きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖」沖&宮川/東京バレエ団

2024年04月26日 | バレエ・ダンス




1&2幕、私の体調のせいか、
直近で見たのが渾身の気迫の水香ちゃんだったせいか、
沖さんは美しいけど、いまいちピリッとした緊張感に欠ける。
若手枠ならこれでいいんだろうけど、
水香ちゃんがゲストになった今は
白鳥の看板は沖さんが担うのだよね。
そういった意味での気概がもっと欲しいかなあ。
話を紡ぐ力が弱い。

宮川さんは、王子のキャラじゃないよなあ、は、ただの先入観で、
舞台で動く姿を見れば紛れもなく王子。
憂いは薄いけど気品があり、佇むだけでも隙はない。

パ・ド・カトルはやはり秋山さんが抜きん出て良い。

白鳥の群舞はとても美しい。
3羽、4羽もそろぞれのカラーが上手く出て、まとまっている。

3幕!
楽しい!
盛り上がる!
2幕でバランスを崩しかけてた沖さんも
オディールで本領発揮!
見得も決めもドドーンとババーンと迫力がある!
32回転はやや不足だったけど盛り上がりは維持。

弾くん、悪役芝居を楽しんでる〜。

手下の入れ替わりもスムーズ。
伝田さんがカッコいい。
秋山さんは可憐なのに悪魔。
ひゃー、素敵。
マズルカは政本さんと安村さんのペアで俺特。

母親たちがOGなのが良いね。
矢島さんの娘が三雲さんかな?

宮川さんの王子もきっちりした踊り。
道化達も賑やか!

4幕、ストーリーがはっきりしているためか、
私の身体が慣れたのか、
沖さんはオデットで話を動かしていた。

悪魔は装置だけど、
宮川王子なら勝てるのが納得。

ブルメイステル版の4幕は短い。
物足りないときもあるけど、
疲れている時はありがたい。


◆主な配役◆
オデット/オディール:沖香菜子
ジークフリート王子:宮川新大
ロットバルト:柄本 弾

【第1幕】  
道化:池本祥真
王妃:奈良春夏
侍従長:芹澤 創
パ・ド・カトル:秋山 瑛、足立真里亜、樋口祐輝、加古貴也
アダージオ:金子仁美

【第2幕/第4幕】
四羽の白鳥: 金子仁美、涌田美紀、足立真里亜、安西くるみ
三羽の白鳥:三雲友里加、加藤くるみ、長谷川琴音
【第3幕】
花嫁候補:三雲友里加、長谷川琴音、長岡佑奈、富田紗永
四人の道化:井福俊太郎、海田一成、山仁 尚、小泉陽大
スペイン(ソリスト): 伝田陽美
スペイン: 加古貴也、中嶋智哉、芹澤 創、高橋隼世
ナポリ(ソリスト): 秋山 瑛
チャルダッシュ(ソリスト): 加藤くるみ、髙浦由美子、樋口祐輝、後藤健太朗
マズルカ(ソリスト): 政本絵美、安村圭太

指揮: アントン・グリシャニン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団OB・OG、東京バレエ学校

  ~上演時間~
第1幕・第2幕 18:30 - 19:50
休憩 20分
第3幕 20:10 - 20:50
休憩 15分
第4幕 21:05 - 21:30
コメント
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