きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ミス・ワイフ」

2016年09月03日 | 映画
スケジュール的に「午前十時の映画際」を新宿で見ることになり、
せっかく電車賃をかけて来たんだから
新宿単館上映的作品を見るかと思い
時間が合ったこの作品を選びました。
コメディらしいという情報しか入れずに行ったけど
結果的には大正解でした。

天国(への中継所)のデータ操作ミスで
死ぬはずでなかった弁護士が
なんやかんやで一か月だけ別の人生をおくることになる。


軽いお話だと思ったのに、
随所に泣きポイントがあり、まいった。
狙いどおりに思い合う家族に泣き続け。

特に「担当者」の正体に滂沱。
そうか、そうだったのか!
(本人、ではなく、ビジュアル借りだと思います)

邦画やハリウッド作品なら
もっと単純なラストになっただろうな。
それなりにシビアに、でも希望を感じさせるラストが
とても良かった。


独身女性が辣腕弁護士であることに対し
「女のクセに」「だから独身なんだ」という人はいないし、
専業主婦も気楽な面も描きつつ内職や家計のやり繰りなどしっかり描き、
どちらの女性の選択肢も卑下していない。
中華映画も普通に女性管理職が出てきて部下の男性はイエスマムと従うよね。
日本の映画やドラマで若めの女性が現場に出ると
「女になにがわかる!」と反発する男性がいて、のちに仲良くなる、
という黄金パターンがあるけど、
それはドラマ作成技法が40年前で止まっている男性の発想なのか、
あるいは働く女性が「お嬢ちゃん」と呼ばれたい願望を反映してているのか。

専業主婦の描かれ方も、暇で、気楽で、亭主の金で遊んで、になりがちだよね。
これも男性視点なのか、専業主婦ではない女性視点なのか。
謎だわ。

なんてことも、ちょっぴり思いました。


私は出演者はよくわからなかったけど、
場内の8割以上は主演俳優さんのファンみたい?
眉毛がなんとかとか、ピンポイントな話に大反応。
でもハンサムで誠実そうな雰囲気で
ファンが多いのも納得でした。
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「ゲッタウェイ」(午前十時の映画祭7)

2016年09月03日 | 映画


出所と引換に銀行強盗を引き受けた男。
だが計画通りに行かず妻と共に逃亡するが、、、。


話のテンポが好みでなく
前半で脱落しそうになったけど、
夫婦間の駆け引きになってからは俄然面白くなった!
二人が愛を取り戻す話なのね。

こうしてメキシコは犯罪者の吹き溜まりになるのか。
犯罪者が逃げ切るのはアメリカ映画によくあるけど、
それをハッピーエンドとする感覚はよくわからんわ。

黒猫ちゃんや、
動物病院にお泊りの子たちはどうなったのかなあ。

アメリカはあんな銃が簡単に買えるんだなあ。
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