星組ディミトリ、ラノベってかんじ。
ディミトリの波乱の生涯が劇的ではあるんだけど、
うーん、ドラマとしての深みが
私には物足りないかな。
わかりやすいし、華やかだし、
生田先生にしてはオチまでちゃんと描いているし、
悪いところはないんだけどね。
ジャラルッディーンがチンギスハンぐらいの悪だと思っていたんだけど、
全然そんなことなく、なんというか、
スートリー的には都合の良い、
ものわかりが良すぎて、拍子抜け。
ディミトリとの間にフラグ、と思う方が、むしろ納得。
アヴァクの懸念はよくわかる。
舞台装置は良いけど、役が少ないし
出番も偏り過ぎかなあ。
ジャガビー、噂どおり超サイトーだった。
こっちゃんの開幕挨拶「たいっへん長らくお待たせしましたっ!」から
すでにサイトーワールド。
板にたくさんの人数を乗せ、
総踊りじゃないぶんゴチャゴチャしてるし、
スパンコール多様の衣装ばかりで目がチカチカするんだけど、、、
芝居が、宝塚の番手を気にしない配役だったので、
生徒がピンで目立つ場面が沢山あって、
そうだよ、これが見たかったんだよ!と思いました。
あかぴーをピンで銀橋を渡らせたサイトーを褒め称えたい。
小桜ほのかちゃんの出番も多いし、
オレキザキのソロ歌もあるし、
娘役もちゃんと使ってくれてるし。
役が少ない芝居を補完するようなショーだ。
ありちゃんも、回転させときゃいい、
じゃなくて、
きっちり踊らせているし。
いいぞ、サイトー、よくやった!ってかんじ。
キラキラ、そして悲恋の世界を作り上げたあとの上演で、
生田くんの苦労台無し感はあるけど、
とにかく楽しかった!
せおっちが後半で来ていた緑と紫の半身づつの衣装って
「L.R」でリカちゃんが着ていたよね。
03年の衣装をいまだに着回せるのが凄いよね。
緑紫半身のリカちゃん衣装、前に見たのはのぞこんかなあ。
パレード、せおありが同じ衣装に見えて、
左脚だっけ、せおっちには模様が入っていて、
遠目だと骨に見えるのがツボ。
幕が閉まったあとにこっちゃんの「See You Again」の映像が出て笑っちゃったけど、
その後の挨拶音声で拍手できたので、良かったな。
終演後は小林一三先生生誕150周年の特別カテコ。
団歌と「すみれの花咲く頃」の全員歌唱でした。
噂でしか知らない「逸翁讃歌」でないのは残念だけど、
この2曲なら練習の時間はあんまり必要ではないから
生徒の負担にならなくて良いかな。
清らかで美しい歌声に感動しました。
劇場入り口の門松。
ホワイエのお花。
良い気分で帰宅したら、
翌日からの休演の案内が・・・