きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「YEBISU亭『犯罪の女』」たい平/喬太郎/花緑

2003年03月03日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 本日は桃の節句が公演日ということで女性がテーマ。普段は私服での前振りが、今回は花緑&喬太郎がお内裏様&お姫様にコスプレしての前振りでした。花緑が喬太郎の袴をめくり、喬太郎が「菊姫には負けないわ!」と叫んでいました。

「紙入れ」林家たい平
ネタおろしのためなかなかマクラから本題に入れないたい平君でした。得意先の旦那が家を空けている隙に、その女房に呼び出されお床入りって時に旦那が帰って来たので慌てて逃げ出す間男。しかし紙入れを枕元に落としたことに気づき、なんとか回収しようと戻るのだが・・・。化かし合いの緊張感が良かったです。

「諜報員メアリー」柳家喬太郎
ロブスター売りを介して日本人の好きなエビの価格を操作し、日本経済を影から操ろうと画策する諜報員メアリーの陰謀。オチは強引な力業でした。さすが、喬ちゃん!でも、ロブスターってエビというよりザリガニだったような・・・。

「TKKの今夜も踊ろう」
ゲストはフジTVアナウンサーの山中さん。山中さんは以前朝の番組を持っていた時、その裏番のTBSの落語を録画していたほどの落語ファン。美味しい饅頭を頂いたので「お茶を入れて」の意味で「饅頭が怖いから早く」ってなことを新人アナウンサーに言っても通じなかったとか。「饅怖知らないの」と言ったら「セクハラ!」と言われたとか。お題の「犯罪の女」については、ロス疑惑の時、三浦氏と共に一時期イギリスで一緒に暮らしていた彼の愛人が印象深いようでした。

「じゃじゃ馬ならし」柳家花緑
シェイクスピアの落語化。話の運びも人物描写もうまいけど、やっぱ女性が聞いて楽しいもんではないね。「おさよ」でも思ったけど、落語に翻案するのはいいけどオチが弱い気がする。

ということで、林家が古典、柳家が新作という珍しい会でした。
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