きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「宇宙戦艦ヤマト(SPACE BATTLESHIP ヤマト)」(実写版)

2010年12月01日 | 映画
TOHOのポイントが溜まったので
週末に無料で観ようかとも思いましたが、
やっぱりオタクの端くれとしては初日に観るべきだろう!
と考え、行ってきましたよ。
銀座の日劇は、役者ファンよりアニメ版ファンが多かったと思います。
年齢もお高め。

映画が始まって。
ああ、私は予告に騙されたよ!と思いました。
予告では、リブ・タイラーのお父さんが作った曲が
ガンガン流れていたじゃないですか。
だから、あの曲がメインなのかなー、と思ってたんですよ。
しかし!
始まってすぐに
「無限に広がる大宇宙」のナレーションが入り
音楽は例のスキャットでした。
ここで涙腺決壊!
やられたよ!
アニメ版ファンは、ここでガッツリ心を奪われたことでしょう。
ここ以外にも、あの主題歌のアレンジがそこかしこに入ってました。

実写版、と聞いて、いろいろ不安はありましたが
かなり良くまとまっていたと思います。
最初のTV版とさらヤマをくっつけたカンジ。
(プラス、ほんのり完結編)
このエピソードを拾ったかー!とか
ここでこのネタを使うかーー!とか
とにかく感服。
山本明の敬礼が見られるとはなー。
(さすがに腕は、はみ出さない)

アニメの実写版と言えば・・・・
「キャシャーン」は超駄作、
「ヤッターマン」は無駄に入るギャグが理解不能、
「キューティー・ハニー」は映画としては悪くなかったけど、
庵野氏が思うハニーの魅力(可愛い女の子)と
私が子供の頃に憧れた要素(大人のカッコイイ女性)に
隔たりがあるのを感じた。
(「デビルマン」は見ていません)
でも、この「ヤマト」は、
私が子供の頃「良い」と思った部分が
そのまま実写化されていました。

佐渡先生や相原や太田が女性になったのは
画面的な賑やかしが一番の理由だと思うけど
いまの時代には却って自然だった。
女性だって、戦艦に乗れるんだよね。
女性が入れる世界になったのは、女性ファンとして嬉しい。
同じく、森雪がパイロットなのは
観る前は「なんでー」と思ったけど
「紅一点」の役割を解除されたのは案外良かったかも。
男性グループから一歩下がった存在より、イイよ。
黒木メイサはガテン系美女で作品に合っていた。
沢尻さんが看護婦で出てくるよりは、こっちがいいな。

古代くん達が30代なのも違和感がなかった。
私が小学生の頃思った「18歳」は
これくらい大人のイメージだもんね。
リアルで20歳前の役者が演じたら
イメージが崩れるなんてもんじゃ無いだろうなー。
(だから島さんが子持ちなのもOKだ!)

沖田艦長の山崎努が良かったなー。
徳川機関長の西田敏行も、まんま、だった。
真田の柳葉敏郎は、リキ入れたなあー。
声も青野さんみたいだった。
眉毛も薄かった。

デスラーは、、、
さすがに初日にネタバレはどうかと思うので
詳しくは書かないけど、
彼に該当する存在は出てきます。
声は伊武さんです。
スターシャも同様に。
声は二代目の上田みゆきさん。
アナライザーも出てきます。
ナレーションはささきいさおさんです。

でー。
主演の人ですがー。
彼が主演なので制作資金が豊かになったと思えばー。
いろんなところに目をつぶらなくては、と思いますのでー。
どちらかといえば、演技より、
顔が大きいのが気になった。
あの大きさであの髪型はどうなのか。


まあ、なんだ。
ミーくんは仔猫じゃないんだな

そいでもって。
将来、この作品のファンが本当に宇宙戦艦を作る日が来るかもしれませんが。
その時は。
第三艦橋を
作るのは止めましょう

ね。

結論から言うとー。
「復活篇」より「ヤマト」だったよ。
アニメのリアルファン世代なら見るべき。
「復活篇」を見たときは実写版は見ない、とか言ってたんだけどねー)
しかし、若い人や役者ファンが見て楽しいかどうかは、わからんです。


「コスモクリーナーD」の名称は
オ●ム事件を思い出させるからダメだったのかなあ。


故西崎さんと松本先生が
「どちらがヤマトの作者であるか」と争っていたけど
私のヤマトは「西崎版」だなあ。
古代守はハーロックじゃないよなあ。


ついでなのでー。
むかし部屋に貼っていたポスター。
リフォームしたとき全部捨てちゃったけどね。
 

 

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