きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「鳥獣戯画展」

2015年05月05日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


思い切って行ってきました。

会場外の待機列は無しで、
中に入ってから甲巻110分待ち。
閉館時間(18時)までに並べばOKとのことで、
先にいろいろ見て来ました。
インドの仏を見た後だと、やっぱり日本人の顔だなあと思う仏像各種。

子犬ちゃん、鹿ちゃん、明恵上人像(の栗鼠)、
美しい厨子なども拝んできました。

善妙の話は弟橘媛を思い出した。

お目当ての鳥獣戯画は1メートルあるかないかぐらい?
後期の方が良い場面かも。
でも大満足!!


前売券おまけの豆本
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「オンディーヌ」

2015年05月05日 | 劇団四季


純粋な精霊と穢れた人間の話だと思うんだけど、
キャストのバランスで、
純朴な青年を誑かす妖怪の話に思える。
自信たっぷりなオンディーヌに軽くむかつく。
その自信はどこから?
様式美なのはわかるけど。

正直な妖精さんは遠くから眺めるとほのぼのだけど、
近くにいたら面倒かもね。
人間が裏切るという話なんだろうけど、
「あれは自業自得だな」と同情できない流れはどうなんか。
演出家には純真な女の子に見えるんだろうけど、
一般女性はベルタ推しだよね。

オンディーヌがハンスのためを思って身を引いたけど叶わず。
悲しい恋の物語、と泣くべきなんだろうけど、
そもそもは婚約者がいる男を横取りしたのが妖精さんだし、
手に入らない方の女を追いかけちゃう男だし、
と思えてきちゃってねえ。
ラ・シルフィードも妖精の横恋慕だけど、
ここまで自業自得感が無いのはポアントで踊り、
「人間では無い部分」が視覚化されているからなのかなあ。
野村さんだとどうしても
「可憐な妖精という設定です」が先に見えちゃうんだな。
ここがクリアされれば話の印象がだいぶ違うのかな。
私はダメだった。

「トロイ戦争」のときも野村さんは絶世の美女ヘレンで、
皆が彼女の美しさを褒め讃えているのが違和感で、
パリスのべっちに「逃げて~」と思ったけど、
メインは違うカップルだったので物話には入り込めた。
今回はなあ。まあ、主演の個性が強いということかね。

中村さんは「移ろう情熱は若さゆえ」が納得できる青年。
熱い恋情はひとつところには留まらないのさ。
坂本さんは貞淑な美女。
彼女の声は四季独特の発声法であっても
しっとりとした情感が込められ、聞いていて心地よい。
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「ニュー・シネマ・パラダイス」(第三回 新・午前十時の映画祭)

2015年05月05日 | 映画
映画への愛がぎっしり詰まった作品。
小学校を出ていなくても
映画を100回見て覚えた台詞はウィットに富んでいる。
そんな映写技師の、彼自身の言葉は重く、
帰って来られなかったトトの気持ちが良くわかる。

トトが帰郷して見たのは映画館の常連。
みんな映画と、映画館と共に生きて来たんだな。
リアルでも映画館閉館ラッシュなので余計に泣ける。

それにしてもエレナが美しい!

私が前に見たのはこちらなのか長い方なのか。
わからんわ。
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