぎ。
しっとりとした情緒がもっと欲しい。
けど、塩田さんをしてもまったり感は拭えず。
全体的に盛り上がりポイントがない単調なショー。
忍者も無言だと寂しい。
松本先生は2場面に登場だけど
前半は童子なので華やかさはない。

レオン君は重心が高い。
肩で踊っているぐらいなカンジ。
ねねちゃんは首筋が色っぽかった。
他の人はあんまり区別がつかなかったなー。
立ち位置で判断するぐらいで
目に入ってくる人は特にいなかった。

芝居は、大ヒット映画をミュージカル化。
男の世界をどう描くかと思ったら、
サクサクしたわかりやすい展開だった。
ただ、映画を見ていると
「水中脱出訓練」の酷さがわかるけど
見てない人は想像つくのかなあ。

ダーイシらしい、元作品への愛は溢れていた。
でも、それを何回も見るのは厳しいかなあ。

レオン君は男らしさが増していた。
やさぐれ振りも俺様振りもいいよ。
ショーでちょっとモヤモヤした気持ちがすっきり晴れた。

テルの軍曹が予想以上に良かった。
叩き上げ系ではなく、負傷により前線から退いた教官。
ドSっぷりは清々しいぐらいなんだけど、
ただの意地悪ではなく、
生徒への愛情もちゃんと感じる。
適さない者を切り捨てていくのも
やらなければいけない仕事なんだよね。
「すぐに死なない兵士を育てる」、
その信念はちゃんと伝わってきた。
これを2番手に宛てたダーイシはえらい。
(ここだけは褒めておく)

ベニーは途中で「アレ」するシド。
兄の身代わりの辛さとか
自分の道を歩もうとする姿勢とかは
上手く表現できている。

ねねちゃんのポーラは、
身を引こうとする姿が健気だった。
ポーラはハッピーエンドで
れみちゃんのリネットは、、、は、
ちょっとリアル過ぎなような、、、。
見ていてちょっとつらかった。
シーガーのみのりちゃんは有望株なのかな。

芝居の後のショー部分。
幕開けのレオン君は、
それはそれはかっこよくて
この一瞬だけに金を払っても良いと思った。
テルも堂々とした2番手振り。
センターでキラキラの衣装が良く似合う。
歌も気にならなくなった。
私の中では「印象が薄い人」とか
「出オチ」(出てきた瞬間はカッコイイけど
その後はイマイチ)のイメージだったけど
それがかなり払拭されました。

すずみんは美味しすぎな気も。
ともみん、みやるりが成長したな。

ねねちゃん、まりもを見慣れた後だと
スカート捌きがちょっと厳しい。
ちえねねのビジュアルのバランスは良いんだけど。


私が見た回は、2階A席エリアに
高校生(たぶん)の団体が入っていた。
「清く正しく美しく」の
「華やかな舞台」を見に来たんだろうけど
芝居は下ネタ多いし。
妊娠話を罠に結婚をせまる女はいるし。
女性はヒロインを含めてビッチだし。
パレードのの羽は無いし。
先生方は「失敗した!」と思ったかも。
学生さんには前回公演の方が良いのになー。
演目じゃなくて日時優先で仕方がないんだろうけど。


公演デザート
「愛と青春の旅だち」
国旗をイメージした3色のデザートです。
赤:グレープゼリー
青:クールゼリー
白:ヨーグルトゼリー
かくも青空に飛行機が飛び立つかの如く。

飛行機は前回と同じく目玉焼きの白身の端っこみたいなカンジ。
クールゼリーは、それほど青くない。


ロビーのクリスマスツリー
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「宇宙戦艦ヤマト(SPACE BAT... | トップ | 「追憶」(午前十時の映画祭) »

コメントを投稿